2001年 日本作品 124分 東宝配給
STAFF
監督:中江功
原作:江國香織 辻仁成
CAST
竹野内豊 ケリー・チャン ユースケ・サンタマリア 篠原涼子 マイケル・ウォン 椎名桔平
一番好きな邦画を挙げろと言われたらコレかも?
当時映画館で観た時は、ただただ幻想的とも言える異国の雰囲気と主演二人の醸し出すオーラに憧れて、
「あたしも将来こんな恋愛したーい」なんて夢見る純粋無垢な少女でした
(ホントか?)
原作の江國香織と辻仁成の2バージョンも映画観た後すぐに買って読んだなぁ。
でもそれなりに色々恋愛を経験して、大人の女性になった今ですね(書いてて恥ずかしくなってきたゾ。)、無性にまた原作を読みたくなって読み返し、そしたら映画もまた観たくなってしまったのです。
ちなみに原作の印象は純粋無垢な少女(もういいって?)の頃とは全然違って感じました。
前は辻さんのBluはそれなりに楽しめたものの、江國さんのRossoはつまらないなぁって思ってた。
「優しくてお金持ちで何でも与えてくれるパーフェクトなマーヴがいるのに、あおいは何で満たされないの?主人公は本を読んでるかお風呂に入ってるかで、単調な小説だなぁ。」なんて思ってた。
でも先日読み返してみたら、複雑な女性の心境が絶妙な言葉で綴られてて、何度も「うんうん」とうなってました。
それで、映画の印象も変わったかというと、やっぱりすごく変わった。
異国の雰囲気とエンヤの楽曲、そして主演二人のオーラも加わって、「キレイな映画だな」という印象は変わらない。
でも内容が以前思ってたよりもずっと深い。
偶然が連続するドラマ的展開だと思ってたけど、想い続けてればそれは必然だったんだなって思った。
そして10年想い続けることが、どれだけ強い想いなのかも今なら何となくだけど理解出来る。
んまぁ、内容ばかりを褒めてしまったけど、やっぱりイタリアの風景が助けになってるのは確かだけどね
さすが観光地ばかりではなく、現地の人が普段生活の中で行くようなとこばかりを選んでロケをしたと言うだけあって、異国の国なのに生活観があって親近感が沸いた。
そういえば、また江國さんと辻さんで、それぞれ女性と男性の目線から描いた小説が出たとか。
また読も~~っと
今回長っ
2回目鑑賞:冷静と情熱のあいだ
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