pure's movie review

鑑賞した映画の感想です。

卒業

2008-07-26 18:26:47 | アメリカ映画(さ行)



1967年 アメリカ作品 107分 UA配給
原題:THE GRADUATE
STAFF
監督:マイク・ニコルズ
脚本:バック・ヘンリー カルダー・ウィリンガム
CAST
ダスティン・ホフマン キャサリン・ロス アン・バンクロフト マーレイ・ハミルトン


とても有名な作品だよね。でも感情移入は出来ない作品だ。。。
自分の母親と関係を持った男なんて、何をされてもなびかないだろーー!とは、織田裕二主演のドラマ「冗談じゃない!」でも思ったこと。
しかもこの作品の二人は一度しかデートをしてない仲ですよ!?
しかもしかも、そのデートの前半はストリップバー(?)に行って微妙な空気になってしまったんだよ!?うーん。分からん。横で一緒に観ていたお母さんは当時映画館で観たようで懐かしがって「当時にしちゃ花嫁をかっさらうなんて斬新なアイディアだったんだよ!」なんて言ってたけど。今はそんな斬新でもないしねぇ
むしろ、女性のほうが気になっている男性の結婚式に乗り込む「クリスティーナの好きなコト」なんて映画もあるからねぇ。(笑)ダスティン・ホフマンのネチネチぶりに腹が立ち、かの有名なサイモン&ガーファンクルの「サウンド・オブ・サイレンス」の歌声も「ねちっこい!!」なんて思ってしまいました。(苦笑)古き良き名作なんだろうけどねぇ

若かりし青臭いダスティン・ホフマンが見れたのは嬉しかった!というか、なんか照れくさかった。
だってさ、「マゴリアムおじさん」が将来について悩み、年上の女性の誘惑に負けて抜け出せなくて、好きな人が出来てまた悩んで、、なんていう青年になってるんだもん。(笑)
あたしから見れば、ダスティン・ホフマンって絶大な信頼がある俳優。彼が出てくれば話に重みが増すというか、彼が出てる映画ならば面白いんだろう!と思えるくらいネーム・バリューのある俳優さん。だから、「あはは、これがあのダスティン・ホフマンかぁ!」なんて嬉しいやら恥ずかしいやらでした(*´σー`)

これからも古い映画観ていきたいなぁとは思います。


改訂新版 死ぬまでに観たい映画1001本 対象作品
(スティーヴン・ジェイ・シュナイダー著/ネコ パブリッシング)



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4 コメント

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こんいちわ! (ヒッチ)
2008-08-05 13:00:00
ヒッチでございます!
あのラスト、うちの親も昔を思い出したようで騒いでいました。
お父さん、お母さん世代にとって思い出深い作品なんでしょうね。
花嫁強奪はこの作品よりも前、1934年の『或る夜の出来事』が最初なのではないでしょうか。本来、花嫁をかっさらっていくというのは、自分に正直であることが幸せへの近道とされていて、まさにハッピーエンドの王道だったんですね。
しかし、しかし、同じ花嫁強奪でも、この『卒業』では決してハッピーエンドではない。そこに斬新さがあったし、当時の(ニュー・シネマなどの影響もあり)若者に人気をはくしたわけですね。
わたくしなんかは、観ていてどうしようもない若者の衝動と虚しさを感じさせられました。
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コメントありがとうございます! (pure)
2008-08-06 00:47:59
>ヒッチさん
お久しぶりです♪
ヒッチさんすごい!13時00分00秒ジャストでコメントしていただいたんですね!(笑)

或る夜の出来事はまだ未見ですが、卒業よりも前に花嫁強奪の映画があったんですね!今度観てみたいなぁと思います!

確かにこの卒業はハッピーエンドとは言えませんよね。
「あ~あ、やっちゃったねぇ。これからどうするの~?」
なんてニヤニヤしながら観ちゃいました。これって意地悪な見方ですかね~?(゜∀゜)ニヤニヤ。
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お久しぶりです! (ヒッチ)
2008-08-06 21:02:11
あらま!こんなところで奇跡が。
まったくの偶然です!!なんか感動ですね。どうせなら12時ピッタシにしたかったなぁ。

『或る夜の出来事』はハッピーエンドの極みですね。映画史に残る素晴らしい作品ですよ!

かなり意地悪ですね~(笑)そういった見方もあるなんて気づきませんでした(笑)
でも、あれで満面の笑みでハッピーエンドだったら、致命的だったと思います。奴らはどうしようもない若造ですからね。観客もどこかで破滅を望んでいるのかも。
なので、あのラストに「ざまあみろ!」と思っても、それもあの作品の良さのように感じました。
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或る夜の出来事 (pure)
2008-08-07 14:14:07
>ヒッチさん

ぜひ観てみますね!
ヒッチさんは私が全く無知の分野の古典映画を沢山紹介してくださるので嬉しいです

やっぱり意地悪ですかね~?(笑)でもホント、もし「幸せ一杯です」なんていうラストだったら、「世の中そんなに甘くないぞー!」と反発心湧いちゃいます。ああいう表情でのエンディングだったからこそ、心に残る名作なんでしょうね★
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