かつてのひまな野球人の記

野球が好きだった医者が書きたいことを書き散らすブログ。今は保健センター教員をしつつ神経内科医と研究者もやっています。

鑑別診断を考えること

2010年05月26日 19時31分19秒 | 医者仕事
これこそ内科医の真骨頂。とはいえ、医者の未熟さがわかってしまうのもまたこれである。
今日は久しぶりに入院患者が入ってきて、いくつかの情報をもとに考えることになった。そのあとでまたいくつか検査の結果が返ってきて、それでまた診断を絞り込む。
基本中の基本なのだが、これが難しい。
というのは、一つは候補の数の問題。要するに、新しい病気を生み出さない限り診断に至るには知っていなければならない。ということで、さらに勉強をしなければいけないという結論に至る。いや、むしろ知らないことは医者にとって罪である。
というわけで、幾分かの罪悪感を持ちつつ日常の診療にいるわけである。

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。