かつてのひまな野球人の記

野球が好きだった医者が書きたいことを書き散らすブログ。今は保健センター教員をしつつ神経内科医と研究者もやっています。

大荒れの中で

2011年09月21日 23時22分08秒 | 医者仕事
今日は朝から何だか不穏な気配。台風が来るということだが、下手をするとここら辺でも直撃しかねない動きのようであった。
今日は普通に研究室にいる日であるから、私の仕事はもっぱら顕微鏡を見てレポートを書くことになるのだが、それ以上に昨日の話が残っていた。私としてはまずそちらを片づけたいところであった。ところが、意に反して外からサンプルが届いてしまったこともあって、なかなかそれだけをやっているというわけにもいかなかった。
初めてきちんと筋生検の標本を凍結して薄切し、さらにHE染色までやった。最初のところで筋繊維がきちんと垂直になっていないと評価できる標本ができないため、実際に顕微鏡で見てみるまでは何ともいえないドキドキした感じがした。いざ顕微鏡で見てみると、さいわいしっかりとした横断面が見えていて、十分に評価できる代物ができあがった。
その後電子顕微鏡をいじったりしていたのだが、外は土砂降りになっていて電車も止まるという話もあったので早々に引きあげることとした。
外に出ると時折凄まじい風が吹き、家を目前にしてとうとう私の傘は力尽きてしまった。骨が完全に折れてしまっていてはもはやどうにもならない。吹き荒れる風に進路を遮られることもあったが、何とか家に駆け込んだときには前面はびしょ濡れになっていたのだった。

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