かつてのひまな野球人の記

野球が好きだった医者が書きたいことを書き散らすブログ。今は保健センター教員をしつつ神経内科医と研究者もやっています。

針を刺すポイント

2010年05月24日 22時07分25秒 | 医者仕事
月曜日は採血が集中する関係上、我々にも採血が回ってくることが多い。それだけでなく、採れなかったから採ってくれといわれて採血をしに行くこともある。かれこれ1年ほど場数を踏んできたわけだが、最初に刺してうまく穿刺ができなかったときにその後の修正は以前よりも確かに上手くなったと思う。場所選びとリラックスしたムードとももちろん大切で、場所を選ぶというのは基本中の基本。必要なら印を付ければいいし、触った後で消毒をすればいいだけのこと。刺す前にはいかに時間をかけても一発で決めればいいというのは目を通した何冊かの本に書いてあったことである。
さて、頼まれるということは駆血したら太い血管が浮き出てきて難なく採れる・・・といったはずがなく、いきおいこちらも慎重にならざるを得ない。
時間にすればあっという間のことだが、一つ済ませるだけでもかなり疲れる採血もあるということである。そして、成功した後に私は複雑な思いがするのである。

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