かつてのひまな野球人の記

野球が好きだった医者が書きたいことを書き散らすブログ。今は保健センター教員をしつつ神経内科医と研究者もやっています。

少し前を思い出す間隔

2011年11月01日 23時20分21秒 | 医者仕事
今日から月が変わる。それにともない研修医も交代で、よりによってカンファからという始まりになってしまった。今日に関しては新患も週間もどちらも私がやることになっていたのでそれほど心配はなかったが、聞いてみるとあまり内科はやっていないとのことでいろいろと実務的にも不安が残る様子。これから1週間でとりあえずの仕事はできるようにしておいてもらわなければならないので、最初は色々と教えなければならないようである。
カンファが終わり、回診もいつも通りに始まった。そのさなかに今日は脊髄腔の造影をやることになっていたので、途中で下に降りてやることになった。透視があるといつもの腰椎穿刺と違って万一の時には確認ができるので、何だか安心感があった。病棟でやるのとは少し勝手が違ったが、幸い一発で針はクモ膜下腔に入った。あとは造影剤を注入するわけだが、静脈注射と違って圧がかかっているので注入には少し力が要った。もちろん、針が動いてはならないのでそれにも気を使った。ただ、ミエログラフィーの後のCTは造影剤が濃かったようで夕方に撮り直したが、それでも濃く翌日撮り直すことになった。
今日は短い間隔でPHSが鳴るので、研修医の頃を少し思い出してしまった。

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