一戸建ての内覧会は、多くの戸数があるマンションとは異なって、売主から口頭で、「引渡しも近くなって来たので、〇月〇日、内覧会を行いたいのですが、ご都合は?」こんな感じで聞かれる場合が多いと思います。こういう場合、遅くても引渡しの日の1週間前には、内覧会を実施すべきと思います。
内覧会をすれば、必ず不具合が出ます。そして、その不具合の補修期間と、補修の確認が必要となります。一般的な不具合は、1週間あれば補修できます。例えば、「1月31日が引渡しですね、それでは、1月28日に内覧会をしましょうか?」こういうのは避けるべきです。1月31日に引き渡しであれば、遅くても1月23日、理想的には2週間前の1月14日頃に内覧会を実施すべきです。
数千万円の財産を購入するわけです。自分達だけでなく、次の世代にも引き継いでいく大事な資産の引渡しです。内覧会の前に、ちらし、売買契約、平面図や仕様書などの契約図書類に、再度良く目を通して、実際に建っているマイホームが、それらの条件に遵守しているかを確かめなくてはなりません。悔いを残さないためにも、内覧会までの準備期間、そして内覧会の後の引渡しまでの期間も充分に取っておいた方が安心です。(11)
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