マンション・一戸建ての内覧会同行 既存住宅状況調査 株)みらい環境設計へ 品質向上と安心を。

内覧会には丸一日同行して、徹底的に検査し、売主と直接交渉致します。既存住宅状況調査もお引き受け致します。

玄関ドアは、早くもなく遅くもなく・・・

2024年07月29日 15時17分49秒 | 玄関/廊下

写真は、マンションの玄関ドアに付いているクローザーを撮りました。このクローザーのお陰で、ドアを適度な速さで開け閉めすることができます。このクローザーの横面の矢印部分をご覧下さい。上下にネジが2箇所付いていて、ドアの閉まる速さを調整するものです。ドアは、最初は早く閉まって、閉まる直前に遅くなります。早く閉まる段階を1、最後に遅くなる段階を2とします。このドアは2段階で閉まるので、ネジが2個付いています。ドアによっては、3段階で閉まるものもあります。その場合は、速さの調整ネジが3個付きます。
内覧会に行きましたら、この玄関ドアの閉まる早さもチェックして下さい。チェックする場合、まず、風の影響があるので、部屋の中の窓は、全部閉めます。そして、玄関ドアをいっぱいに開いて、そこで離して、ドアの閉まる速さを確認します。一般には、1は早すぎず、遅すぎず、そして、2の段階で少しブレーキがかかり、ガチャではなく、カチャとラッチ(鍵の部分)がストライク(受けの部分)に収まれば良いでしょう。
ガチャと忙しく閉まるより、ホテルのドア並みにカチャリと閉まる方がドアの格調も高まるように感じます。また、小さいお子さんがいる場合には、子供が指でも挟んで怪我をしないように、閉まる速さをより遅くしてもらうのが良いでしょう。ドアの速さの調整は自分ですることも出来ますが、ものすごく、微妙な調整となりますので、内覧会の時に、なるべくプロにお願いする方が良いと思います。(78)


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玄関ドア、我が家の顔です!

2024年05月27日 10時00分35秒 | 玄関/廊下

写真は、マンションの内覧会の時のもので、玄関ドアの外側に凹みが見られます。この凹みは、何かをぶつけてしまって出来たものです。このように玄関ドアにキズが入ってしまっていることは稀にあります。内覧会では、玄関ドアの正面、裏面、側面を良く見て、キズ、凹み、ゆがみ、そり、などがないか?チェックしてみましょう。特に、玄関ドアの裏側は暗いので、いっぱいに開けて太陽の光で見るか、懐中電灯で見て下さい。
次に、ドアを支えている蝶番がしっかりと固定されているか?何回か開け閉めをして開閉の速さ、滑らかさは?問題なくスムーズに動くかどうかを確認下さい。そして、最後に、ドアの表面をやさしく手の平でたたいて面材がきちんと取り付けられているか?なども確認します。
どの程度のキズや凹みであれば、補修するかは判断が難しいところです。なぜなら、補修は塗装だからです。元々のドアの表面は、工場で高温による焼付け塗装してきています。補修の塗装は現場ですから、工場の塗装に比べれば品質は落ちます。ですから、ほとんど目立たないキズや凹みは無理に補修しない方が良いとも言えます。ドアに気になるキズや凹みがあって、補修してもきれいに直っていない場合には、ドアの交換も要求することは出来ます。また、特殊な模様が入っている場合も、塗装は困難ですから交換となります。


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戸当たりのゴムがない!

2021年11月08日 21時34分07秒 | 玄関/廊下

写真はマンションの内覧会で撮りました。写したところは、玄関のドアを開けて、部屋の外側から玄関のたたき部分です。ご覧になって頂きたいのは、戸当たりゴムがある、戸当たりゴムがない、と書いてあるところです。戸当たりゴムがあると書いてあるところは黒いゴムが見えますが、下の方は白いコーキングだけが見えます。
ここの枠の部分は玄関ドアを受けるゴムがないと、玄関ドアが枠に直接当たるし、枠とドアの間に隙間が出来て、外から風が入ってきてしまいます。戸当たりゴムがない理由は、単純に入れるのを忘れてしまった訳です。ここの部分には、上下左右、4周にドアを受ける戸当たりゴムが付くところですから、内覧会では確認して下さい。(42)


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玄関ドアのビスが抜けてる!

2021年09月14日 16時26分35秒 | 玄関/廊下

写真は中古のマンションの購入前の検査で撮りました。写したところは玄関ドア上部のクローザーです。クローザーとはドアの開閉をスムーズに行うためのものです。ドアにブレーキをかけるために大きな力が掛かるので、玄関の枠に4個のビスで留められているようになっています。
ここでご覧頂きたいのは、ビスがない、と書いてあるところです。本来なら、ここにもビスが入っていなければなりません。白い枠の方にビス穴がないので、建設当初からここにビスを入れるのを忘れたのでしょう。ビスが1個不足しているので、他のビスも緩んできています。こうなると、玄関ドアの開閉はスムーズではなくなります。このような場合、誰が負担して直すべきなのでしょうか?
玄関ドアのスムーザーは標準管理規約では、専用使用権付きの共用部分となります。共用部分ですから資産は管理組合に属します。ただ、専用使用権が付いていますので、普通の修理については、使用する者(専有使用権を有する者)が行うことになります。写真の例では、新築であれば勿論売主負担、中古の場合であれば、ビス1本のことですから買主負担としても良いでしょう。(7317)


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表面を軽くたたいてみると・・・

2020年03月31日 22時53分55秒 | 玄関/廊下

写真は、戸建の内覧会で玄関へのアプローチ部分を撮りました。ご覧頂きたいのは、白い矢印部分です。この部分のタイルが浮いているので、付箋を貼って不具合としました。タイルが浮いていれば、踏むたびに音がしますし、いずれ、はがれてしまいます。このようなタイルは張り直しとなります。マンションでも戸建でも、タイルの接着不良は時々あります。
タイルの浮きを確認するためには道具を使います。その道具とは打診棒(パルハンマー)で、金属の棒の先に、直径2㎝ほどの金属球が付いたものです。その打診棒で、タイルの表面を軽く叩いてみて、その反射音で判断します。反射音が、つまって重い音なら問題はなく、軽くてカンカンする音なら浮いています。要するに、下地のモルタルにしっかりと接着していれば重い音、しっかりと付いていなければ間に空気があるから軽い音、ということです。
この打診棒を持っていない場合には、ドライバーや家のカギ等を使って、タイルの表面を軽くたたいて、その反射音でも判断できます。タイルが浮いているかどうかの判断は難しい点もありますが、たたいてみて、軽い音がしたら、接着状態について、売主に聞いてみるのが良いでしょう。(0.12)


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穴の位置がずれてる!

2019年11月22日 22時08分11秒 | 玄関/廊下

写真はマンションの内覧会で撮りました。写したところは玄関ドアの裏側のカギの部分です。玄関ドアに穴を開けて、カギを設置するわけですが、位置がしっかりと合っていないので、カギと穴との間で隙間が出来てしまっています。これでは、カギもガタツキますし、見栄えも良くないです。内覧会に行きましたら、細かいところですが、こういう箇所も確認して下さい。(6730)


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塗り直したのは良いんだけど・・・

2019年05月07日 19時17分42秒 | 玄関/廊下

写真はマンションの内覧会の数日後の確認会で撮りました。写したところは、玄関を出てすぐ横の部屋番号を貼っている壁の部分です。確認会に先立っての内覧会で、ここの壁の部分の塗装にムラがあったので、直すように指摘をしてました。よくご覧頂くと、部屋番号の部分と周りの部分とでは、塗装の表面が異なっているのがわかります。
このような状況になってしまった原因は、部屋番号以外のところは、ムラの補修のため、上から再度塗装したためです。部屋番号は、付けてしまっていたので、取るのが面倒だったのでしょう。その部分は養生して、他の部分だけ塗ったので、その部分は塗装が厚くなって、表面の凹凸が目立っています。これでは、見栄えが悪いので、再度、部屋番号を外して、全体の塗装をはがし、下地の塗装からやり直すように指示しました。
玄関ドアの周りは、壁、玄関ドアの枠など塗装される箇所が多いです。塗装は結構手を抜かれやすいところなので、しっかりときれいに塗られているかを確認して下さい。昼間でも暗くて見にくい箇所なので、内覧会では懐中電灯を使うのが良いでしょう。(810)


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100%買主の味方です。今までに2000戸以上のマンションや一戸建ての内覧会の全てに、私自身が立ち会ってきました。この経験に基づいて、内覧会では、あなたのマイホームを丸一日掛けて、隅から隅まで、低料金で丁寧に検査します。買主側の建築士として、損をしない、悔いを残さない、買主に安心を!これが私の信条です。お住まいになってからでも、不具合や不明な点が出ましたら、いつまでも無料でご相談に応じます。 新築・中古のマンションや一戸建ての購入、内覧会の立会い、既存住宅状況調査、お住まいの悩み、リフォーム工事、マンションの大規模修繕や管理費削減など、お住まいに関するご相談をお待ちしています。お問い合わせは、お電話:090-7811-4865、もしくはメール:tykyb@agate.plala.or.jpでお願い致します。