マンション・一戸建ての内覧会同行 既存住宅状況調査 株)みらい環境設計へ 品質向上と安心を。

内覧会には丸一日同行して、徹底的に検査し、売主と直接交渉致します。既存住宅状況調査もお引き受け致します。

すき間はうめた方が・・・

2024年07月22日 17時21分18秒 | 一戸建ての購入時に

写真は一戸建ての内覧会で撮りました。写したところは玄関前のタイル部分です。ご覧頂きたいのは、玄関のタイル部分の端とブロック塀の隙間で、白い矢印で示したところです。この部分は構造的に異なるので、縁を切らないと地震などの影響によりお互いに損傷を与えてしまいます。
ここで良いな、と思ったのは、この隙間にエラスタイトという弾力性のある目地材を入れ込んであることです。タイルとブロック塀の隙間は15㎜ほどあります。この目地材を入れなければ、隙間が出来てしまうことになります。隙間が出来るとカギやお金が万が一落ち込んでしまうと、取り出すのが厄介になりますし、ゴミが入れば掃除も困難です。一戸建ての内覧会では、このような点も確認してみて下さい。もし、ここに隙間が出来ている場合には、売主に言って、何かで塞ぐように言って下さい。(511)


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一戸建ての屋根の断熱、大事です!

2024年07月12日 18時26分02秒 | 一戸建ての購入時に

写真は一戸建ての内覧会で撮ったものです。写したところは、屋根の裏側に現場発泡の断熱材を吹き付けた部分です。この家は、建売りですが、このような吹き付けが採用されていました。建売りの場合、一般的な屋根裏断熱は、グラスウールマットを敷き並べることが多いので、このような吹き付けは珍しいです。屋根裏の断熱方法の主なものとして、以下の3種類があります。
➀断熱マット(グラスウールもしくはロックウール)を天井裏に敷き並べる。最も一般的。
➁現場で発泡断熱材を屋根裏に吹き付ける(写真のケース)。
➂ブローイングと言って、断熱材をチップ化したものを天井裏に雪のように空気で撒く。
この3種類の中で、総合的な判断は別にして、断熱性能に限り性能を比べると、最も優れているのは、➁の現場で発泡する方法と思います。理由は、隙間なく、断熱材が屋根の下側を覆いつくしてしまうからです。内覧会の時には、結構、長い時間、この家にいましたが、断熱効果は高いな、と感じました。(44)


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玄関に庇が欲しかった!

2024年06月25日 17時42分54秒 | 一戸建ての購入時に

写真は注文住宅の内覧会で撮りました。出来上がったマイホームを眺めながら、ここのご主人が、一言、「玄関の上に庇(ひさし)が欲しかった・・・」とつぶやきました。写真では分かりにくいのですが、右下の黒い部分が玄関となっています。玄関の奥行きは半間(90cm)となっています。一般的に、玄関は奥に引っ込めて、2階部分で庇とする場合が多いです。この家もそうなっています。この庇部分の奥行きは90cmが多いです。建物の基本寸法は1間(1.8m)ですから、その半分を庇とするわけです。
その玄関に付けられるドアの幅は80cm前後です。庇の奥行きが90cmとなると、玄関ドアを開けたときに、ドアの先端は庇の外側辺りまできます。そうなると、雨が降っている時には、傘を差しながら玄関を開けたり閉めたり、となる可能性があります。また、風雨が強い時には、玄関ドアまで雨が降りかかってきます。
そんなことを考えますと、玄関の庇の先から玄関ドアまでの距離は、出来れば1.2mは欲しいところです。1.5mあれば、相当にゆったり感が出てきますし、自転車を置いても雨は直接あたりません。玄関の中も広くしたい、外もゆったり感が欲しいと悩むところではあります。家を購入される際には、この玄関の庇の出具合も確認してみて下さい。(79)


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タオル掛け、横にある方が・・・

2024年06月14日 20時55分56秒 | 一戸建ての購入時に

写真は一戸建て(建売り)の内覧会で撮りました。写したところは洗面所で、ご覧頂きたいのは、タオル掛けと書いてあるところです。ここに掛けたタオルで手や顔を拭くのは、腰を曲げねばならず面倒だし、濡れた手のしずくが床に落ちるでしょう。洗面所のタオル掛けを付ける理想的な位置は、洗面台の左側の壁です。ここであれば、腰も曲げないし、しずくが垂れても、洗面台の上ですから問題ありません。
建売りの場合、このようにタオルハンガーが壁に付いていないケースが非常に多いです。それでは、自分で左側の壁に付ければ良いでしょう、ということになりますが、壁の下地がないとしっかりと付けることはできません。建売りをお買いになる場合には、タオルハンガーが付いているかも確認して下さい。付いていない場合には、壁のどこに下地が入っているかを売主に確認し、その位置に付ければ良いでしょう。(64)


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ここの隙間に入り込んだら・・・

2024年06月03日 13時23分22秒 | 一戸建ての購入時に

写真は、一戸建ての内覧会で、玄関周りを撮ったものです。ご覧頂きたいのは、玄関ポーチとフェンスブロック塀との隙間です(赤の矢印部分)。塀とポーチを一体に作ることは出来ませんので、このような隙間があるわけです。
ここで気になるのは、この隙間に何かを落し込んでしまった場合です。玄関ですからカギを出します。その時にカギやお金がすべって、この隙間に転がりこんでしまうこともあるでしょう。また子供の遊び道具や枯葉やゴミなども入るでしょう。そういう時に、この隙間には手が入りませんので、拾い上げたり、掃除するのが厄介になります。
それでは、どうすれば良いのでしょうか?玄関ポーチが出来上がる前であれば、目地モルタルなどを隙間に打ち込んでもらえば良いでしょう。出来上がってしまった後では、目地モルタルなどを打ち込むのは難しいでしょうから、隙間の寸法に合ったゴム系の板などを詰め込むのが良いと思います。(755)


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床下収納、なるべく奥の方が・・・

2024年05月31日 18時09分42秒 | 一戸建ての購入時に

写真は戸建の内覧会で撮ったものです。ご覧頂きたいのは、床下収納の位置です。この位置が気に入りました。床下収納の位置が、キッチンの奥の端にあれば、その分、その上を歩くことは少なくなります。床下収納とは、床下を利用して、中に収納ボックスを置いて、その上にカバーを掛けます。カバーですから、収まりが結構難しくて、上を歩くと、カタカタしてしまうケースが多いです。また、カバーの取っ手も付きますから、少し引っ掛ったり、冷たかったり、気になる場合もあるでしょう。
床下収納を設置しようとお考えの際は、その位置は、少しでも、上にいる時間が短い方が良いと思います。そう考えると、写真のように、キッチンのなるべく奥の方が良いでしょう。また、収納ボックスの下に、砂袋を置いてある場合もあります。これは、重くなりすぎて、ボックスの底が抜けるのを防ぐためです。もし砂袋がなくて、重くて底が抜けるのが心配であれば、ビニール袋に砂を入れて、収納ボックスの下に置く事もできます。(03)


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体感で分かります!

2024年05月24日 16時32分18秒 | 一戸建ての購入時に

写真は一戸建ての中間検査で撮りました。骨組みと外装工事が終わり、内装工事に入ってきます。この家は、屋根と外壁の断熱仕様が発泡ウレタンの吹き付けとなっています。写真は、外壁に吹き付け工事を実施しているところです。
この方法は、一般的なグラスウールなどのマットを敷き並べる方法に比べ、現場で吹き付けしますので、隙間が出来にくく、断熱性能は高いと言えます。ただ、工事費がグラスウールに比べ、やや高いことから、一戸建ての工事の主流にはなっていません。私は一戸建ての完成検査等で、いろんな種類の家の中に入りますが、特に夏の場合には、吹き付け断熱かグラスウールか、確認するまでもなく体感で分かります。(7325)


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玄関ドア、開く向きが反対!

2024年04月17日 20時09分32秒 | 一戸建ての購入時に

写真は、注文戸建の内覧会で撮りました。家がある程度出来上がって、買主の方は、これでは玄関ドアの開く向きが逆では?と疑問に思い始めました。確かに、写真のような状態では、玄関への階段が右側(矢印部分)ですから、外へ出る時にもドアが邪魔して通路が狭くなるし、引越しの際も不便です。写真のような反時計回りではなく、時計回りにすべきだったです。
これでは、という事で、売主に何でこういう設計にしたのか?と尋ねたところ、「時計回りだとお客さんが来た時に階段部分で待つことになる」と返事をしてきました。これを聞いて、呆れてしまいました。ここにお住まいになる買主の使い勝手が最優先で、いつ来るか分からないお客の都合なんか二の次と思います。こういう売主では困ります。売主は家の設計及び建設のプロですから、家としての常識は最低限確保しなければならないと思います。
結局、写真のケースでは、これから長く使う上で不便なので、ドアの開く向きを逆にする工事を行いました。この場合、結構なお金と時間がかかります。注文住宅の場合、設計の段階で特に注意が必要となります。売主は設計のプロですから、買主が満足するような家を建てなくてはなりません。家について、設計、構造、法律、設備、品質等について、買主はよく分からない場合が多いです。売主は誠実さと良識を持って対応せねばなりません。でも、後々、住んで困るのは買主ですので、部屋の位置と広さだけでなく、全体的な設計についても隅々までチェックすること、なるべく売主任せにしないことも大事となります。(103)


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ウッカリ、相手はガスです!

2024年04月01日 17時50分30秒 | 一戸建ての購入時に

写真は、戸建の内覧会で撮ったものです。ここで、ご覧頂きたいのは、青い付箋が貼ってあるガスメーターの位置です。ガスメーターが家の側面、駐車場側に取り付けられています。ここで心配になることは、駐車する際に、間違って、車をガスメーターにぶつけてしまうことです。
この写真の例では、車を止めますと、ガスメーターからは10㎝ぐらいしか空きがありません。大きな車に変えた場合は、車との空きが更に少なくなってしまいます。運転に気をつければ、ガスメーターにぶつけることはないでしょう。でも、ウッカリ、ということもありえます。ウッカリでも、相手はガスですから、ぶつけたら大惨事になります。
そこで、内覧会の時に、このガスメーターの位置では車をぶつける可能性があるので、家の正面側に移設して欲しい、という要望を出しました。移設工事は大変なので、最初は業者も渋っていましたが、どうにか説得して、最終的には、無償で移設することを了解してくれました。 移設することを無償で了解してくれましたが、このような設計上の問題は、計画の段階でチェックしておく方が手間がかかりません。ガスメーターは月に一度は検針に来ます。ですから、人が入れない位置に置くことは出来ません。検針も問題なく出来て、危険性もないところ、設計の段階で吟味して、適切な位置に置かれるべきです。(76)

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エアコンの室外機が入らない!

2024年03月04日 11時20分02秒 | 一戸建ての購入時に

写真は戸建ての内覧会で撮りました。いくつかの家が並んで建てられています。ここでご覧頂きたいのは、左の家と右の家との境界線からの距離ですが、それぞれ同じ50㎝となっています。ただ、境界のフェンスは右側の家に入っています。フェンスは境界線上に設置する場合もありますし、写真のように、どちらかの家に入れてしまう場合もあります。
ここで問題となるのが、エアコンの室外機の置場です。左側の家の室外機は既に設置されていて、どうにか収まっています。内法幅が50㎝あれば、室外機を置くには問題ありません。ところが、右側の家は、フェンスがありますので、内法幅は40㎝程になってしまいます。こうなると室外機を置くには問題が出てきます。写真の右側の家のケースでは、売主と相談の上、フェンスを撤去することとしました。都内など、地価の高い所では、どうしても、境界線と外壁との距離は狭くなりがちです。エアコンの室外機の設置を考えますと、内法で最低でも50㎝は確保したいものです。(8211)


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屋根裏収納、こうなっていると!

2024年02月19日 16時31分55秒 | 一戸建ての購入時に

写真は戸建の内覧会で撮りました。写した場所は、2階の天井裏にあるグルニエ、屋根裏収納です。建築面積算入の関係から、グルニエの場合、天井高さは1.4m以下となる場合が多いです。勾配天井であれば、平均の天井高が1.4m以下となります。
ここでご覧頂きたいのは、矢印部分の段差がある所です。グルニエに上がるステップの開口の周りには枠があって、その枠はグルニエの床から1.3㎝上がっています。僅かですが、枠と床とで段差があるわけです。この段差が良いな、と思いました。理由は、グルニエに物を置いて、動かしている時に、間違って下に落としてしまうことが少なくなるからです。
一般には、グルニエの床は、全体的にフラットの場合が多いです。フラットですと、誤って物を落としてしまう危険性があります。また、このように僅かでも、段差があれば、グルニエへのステップを上がって行く場合でも、手を引っ掛けることができます。細かいことですが、気をつかっています。(1821)


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一戸建ての購入、この書類は大事!

2024年02月13日 15時51分10秒 | 一戸建ての購入時に

家を建てる場合に、法律的に必要な手続きがあります。それは、建築確認申請と完了検査です。こういう建物を建てたいのですが、内容を確認してください、というのが確認申請です。そして、申請通りに建てました、検査して下さい、というのが完了検査です。法律的な手続きですので、以前は役所だけが行っていたのですが、役所の手不足から、最近は国が指定した民間の機関でも行っています。
建築確認申請は、工事の着工の前に、決められた図面などを添付して、申請図書として、役所等に提出します。提出された申請図書は、法律的な見地から問題が無ければ、確認を担当した役所等から、確認済み証が発行されます。この確認済み証が無ければ、建設に取り掛かることは出来ません。
そして、工事が完了しますと、今度は、確認申請を申請した役所等に、建物の完了検査を申請することになります。申請を受けますと、役所等は、建物の建築現場に来て、確認申請書通りに建てられたのかを検査します。確認申請書通りに建てられていれば、検査済み証が発行されます。検査済み証が発行されなければ、その家に住むことはできません。
家を建てる場合には、以上のような法的な手続きが必要となります。ここで、大事なのは、「確認済み証」と「検査済み証」です。「確認済み証」とは、この家を建てても良いという許可、「検査済み証」とは、計画通りに建てたから住んでも良いという許可になります。この二つの証明書は大事なものですから、必ず、売主から入手し、保管しておかなければなりません。(612)


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バスタオル、ここに掛けるの?

2024年02月02日 17時57分46秒 | 一戸建ての購入時に

写真は、戸建ての内覧会で撮りました。ご覧になって頂きたいのは、洗面台の横のタオルリングとバスタオル掛けです。理解に苦しむのが、なんで、このような位置関係に付けるのかです。洗面用のタオルリングの位置は、これで良いと思います。でも、すぐその下にバスタオル掛けを設置してしまっています。このバスタオル掛けも、洗面台から30㎝程しかないので、バスタオルを掛けても、洗面台に付いてしまいます。どう考えても、使い勝手が良くないのに、と思わざるを得ません。バスタオル掛けは、他の壁に付けるべきでした。ところが、洗面所に入る扉が引き戸となっています。つまり、バスタオル掛けを設置する適当な場所がなかったので、このようになってしまったわけです。
相談の結果、バスタオル掛けはこのまま残すことになりました。理由は、他に付けるところがないこと、これを取り外すとクロスにビス跡が残ること等からです。少し、邪魔だけども、あれば使える、となりました。戸建ての購入の際には、洗面所にタオルリングやバスタオル掛けは付いているのか、付いている場合は、どのように付いているのか、このような点も確認して下さい。(412)


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一戸建て内覧会、進め方は?

2023年12月22日 18時39分17秒 | 一戸建ての購入時に

一戸建ての内覧会の進め方について考えてみます。私が、戸建の内覧会に同行させて頂く場合を例に致します。内覧会当日は、午前10時前に、買主と現地で待ち合わせを致します。そして、10時から午後1時過ぎまで、3時間余り、買主と私とで検査を行います。済みから隅まで確認し、気になるところは付箋を貼っておきます。午後1時過ぎに売主側の現場監督に来てもらって、2時間程度、付箋を貼った気になるところの不具合の確認と補修の方法を相談します。
午前10時から始める検査は、買主には検査の方法をお伝えし、2階→1階→敷地、と見てもらいます。私は、逆の方向で、敷地→1階→2階と進めて行きます。そして、見て回って、気になる不具合箇所には、付箋を貼って行きます。全て、見るまでに3時間以上ですが、敷地や家の外観に45分、1階にリビングがあれば1階で1時間30分、そして2階で1時間、こんな感じとなります。そして、午後1時過ぎに、売主側の監督が来たら、買主と私、3者で不具合を一つずつ確認し、内覧シートに書き込んで行きます。これが、約2時間かかります。
以上は、私が内覧会に同行させて頂く場合の進め方です。同行者がいない場合でも、上記の時間配分を目安にして、同じようにゆっくりと時間を掛けて、部屋の隅々まで確認することが必要と思います。大事なことは、明るい時間帯に、敷地及び部屋の中全体を、住み始めた気持ちになって、隅から隅まで、ゆっくり、しっかり、見てみることです。屋根、外壁、庭を見て、玄関、廊下と入ってきて、今度は、ただ見るだけでなく、照明のスイッチ、水道の蛇口、建具の開閉、使ってみる、動かしてみる、こういうことも確認して下さい。屋根裏や床下も点検口がありますので、カバーを開けて、中を懐中電灯でのぞいてみて下さい。(011)


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一戸建ての屋根の断熱、大事です!

2023年12月19日 10時18分15秒 | 一戸建ての購入時に

写真は一戸建ての内覧会で撮ったものです。写したところは、屋根の裏側に現場発泡の断熱材を吹き付けた部分です。この家は、建売りですが、このような吹き付けが採用されていました。建売りの場合、一般的な屋根裏断熱は、グラスウールマットを敷き並べることが多いので、このような吹き付けは珍しいです。屋根裏の断熱方法の主なものとして、以下の3種類があります。
➀断熱マット(グラスウールもしくはロックウール)を天井裏に敷き並べる。最も一般的。
➁現場で発泡断熱材を屋根裏に吹き付ける(写真のケース)。
➂ブローイングと言って、断熱材をチップ化したものを天井裏に雪のように空気で撒く。
この3種類の中で、総合的な判断は別にして、断熱性能に限り性能を比べると、最も優れているのは、➁の現場で発泡する方法と思います。理由は、隙間なく、断熱材が屋根の下側を覆いつくしてしまうからです。内覧会の時には、結構、長い時間、この家にいましたが、断熱効果は高いな、と思いました。(44)


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株)みらい環境設計のご案内とお問い合わせ

100%買主の味方です。今までに2000戸以上のマンションや一戸建ての内覧会の全てに、私自身が立ち会ってきました。この経験に基づいて、内覧会では、あなたのマイホームを丸一日掛けて、隅から隅まで、低料金で丁寧に検査します。買主側の建築士として、損をしない、悔いを残さない、買主に安心を!これが私の信条です。お住まいになってからでも、不具合や不明な点が出ましたら、いつまでも無料でご相談に応じます。 新築・中古のマンションや一戸建ての購入、内覧会の立会い、既存住宅状況調査、お住まいの悩み、リフォーム工事、マンションの大規模修繕や管理費削減など、お住まいに関するご相談をお待ちしています。お問い合わせは、お電話:090-7811-4865、もしくはメール:tykyb@agate.plala.or.jpでお願い致します。