マンション・一戸建ての内覧会同行 既存住宅状況調査 株)みらい環境設計へ 品質向上と安心を。

内覧会には丸一日同行して、徹底的に検査し、売主と直接交渉致します。既存住宅状況調査もお引き受け致します。

内覧会は、ゆっくり見るのが大事!

2024年01月25日 15時45分33秒 | 内覧会の直前に読んで!

写真は、マンションの内覧会で、お二人が力を合わせて、リビングの床をチェックしているところです。内覧会で、部屋の中に入ったら、何を、どこから、どのように見ていけば良いのでしょうか?
内覧会とは、家の内側をご覧頂く会となりますが、買主としては、「完成したか、契約通りになっているか検査しよう」という心構えが必要となります。契約と異なること、不具合、このような箇所は内覧会で出来るだけ指摘しなければなりません。
従い、内覧会では、買主が納得できるまで、時間をかけて、部屋の隅々まで見てみることが最優先となります。一般に、内覧会の際は、売主が一緒にいる場合が多いです。一緒にいると、気が散って、部屋の中のチェックが充分でなくなる場合が多いです。ですので、「家族だけでゆっくりと見させて下さい」と売主に頼んでみて下さい。そして、家族だけになったら、お住まいになったつもりになって、全ての部屋なをチェックしてみることです。
全ての部屋を見る場合には、起点を決めて、例えば、リビングから見出したら、時計回りでも、反時計回りでも、一部屋ずつ、集中して、つぶしていくと良いでしょう。そして、1周したら、もう1周、今度は反対回りでチェックすることをお勧めします。反対回りにすると、気がつかなかったことに気がつく、ことがあります。それから、玄関の外、バルコニーのチェックもお忘れなく!(06)


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内覧会での電気代や水道代、誰が払う?

2022年12月27日 22時06分53秒 | 内覧会の直前に読んで!

マンションでも戸建でも、家の購入契約をして住むまでには、一連の流れがあります。購入契約→内覧会→引渡し→引っ越しとなっていきます。通常、内覧会の時点では、家は完成しています。ですので、電気や水道は使用できます。それでは、内覧会で使った電気代や水道代は誰が負担するのでしょうか?
答えは、売主です。家の引渡しまでは売主負担です。家の売買契約は、同時履行、つまり、家を引き渡されると同時にお金を払う、こうなります。パン屋さんでパンを買うのと同じで、パンをもらう、お金を払う、ということです。家の場合には、金額が大きいし銀行の手続きもありますが、同時履行が原則です。
そうなりますと、引渡しの時に、家の所有権も買主に移ります。そして、所有権と同時に、家の管理の責任も買主に移ります。引渡しとは売主から買主へとカギが引き渡されることを意味します。買主が、引き渡されたカギを使い始めた時に、今まで、売主が使っていた工事用のカギは使用できなくなります。
部屋に入れるカギは1種類だけでなくては困ります。これ以降は、このカギだけしかドアを開けることが出来なくなりますので、管理の責任も買主に移ります。結果、電気代、水道代、ガス代、これらの費用全てが買主の負担になります。これらの負担を明確にするために、引渡しの時には、それぞれのメーターの数値を確認しなければなりません。マンションの共用部についても同じことが言えます。


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内覧会、家が100点になるまで見届けて!

2022年11月01日 15時28分18秒 | 内覧会の直前に読んで!
新築マンションの内覧会は、引き渡し前の最後の買主による出来具合の確認ですので、とにかく、部屋の中を隈なく観察して、不具合があれば、指摘して付箋を貼ることです。付箋を貼って、左の写真のような内覧会シートを作成して、確認会(再内覧会)を行うかどうか、行う場合には日程が決められます。
まず、確認会を行うかどうかです。内覧会で指摘項目が全くない場合には必要ないでしょう。指摘項目がいくつかある場合、これは不具合の数、程度にも依りますが、基本的には確認会を行い、それに立ち会うべきと思います。多くのお金を準備して、何十年とお住まいになるマイホームです。やはり、最後まで、自分の目で補修の出来具合を確かめる、と言うことが必要となるでしょう。
売主によっては、売主に任せてくれませんか?と言って来る場合もあります。また、遠方から来る、会社が休めない、子供の世話など、諸々の条件があるでしょうが、面倒でも、事情が許せば、家が100点になるまで、確認会に立ち会って頂きたいと思います。なぜなら、100点の家に100%のお金を払うのが契約の基本と思いますので。そして、お住まいになってから、あの時来ていれば、では取り返しがつかないこともあるからです。

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内覧会直前、これだけは再確認!

2022年02月15日 22時21分26秒 | 内覧会の直前に読んで!

内覧会の日が迫ってきますと、何を調べたりしておけば良いのか心配になってきます。内覧会情報はいろいろありますが、これだ!と言うのはなかなかありません。いろんな情報を知ることは大事ですが、時間もかかります。また情報を沢山得ても、整理されていないと、有効に使えません。そこで、内覧会までに、ここだけはしっかりと再確認しておくべき要点を、以下書き出してみます。
➀パンフレットや契約書類をもう一度、隅から隅まで目を通しておく。大事な点はマークしておく。

➁オプションについて、その内容を把握する。自分が頼んだものの再確認。
➂モデルルームの状況を再認識する。デジカメや動画があれば見直す。
内覧会では、キズやヨゴレもチェックしますが、より大事なのは、部屋の作り方です。部屋の作り方はパンフレット及びモデルルームに遵守していなければなりません。買主はパンフレットとモデルルームを見て、購入の契約をしているからです。従い、パンフレットとモデルルームは契約条件となります。それらと相異している箇所があれば、売主は、原則、無条件で、その部分を直さねばなりません。
しかしながら、建物と言うのは納まりの関係から、設計書通り作れないこともあります。作って行くうちに、変更せざるを得なくなるのです。そのような変更があれば、内覧会の冒頭、売主からパンフレットとの変更点が説明されます。その際は、必ず現場を見ながら説明を受け、変更箇所の確認及び変更の理由を明確にしておくべきです。説明がなければ、パンフレットからの変更はありませんでしたか?と尋ねてみて下さい。(08)


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マンション内覧会、何をどうすれば?

2022年02月09日 21時11分00秒 | 内覧会の直前に読んで!

マンションの内覧会は、何をして、どれぐらい時間がかかるものなのでしょうか?内覧会の進め方は、不動産会社によって多少異なります。通常、内覧会では、受付で、売主から、予定の説明を受け、内覧シートをもらいます。この予定というのは、1.専有部(自分の家の中)のチェック 2.共用部(駐車場など)の説明、の2項目です。売主が、専有部のチェックは30分ぐらいでお願いします、なんて言う事もあります。1の専有部のチェックが30分で終われば、2は説明を受けるだけですので、全部で1時間もあれば終わってしまいます。
しかし、引渡し直前のマイホームの最終確認を30分で終える、というのも簡単過ぎます。どのくらいの時間をかければいいのか、部屋の大きさもあるし、気構えあるし、定まったものがあるわけではありません。しかし、室内の内装仕上げの状態、建具の状態や動き、お風呂やキッチン等の設備機器などをゆっくりと全て見て周ることは必須となります。こうなりますと30分では無理です。
出来れば2時間ぐらいは見てもらいたいと思います。長いローンで返却していく高額な資産です。その資産の最初で最後のチェックと思えば、ゆっくりと時間をかけて部屋の隅から隅まで見てみる、ことが必要となります。
業者が横に付いている場合には、自分のペースで観察することが出来ないので、少し自分達だけで見せて下さい、とお願いするのが良いでしょう。自分のペースで、ゆっくりと観察していくと、それまでに気が付かなかった不具合が見えてきます。そして、気になるところがあれば、何でも遠慮なく、指摘することです。世界に一つの高価なマイホームですから。(881)


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マンション内覧会、共用部に不具合が!

2022年01月27日 22時40分37秒 | 内覧会の直前に読んで!

写真は、マンションの内覧会の日に撮ったものです。これはマンションの外壁に設置されている塩ビ製の雨樋です。マンションから外へ排出される水には(戸建も同じですが)3種類あります。キッチンや洗面所から出される雑排水、トイレから出る汚水、そして雨水です。雑排水は排水管で、汚水は汚水管で、そして雨水は樋(とい)で建物の外へ排出されます。写真の雨樋をよくご覧頂くと、表面に細いひび割れが入っているのが分かります。この樋は廊下に降った雨水を排出するものですが、建物の壁の外側にありますので、明らかに、マンションの専有部ではなく、共用部になります。
内覧会では、どうしても、自分の部屋の中だけに集中しがちですが、共用部もマンション全住民共有財産です。部屋の外に、このような不具合を見つけた場合には、当然、売主に直すように指摘すべきです。一般的に、このような共用部の不具合を指摘しても、売主は、内覧シートには記載しない場合が多いです。でも、共用部の不具合として、何かに書き残しておいた方が良いでしょう。共用部であっても、傷がある状態で引き渡されたら、困るのは住民です。補修するには修繕積立金、つまり住民のお金を使うわけですから。バルコニーやアルコーブなども共用部ですが、ここには、専用使用権、というのが与えられています。ですので、不具合は専有部と同じように指摘して、内覧シートに書き込んでもらえば良いでしょう。(611)


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冬のマイホーム内覧会への必需品!

2022年01月24日 17時00分04秒 | 内覧会の直前に読んで!

内覧会を冬に行う場合、暖かい服装、そして、特に厚手の靴下が必需品となります。誰も住んでいない新築の部屋は寒いものです。特に床はシンシンと冷えています。床暖房が入っていても、通常リビングだけです。足の底が冷えると、どうしようもなくなって、折角の内覧会も、もういいや、寒いから帰ろう、となってしまいます。
内覧会では、売主側がスリッパを用意しています。このスリッパを使っても良いのですが、スリッパを履くとフローリングの状態が分かりにくくなりますし、スリッパを引きずりますと、塗りたての若いワックスに線状のキズを付けてしまうことがあります。フローリングのワックスは内覧会直前に塗られることが多いです。
厚手の靴下であれば、暖かいし、足の脂も床に付かないし、新しいワックスもキズ付けないで済みます。また、床鳴りなど、床の不具合も靴下の方が見つけやすいです。
冬の床は相当に冷えていますので、寒がりな人は、厚手の靴下を二重に履いて下さい。そして、部屋の中は、掃除が行き届いているわけでもないので、多少ホコリなどが付いてしまうこともあります。暖かくて動きやすい、多少汚れても気にならない服装が良いでしょう。写真は、冬の内覧会を終えて、ほっと一息、笑顔となりました。(71)


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内覧会、下地の位置も確認!

2021年12月20日 22時56分23秒 | 内覧会の直前に読んで!

左の図は、マンションの手すりの下地の位置図です。一般的に、エアコンと手すりの設置位置図は、引き渡し時に、売主から渡されます。でも、内覧会の時点で入手することも出来ます。
エアコンや手すりは、かなりの荷重がかかるので、表面の石膏ボード(厚さ12㎜)の下に、厚さ10㎜程の合板などを下地として入れてあります。ですので、この位置に、エアコンや手すりを設置しないと、将来、エアコンが落下したり、手すりが外れたりすることもあります。
例えば、手すりを取り付ける場合には、図に示された位置内に、壁から下地に届くように、ビスの長さは12㎜+10㎜で、25㎜前後のものを使えば、しっかりと取付けることが出来ます。手すりは、年齢と共に、非常に大事になって来るので、この位置図を大切に保管しておくのが良いと思います。マンションの内覧会もしくは戸建ての内覧会に行きましたら、エアコンと手すりの下地位置の図面は、必ず入手しておくことが大事となります。


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マンション内覧会、不具合をどう書けば?

2021年02月09日 22時03分21秒 | 内覧会の直前に読んで!
内覧会に行きますと、内覧会シートと言う書類を渡されます。このシートに部屋の中の不具合を書き込んで行く訳です。書き込んで行く方法は主に次の2種類があります。①売主(施工業者)が一緒に回って買主の指摘に従って書き込む ②売主は一緒に回らず、買主だけで部屋を見て、買主が書き込む、です。この方法は売主によって変わるのですが、①の方法が一般的と言えます。
①の方法は、売主が一緒に回って、指摘した不具合を書き込んでくれるので楽です。でも、売主が一緒にいるので、ゆっくりと自分のペースで部屋を見ることができない難点があります。
②の方法は、自分達のペースで部屋をチェックできるのですが、自分達がシートに書き込まなければならない難点があります。部屋の箇所には、それぞれ建築的な呼び名があります。この呼び名を一般の人はよく知りません。ですので、②の方法ですと、記載の内容が適切か?という難点であるわけです。
それぞれに難点があるとなると、どうすれば一番適切な内覧会シートとなるのでしょう?その答えは、ゆっくりと自分達だけで部屋内を見る時間をとること、そして施工業者に内覧会シートに記入してもらうことです。具体的には、まず、施工業者側の説明が終わったら、自分達だけで部屋を見せてもらいたいと申し出ます。そして、ゆっくりと部屋の中を見て、不具合と思える箇所には付箋を貼ります。
付箋を貼ったら、施工業者に部屋に来てもらい、付箋の箇所の不具合の状態を説明し、施工業者に記載してもらうことです。こうすれば、ゆっくりと部屋の中を見れるし、内覧会シートも適切な表現となります。補修する施工会社が、買主の要望を聞き、状況を見て、書き入れる、これが本来の姿だと思います。添付の表は、施工業者側が書き込んだ内覧会シートの1枚です。内容をご覧になって頂くと、随分と専門的な言葉使われているのが分かります。

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マイホームが100点になるまで見届けて!

2019年05月04日 21時12分18秒 | 内覧会の直前に読んで!
内覧会での買主の仕事は、とにかく、部屋の中を隈なく観察して、不具合があれば、指摘して付箋を貼り、売主に内覧会シートを作成させることです。左の写真は内覧会シートの実例ですが、内覧会シートに、確認会(再内覧会)を行うかどうか、行う場合には日時が記載されます。
まず、確認会を行うかどうかです。これは不具合の数、程度にも依りますが、基本的には確認会を行い、それに立ち会うべきと思います。多くのお金を準備して、何十年とお住まいになるマイホームです。やはり、最後まで、自分の目で補修の出来具合を確かめる、と言うことが必要となるでしょう。
売主によっては、売主に任せてくれませんか?と言って来る場合もあります。また、遠方から来る、会社が休めない、子供の世話など、諸々の条件があるでしょうが、面倒でも、納得するまで、家が100点になるまで、確認会に立ち会って頂きたいと思います。なぜなら、100点の家に100%のお金を払うのが契約の基本と思います。そして、お住まいになってから、あの時来ていれば、では取り返しがつかないこともあるからです。

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内覧会での不具合、どうすれば!

2018年02月22日 22時01分24秒 | 内覧会の直前に読んで!

内覧会に行きますと、内覧会シートという書類があります。このシートに部屋の中の不具合を書き込んで行く訳です。書き込んで行く方法は主に次の2種類があります。➀売主(施工業者)が一緒に回って買主の指摘に従って書き込む ➁売主は一緒に回らず、買主だけで部屋を見て、買主が書き込む、です。この方法は売主によって変わるのですが、➀の方法が一般的と言えます。
➀の方法は、売主が一緒に回って、指摘した不具合を書き込んでくれるので楽です。でも、売主が一緒にいるので、ゆっくりと自分のペースで部屋を見ることができない難点があります。➁の方法は、自分達のペースで部屋をチェックできるのですが、自分達がシートに書き込まなければならない難点があります。部屋の中の柱や梁の構造体、ドアや窓の建具、内装や外装、これらのそれぞれの箇所には呼び名があります。このそれぞれの細かい箇所の呼び名を一般の人はよく知りません。ですので、➁の方法ですと、記載の内容が不明確になって、内容を売主側で把握できないということもあるでしょう。
それぞれに難点があるとなると、どうすれば一番適切な内覧会シートとなるのでしょう?その答えは、ゆっくりと自分達だけで部屋内を見る時間をとること、そして売主に内覧会シートに記入してもらうことです。具体的には、まず、売主側の説明が終わったら、自分達だけで部屋を見せてもらいたいと申し出ます。そして、ゆっくりと部屋の中を見て、不具合と思える箇所には付箋を貼ります。付箋を貼ったら、売主に部屋に来てもらい、付箋の箇所の不具合の状態を説明し、売主に記載してもらうことです。こうすれば、ゆっくりと部屋の中を見れるし、内覧会シートも適切な表現となりますので、補修も買主が考えているようになります。写真は、売主側が書き込んだ内覧会シートです。(842)


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最後まで丁寧に対応すべきです!

2016年02月08日 17時04分47秒 | 内覧会の直前に読んで!
内覧会は、売主が買主に対し、「お部屋が完成したのでご覧下さい」ということです。従い、買主にとっては、引渡し前の最終検査ということになります。検査ですから、パンフレットやモデルルームの仕様と一致しているか、建具の動きはどうか、傷や汚れ等、完成品として、不具合はないかの確認をすることになります。この確認作業には、当然のことながら、売主側(施工会社)が立ち会わねばなりません。なぜなら、不具合を直すのは、売主側(施工会社)だからです。
売主によって、内覧会の進め方は異なります。マンションの最大手、Hコーポレーションについて考えてみます。この会社が内覧会を実施する時は、内覧会の受付時に、内覧シートとペンを渡され、「お客様が、お部屋を見て、気になるところはここにお書き下さい。書き込んだら、1階で施工担当者が待ってますので、そこで確認下さい」と説明されます。
私は、この方法に対し不満を持っています。それは、買主が部屋を見る時は、施工担当者も同行すべきで、買主が指摘する不具合は施工担当者が内覧シートに記載すべき、と思うからです。不具合を直すのは、売主側の役目です。その役目を負っているのですから、現地で、不具合を指摘する買主の言い分を聞かなければならないでしょう。また、内覧シートは、下請けに対する作業指示書にもなるわけですから、適切な表現がされてなければなりません。施工会社の手間を惜しまず、買主に対し、最後まで丁寧に対応するのが大事と思います。(1728)

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内覧会で付箋を貼る時の注意点!

2014年02月04日 21時27分51秒 | 内覧会の直前に読んで!

内覧会の仕事は、とにかく、部屋の中を隈なく観察して、不具合があれば、写真のように付箋を貼ることです。通常、付箋は売主が準備していますので、内覧会に持参する必要はありません。不具合のところに付箋を貼ったら、施工業者と一緒に、付箋の上に番号をふって、内覧シートに番号順に書き込んでいきます。
新築のマイホームの不具合の箇所に、付箋を貼る際は、以下の点をご留意下さい。
・ ご夫婦でチェックする場合には、付箋を2個もらう。その方が効率が良いです。
 付箋の長さは、3~4cm程度で手で切って、付箋が落ちない程度に軽く押し貼る。
・ 付箋を貼る際に、片方の端を折り込み、付かないように浮かせておく。両方付けてしまうと、付箋をはがす際に、ツメを立ててしまい、クロスを傷つけてしまうことがある。
・ 和紙で出来ている薄いクロス、ふすま紙、障子紙、白木等に貼る場合には、直接貼らないで、近くの枠などに貼る。

写真は、和紙でできた薄いクロスの表面に、付箋を貼りましたが、はがす際に、和紙の表面も切れてしまいました。このようなことが起きてしまいますので、付箋を貼る場合には、上記を参考にして下さい。(8.1.15)


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気になるか?気にならないか?です…

2014年01月29日 22時13分24秒 | 内覧会の直前に読んで!

マンションや戸建の内覧会に行きまして、どのくらいの数の不具合指摘項目が出るものでしょう?数多くの内覧会に立ち会ってきましたが、一般的には、25~50項目の間です。内覧会の同行という仕事を長く行っていますが、最近の傾向として、キズや汚れ、こういうものが減ってきたように感じます。この理由は、売主側でも検査を徹底するようになったからだと思われます。
一般には、マイホームの内覧会検査は最初で最後という方が多いでしょう。そうなりますと、部屋に入って、気になる不具合は部屋内の表面的なキズや汚れとなります。表面的なキズや汚れが多いと、中身まで悪いのでは?という気持ちにもなってしまうので、売主側も気を使っているものと思えます。
キズや汚れをどこまで指摘するか、難しい判断ですが、判断規準は、気になるか、ならないか、になります。同じようなキズでも、リビングであれば気になる、部屋の隅であれば気にならない、ということもあるでしょう。
このような気になるキズや汚れは不具合として指摘すべきです。また、長くお住まいになる観点から、不都合はないか、使いづらいところはないか、という点も大事です。初めて内覧会に行きまして、このような不具合を見つけ出すのは、容易ではありません。
でも、お住まいになった気持ちになって、持っている五感を総動員して、ゆっくりと隅々まで見てみると、これは直してもらいたいという箇所が出てくるものです。建具は全て動かしてみる、収納の扉類は全て開けてみる、水も流してみる、電気も付けてみる、全てのスイッチ類は入れてみる、鏡やガラスなの表面の傷の有無を調べる、風呂場の点検口も覗いてみる、部屋の表面だけでなく、このようなところもチェックして下さい。そして、気になる?と思えば、写真のように付箋を貼って、補修してもらうことが必要となってきます。


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株)みらい環境設計のご案内とお問い合わせ

100%買主の味方です。今までに2000戸以上のマンションや一戸建ての内覧会の全てに、私自身が立ち会ってきました。この経験に基づいて、内覧会では、あなたのマイホームを丸一日掛けて、隅から隅まで、低料金で丁寧に検査します。買主側の建築士として、損をしない、悔いを残さない、買主に安心を!これが私の信条です。お住まいになってからでも、不具合や不明な点が出ましたら、いつまでも無料でご相談に応じます。 新築・中古のマンションや一戸建ての購入、内覧会の立会い、既存住宅状況調査、お住まいの悩み、リフォーム工事、マンションの大規模修繕や管理費削減など、お住まいに関するご相談をお待ちしています。お問い合わせは、お電話:090-7811-4865、もしくはメール:tykyb@agate.plala.or.jpでお願い致します。