写真は戸建の内覧会で撮りました。写した場所は、1階から階段を上がって、2階に着いた廊下の部分です。この廊下の手前右側には洗面台とトイレがあり、左側も右奥も洋室になっています。ここの廊下の部分にオプションで、廊下の幅を広くして、カウンターを設置しました。カウンターの向こうは1階にあるリビングの吹き抜けとなっています。
このカウンターの設置、グッドアイデアでと思います。子供の勉強にはもってこいの場所となります。リビングやキッチンは1階ですので、吹き抜け越しにお母さんと話が出来ます。ここに本を並べておけば、家庭内図書館という感じになります。廊下だけですと、殺風景ですが、カウンターがあって、そこにオシャレな椅子などを並べたら、随分と暖かな空間となると思います。ただ、子供の空間となりますので、万が一でも、遊んでいて落下しない様にしておかなければなりません。(18)
写真は戸建てのリフォームの完成検査で撮りました。ご覧頂きたいのは、矢印で示した廻り縁(まわりぶち)です。廻り縁とは、天井の端と壁の上端部との取り合いをきれいに見せるための見切り材です。同じようなものに、床と壁との間の幅木があります。
写真の廻り縁も、一見、普通の廻り縁なのですが、面白いのは、アルミ製のピクチャーレールを使用していることです。よく見て頂くと、廻り縁の真ん中に溝があるのがわかります。ここにフックを差し込めば絵でも鏡でも、何でも、吊るすことが出来ます。壁に穴を開けなくて良いので、その点も優れています。
廻り縁というのは、幅木と同じように、リビング、寝室、洗面室など、どこの部屋にも設置されるものです。ですので、このピクチャーレールの廻り縁も、写真のリビングだけでなく、全ての部屋の中に付けられています。多くの部屋を見せて頂きましたが、このような廻り縁は初めて見ました。(545)
写真は、モデルルームで、洗面室からバスルームを撮ったものです。ご覧のように、洗面所とバスルームとの間の壁、そして、バスルームの扉も透明です。これらはオプションとなっています。このように透明にしますと、お風呂が閉ざされた空間ではなくなって、広々感・開放感が出てきます。特に、お子さんが小さい時などは、安心で楽しいことでしょう。ただ、寒いから早くお風呂に入ろうと慌てると、ガラスに頭などをぶつけてしまうこともありそうです。また、お風呂では中ですべることもあります。そんな危険を予防するため、扉のガラスは強化ガラスとなっています。
見た目は開放感があって良いと思いますが、実際はどうなのでしょう?子供が大きくなることを考えると、一般的な曇りの模様が入ったアクリル板が良いかな、とも思います。このような透明ガラスのお風呂に入ったことはありませんが、お湯がたまると、湯気で中は見えなくなるものなのでしょうか?なんとなく、落ち着いてお風呂に入っていられないような気もしますが、いかがでしょうか?(7227)
一戸建の内覧会は、多くの戸数があるマンションとは異なって、売主から口頭で、「引渡しも近くなって来たので、〇月〇日、内覧会を行いたいのですが、ご都合は?」こんな感じで聞かれる場合が多いと思います。ここで、大事なのは、引渡しの日の最低でも1週間前には、内覧会を実施すべき思います。なぜなら、内覧会をすれば、必ず不具合が出ます。そして、その不具合の補修期間と、補修の確認が必要となるからです。例えば、「1月31日が引渡しですね、それでは、1月28日に内覧会をしましょうか?」こういうのはダメです。1月31日に引き渡しであれば、最低でも1月23日、理想的には2週間前の1月14日頃に内覧会を実施すべきです。
数千万円の財産を購入するのです。自分達だけでなく、次の世代にも引き継いでいく大事な資産の引渡しです。内覧会の前に、ちらし、売買契約、平面図や仕様書などの契約図書類に、再度良く目を通して、それらの条件に遵守しているかを確かめなくてはなりません。悔いを残さないためにも、内覧会までの準備期間、そして内覧会の後の引渡しまでの期間も充分に取っておいた方が安心です。(6.12)
一戸建ての売買契約時に、買主として入手すべき建築図書(図面や書類)についてです。売買契約書や重要事項、平面図や立面図、これらは一般的に売主が買主に渡しています。しかしながら、家の地盤の状態や強さ、骨組みなどに関する図書は分かりにくいこともあって、売主から買主に渡していないことが多いです。それらを以下に書きますので、買主は、契約時に売主から入手して下さい。
1.一般的に配布される建築図書
・売買契約書関連(需要事項説明書等)
・確認申請及び確認済証
・地積測量図、配置図、各階平面図、立面図、設備図(電気、給排水)
・仕様書(外装、内装、設備にどういう材料を使ったかを書いたもの)
2.一般的に配布されていないケースが多い建築図書
・ 地盤調査報告書:地盤についての調査結果です。中に、考察があることも確認。
・ 地盤改良報告書:地盤を改良した場合、その内容について書いたもの。
・ 矩計図(かなばかりず):家の断面詳細図。
・ 構造図:各階別に家の骨組みの状態を示したもの。
・ 壁量計算書:建物の風及び地震に対する強さを示したもの。
・ 構造計算書:建築基準法では3階以上は構造計算することになっている。
・ 外構図:庭の状態を示したもの。
以上の建築図書は、それぞれ、非常に大事なものですから、売主から入手したら、大切に保管して下さい。(32)