マンション・一戸建ての内覧会同行 既存住宅状況調査 株)みらい環境設計へ 品質向上と安心を。

内覧会には丸一日同行して、徹底的に検査し、売主と直接交渉致します。既存住宅状況調査もお引き受け致します。

内覧会では水も出してみよう!

2024年07月08日 17時00分35秒 | 内覧会チェック項目 共通
写真は、戸建の内覧会の時に、キッチンの水道の水栓をひねって、水を出してみたところです。マンションでも戸建でも、内覧会の時には、全ての水道の栓を開けて、水を出してみましょう。シャワー水栓があれば、切り替えもします。そして、暫くの間、水を出しっぱなしにしてみて下さい。
水を出しっぱなしにしながら、水が勢いよくきれいに出ているか、水栓がどこの位置でも安定して止まっているか、蛇口以外の所から水が落ちていないか、このような点もチェックして下さい。シャワーにした方が水圧がかかるので、チェックしやすくなります。そして、水を出しながら、キッチンシンクの扉を開いて、給水栓、配水管、この周りを漏水がないかを確かめておきましょう。見方は、水滴が落ちていないか、それから手で触って、濡れていないかを確かめます。
水を出して、全体の確認が終わりましたら、シンク内の濡れはふき取っておくと良いでしょう。濡らしたままにしておくと、水アカとなって汚くなります。いずれはそうなりますが、引越して来る時は、全てがピカピカの方が気分も良いでしょうから。基本的には、鍵の引渡しまでは、水道代も電気代も売主負担ですから、内覧会では、遠慮なく水も出してチェックして下さい。(710)

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フローリングのスキマ、名刺1枚分です!

2024年06月28日 16時34分30秒 | 内覧会チェック項目 共通

内覧会に行きまして、悩ましいのが、フローリングについてです。フローリングの不具合と言えば、キズ、ワックスの塗りムラ、フローリングの隙間、床鳴り、などです。このように比較的種類が多い不具合なのですが、それぞれの規準が明確でないため、不具合として指摘するかどうかの見極めが難しくなります。
今回はフローリング間の隙間について考えてみます。フローリングは、部屋の一方から他方へ、名刺一枚分ほど間隔を開けて、張っていきます。名刺一枚分ですから、0.5㎜ほどです。これは、温度や湿度による伸縮を吸収するためです。夏のように温度も湿度も上がればフローリングは伸びますし、冬は逆に縮みます。伸びてせり上がったり、逆に縮んで隙間が開き過ぎないように、伸び縮み代として名刺1枚分程度空けるわけです。
写真は、内覧会でフローリングの張り方の不具合を指摘したものです。緑のテープを貼ったところの隙間は、3㎜近く開いてしまっていて、下地まで見える状態でした。この場合には、フローリングの張り直しを要求しました。フローリングは、部屋の端から一枚ずつ、張っていきます。そして、最後の端に来た時に、調整します。写真では、その調整がうまくいかなかったわけです。
フローリングの隙間をチェックするのは、季節、位置、隙間の間隔などが関係し、単純ではありません。チェックの目安として隙間が2㎜以上開き、下地材が見えるなど、気になると思えば、不具合として指摘すべきです。(712)


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ビス忘れ、結構あります!

2024年04月05日 15時45分37秒 | 内覧会チェック項目 共通

写真は、マンションの内覧会で撮りました。ご覧頂きたいのは、白い矢印部分で、ビス忘れと書いてあるところです。窓のサッシは、しっかりと窓の枠に取り付けられなければなりません。当然、ビス穴が開いているところは、全てビスで固定する必要があります。この部分は、ビスを打つのを忘れてしまったわけです。数が多いので、結構、ビス忘れはあります。
家の中には、相当数の窓や扉があり、これらはビスによって枠に取り付けられます。窓や扉は、何十年間という無数に近い開閉に耐えなければなりません。ですので、1本のビスでも大事となります。内覧会では、数が多くて大変ですが、建具や扉のビス穴が全てビスによって固定されているかも確認して下さい。確認する場合には、細かいし、暗くて見づらい箇所もあるので、懐中電灯を使うと確認作業がしやすくなります。(24)


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指の先でソフトに押してみると・・・

2024年03月06日 16時25分50秒 | 内覧会チェック項目 共通

写真は、マンションの内覧会時に、洗面所に貼られたソフト幅木の接着不良の箇所を撮ったものです。ソフト幅木の取り付けは、接着剤を塗りつけてから幅木をあてて、ローラーで押しつけて接着させます。一般に、真ん中部分はしっかり付いていることが多いのですが、端部がこのように接着が充分でない場合がよくあります。
チェックの仕方は、ソフト幅木の上端部を、指の先で触れて、軽く浮かせてみます。そして、固く接着していて浮いてこなければ良いでしょう。浮いてくるようであれば、しっかりと接着させるように指摘して下さい。幅木は壁の最下部に付けられます。その目的は、壁と床との境目のラインを引き締めること、そして、掃除機や足からの衝撃から壁を守ることです。幅木の材質には、木材や石、タイル、塩化ビニールなどです。
幅木は床の一部とも考えられるので、使われる材質は床に合わせます。石幅木は床に石が貼られる玄関、木幅木はフローリング床仕上げのリビングや洋室、そして洗面所やトイレなどには、写真のような塩化ビニール製の幅木(ソフト幅木と言います)が使われることが多いです。値段は、ソフト幅木→木幅木→石幅木と上がっていきます。(766)


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開けていても、閉めていても・・・

2023年10月25日 10時11分30秒 | 内覧会チェック項目 共通

写真はマンションの内覧会で撮りました。写したところはリビングと洋室とを間仕切るための吊り戸の最下部です。ここには吊り戸が4枚あって、使用しない時には、収納できるようになっています。写真は、その4枚を収納に入れた状態です。ここでご覧になって頂きたいのは、白い↑で指したフランス落しと呼ばれるフックです。フランス落しとは、吊り戸側に棒状の金具、床側にはその金具を受けるものがあって、それで吊り戸等を固定しておくものです。
吊り戸は、上から吊っているだけですから、地震時には揺れてしまいます。大きな揺れで、吊り戸が外れたりしたら大変です。ですので、吊り戸を閉めている時も、開けている時も、フランス落しを使って、固定されていると安心です。写真のケースでは、収納している時でも、フックを掛けて固定出来るようになっているので、良い例としてご紹介させて頂きました。一般には、閉めている時はフックを掛けられるようになっている、でも、収納する時には、フックが無い場合が多いです。購入されたお部屋に吊り戸がある場合、この部分がどうなっているかも確認して下さい。(426)


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床鳴りは直ります!

2023年09月18日 21時49分49秒 | 内覧会チェック項目 共通

写真は、マンションの一室で、床鳴りを直すため、フローリングをはがし、張り替えているところです。茶色の部分はフローロングが残っているところで、白く見えるところはフローリングをはがしたので下地のボードが見えています。
このマンションは、新築の引き渡しから1年が経ちました。半年点検でも床鳴りがあったので、売主に指摘して潤滑剤を注入したのですが、その後も改善されず、1年後
の点検で、フローリングをはがし、フローリングを止めている釘を再度打ち直すことになりました。
フローリングをはがして補修した結果、床鳴りはなくなりました。ここのフローリングは幅広タイプが使われていて、ジョイントが少ない分、釘の量が少ないのでゆるみが出て、床鳴りがひどかったと思われます。新築マンションを購入後、住んでいる間に床鳴りが気になる場合には、遠慮なく、売主に直すように言うべきです。床鳴りにはいくつかの原因がありますが、最終的には、フローリングをはがして直せば、床鳴りはなくなります。(19)


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コンクリートの表面にひび割れが!

2023年05月12日 17時39分37秒 | 内覧会チェック項目 共通

写真はマンションの内覧会で撮ったものです。白い矢印の先を見て頂くと、細いひび割れが入ってるのが分かります。ここはベランダの天井部分です。つまり、上階のベランダのコンクリートの床で、下側の天井面は吹付タイルで仕上げをしています。吹付タイル部分に、このようなひび割れが入っていることは、コンクリートの躯体にもひび割れが入っていると予想されます。
このひび割れはコンクリートの乾燥収縮によるものです。コンクリートは水で練り、打ち込んでから、水分が蒸発して乾燥していきます。そうしますと、体積が収縮していき、周りは固定されていますので、ひび割れが生じます。コンクリートは乾燥収縮が宿命なのですが、建物にひび割れが入りますと、コンクリート自体の耐力も落ちますし、中の鉄筋を錆びさせ、建物の寿命を急激に落としてしまいます。従い、施工業者は、ひび割れが入らないように施工すること、また、ひび割れが入ってしまったらしかるべく補修をしなければなりません。コンクリートのひび割れは、あってはならないものですが、出来てしまうこともあります。
ひび割れの場所、幅、要するにひび割れの状態によって建物としての重要度は異なります。写真のように、ベランダの床など、重さを支えている構造体に入っているひび割れは補修が絶対に必要です。一方、トランクルームなどの表面のモルタルに入っているひび割れは、構造体ではありませんので、気にする必要はありません。コンクリートの中にある鉄筋を錆させるようなコンクリート面のひび割れ幅は、0.4㎜以上と言われています。0.4㎜と言われてもピンと来ません。シャープペンシルの先が0.5㎜ですので、シャープペンの先がひび割れに入ってしまうようでは問題があるわけです。
内覧会に行きまして、壁や床などのコンクリート構造体の表面にひび割れを見つけたら、施工業者に指摘して下さい。そして、そのひび割れの部分は仕上げ材なのか、構造体なのか、どうして起きたのか、そしてどのように補修するのかを、業者に聞いて下さい。特に構造体のひび割れにつきましては、後々、問題になっても困りますので、ひび割れの原因、補修方法など写真入りで報告書として提出させておいた方が良いでしょう。(612)


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内覧会では照明も全部点けてみて!

2023年05月10日 18時40分42秒 | 内覧会チェック項目 共通

写真は戸建の内覧会で撮ったものです。この照明は洗面台の上の照明です。この照明がどうかしたの?と思いますよね。写真では分からないのですが、中の蛍光ランプを点けるとフリック(チカチカ)するのです。ランプが古いのか、照明器具の不具合は定かではありませんが、不具合として指摘すべきです。
内覧会に行きましたら、設置されている全ての照明を点けてみて下さい。まず、スイッチが適切な位置にあるか、ちゃんと照明が点くか、どのスイッチでどの照明が点くかの確認、そして、照明を点けたら、ランプの具合も見て下さい。照明のカバーの中に虫が入ってしまっている、カバーが汚れている、このような点もチェックして下さい。特に見落としてしまいそうなのが、マンションの場合では廊下の照明、戸建の場合には、門灯など外部にある照明です。(99)


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揺れて外れたら大変!

2023年04月13日 16時16分12秒 | 内覧会チェック項目 共通

写真はマンションの内覧会で撮ったものです。手前はリビング、向こう側の部屋は洋室となっています。リビングと洋室の間に、オプッションでガラスの3枚吊り戸を設置しました。ここに吊り戸がありますと、エアコンの効率も良くなります。
吊り戸は天井に取り付けたレールから吊られます。床にレールが不要となりますので、床がスッキリして、ここが良い点です。ただ、吊り戸の弱点は、下部が不安定なので、地震時に揺れることです。従いまして、部屋の中に吊り戸が設置される場合には、床との止め方に注意が必要となります。写真のような、ガラス入りの大きな吊り戸ですと、重くなりますし、揺れて外れたら大変なことになります。
標準でも、オプションでも、吊り戸が設置される場合には、地震時の安全性の確認も忘れないようにして下さい。地震はいつ来るか分からないので、開けている時も、閉めている時も、床にフックなどを取り付けて、揺れ過ぎてレールから外れないようにしておくことが重要となります。(911)


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見た目も大事!

2023年04月04日 22時28分07秒 | 内覧会チェック項目 共通
写真は一戸建ての内覧会で撮ったもので、指先は外壁のタイルの目地部分のコーキングです。コーキングとは、隙間や目地を埋める詰め物で、空気に触れると硬化しますが、弾力性は保ちます。家の中でも外でも、コーキングを使って、外気、雨水、水、ホコリなどが入ってくるのを防ぎます。
コーキングは建物の外壁だけでなく、部屋の中でも、特に水を使うところに使われています。例えば、キッチン、洗面台などの周りです。コーキングを施工する時は、チューブから押し出し、詰めた後は、ヘラを使って表面を均します。硬化するまで時間がかかるものなので、その間に手で押したりしますと、その部分は写真のように凹んでしまいます。そのまま硬化すると形は元に戻りません。また、コーキングの施工の技術にも差があって、表面が滑らかに仕上げられている場合、そうでない場合があります。
内覧会では、玄関、キッチン、洗面台等の周りのコーキングは、特に目に付きやすいところですので、表面の状態を確認して下さい。基本的には、見栄えよりもしっかりと詰められていることが大事です。でも、写真のように目に付く場所で、表面の仕上がりで凸凹等が気になる場合には、再度、コーキングを打ち直すように売主に指示すれば良いです。(84)

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ライトをあてて、手で触れて…

2023年03月02日 16時51分16秒 | 内覧会チェック項目 共通

写真は一戸建ての内覧会で撮ったものです。写した場所は洗面台の下の扉を開けて、中にある排水管の部分です。ご覧になって頂きたいのは、赤い矢印で示したところです。ここに水滴が付いています。水滴が付いているのは、排水管から水が漏っているからです。内覧会では、洗面台の水栓からも水をしばらく出して、漏水の有無を調べます。稀ですが、写真のように排水管などから漏水してしまうことはあります。この漏水の原因は、矢印上部の排水管のジョイント部分の締め付けが不十分だったからです。
マンションや一戸建ての内覧会に行きましたら、水道のあるところは全て水を出してみて下さい。水をしばらく出してみて、下の排水管や給水管の表面を懐中電灯のライトを当てて、良く見て、手で触れてみて下さい。漏水が起き易いのは、管のジョイント部分ですので、そこを中心に観察して下さい。(39)


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電球が入っていない!

2023年01月25日 21時45分02秒 | 内覧会チェック項目 共通

写真はマンションの内覧会で撮ったものです。写した場所は、廊下のダウンライトです。青い付箋を貼っていますが、照明器具の中に電球が入っていないので、不具合をして指摘したものです。こういうウッカリミスは稀ですが、電球が入るべき位置にあるかどうかはチェックする必要があります。
マンションでも戸建でも、玄関前、玄関内、廊下、トイレ、洗面所、浴室、キッチン、ウォークインクローゼット、こういうところには、通常、電球は付いています。つまり、電球も売値の中に含まれているということになります。一方、洋室、和室、リビング、ダイニング、こういうところは、天井に引掛けシーリングだけが付いています。引掛けシーリングの設置までが、売値に入っているということです。引掛けシーリングとは、ペンダント照明やシャンデリアなどを吊るすことができる天井付きコンセントで、右にねじると引っ掛かり固定されます。
ですので、写真の廊下の電球は在るべきものですので指摘したわけです。内覧会に行きましたら、ちゃんと電球の有無もチェックして下さい。そして、不明な点がありましたら、売主に確認することです。(28)


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三面鏡にキズがあることも!

2022年12月07日 16時33分48秒 | 内覧会チェック項目 共通

マンションの洗面所には、写真のような大きな三面鏡が取り付けられていることが多いです。意外と、大丈夫と思ってチェックをしないのが、鏡の表面のキズです。それほど多くはありませんが、三面鏡にキズが入っていることはあります。鏡は高価ですし、やはり自分の姿を映し出すものですから、きれいであって欲しいものです。
鏡のキズのチェックの仕方は、鏡を正面から見るのではなく、下や横から、天井の灯りの反射で、隅々まで、キズの有無を調べます。キズがあるとその部分は光るので判断できます。傷か汚れか紛らわしいものもありますから、タオルなどを持参して、少し水に濡らして、拭いて確認した方が良いでしょう。汚れなら、水に濡らして拭けば、取れてしまいます。タオルがない場合には、指のツメの先で軽く触れてみると分かります。
キズの位置や程度にもよりますが、鏡や窓ガラスのキズの補修は出来ませんので、新しいものに交換するしかありません。新築のマイホーム、自分の姿を写してくれる鏡も新品ピカピカでいきたいものです。三面鏡につきましては、鏡のキズの有無だけではなく、鏡扉の開き具合、中の状態などもチェックして下さい。(69)


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バスタブにも入って、よく見て!

2022年11月10日 14時47分21秒 | 内覧会チェック項目 共通

写真はマンションの内覧会で撮りました。写しているのはバスタブです。ご覧頂きたいのは、紅いテープが貼ってあるところで、キズが2箇所あります。何かを落としたのか、ぶつけたのか、小さなキズですが、表面の仕上げがはがれています。このようなキズを見つけたら、不具合として指摘すべきです。
バスタブの表面の塗装がはがれてはまずいです。このような不具合は住んでしまってから気が付いても、売主の責任か、買主の責任か、責任の所在が不明確になりやすいものです。ですので、まだ、誰も住んでいない状態で指摘をした方が、売主の管理下にあるわけですから、不具合として指摘がし易いです。
内覧会に行きましたら、バスタブにも入って、表面の状態も良く観察して下さい。そこでキズなどを発見しましたら、売主に不具合として指摘すると共に、補修で直すのか、交換するのか、どのように補修するのかも聞いておくと良いでしょう。
バスルームの壁のパネルも同様です。バスタブや壁パネルにキズが入っているケースはあります。お湯をためたり、シャワーを使ったり、相手はお湯や水ですから、このような不具合は、漏水の原因になりますので、しっかりと直してもらわねばなりません。(611)


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ハンガーパイプの位置、良くない!

2022年10月19日 22時09分12秒 | 内覧会チェック項目 共通

写真はマンションの内覧会の時のものです。写したところはウォークインクローゼットの中です。ここでメジャーを当てているのは、ハンガーパイプから天井までの高さで、50㎝あります。ここのクローゼットの天井の高さは230㎝(2.3m)でパイプは上下2本設置されています。下のパイプは床から90㎝、上のパイプは床から180㎝となっています。つまり、ここのウォークインクロゼットは、天井の高さが230㎝、床から90㎝の位置に下のパイプが1本あって、そこから90㎝上に、もう1本上のパイプがあって、そこから天井まで50㎝ということです。
身長が170㎝と考えて、パイプに男性のスーツを掛ける場合、95㎝以上ないと、下に付いてしまいます。ハンガーパイプから床、もしくは下のハンガーパイプまで、100㎝は欲しいところです。ですので、上のクローゼットのケースでは、下のパイプから床までも、上のパイプと下のパイプの間隔も、それぞれ90㎝ですから、スーツが付いてしまうことになります。このクローゼットの場合、上に50㎝のスペースがあるので、あと30㎝程上げるべきだったと思います。ハンガーパイプの位置が床から2mであれば、男性なら届くでしょう。また、ハンガーパイプの上のスペースは、棚もないので、何も使えず、もったいないと思います。クローゼットにハンガーパイプが上下に付いている場合には、その間隔も確認して下さい。(13.3)


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100%買主の味方です。今までに2000戸以上のマンションや一戸建ての内覧会の全てに、私自身が立ち会ってきました。この経験に基づいて、内覧会では、あなたのマイホームを丸一日掛けて、隅から隅まで、低料金で丁寧に検査します。買主側の建築士として、損をしない、悔いを残さない、買主に安心を!これが私の信条です。お住まいになってからでも、不具合や不明な点が出ましたら、いつまでも無料でご相談に応じます。 新築・中古のマンションや一戸建ての購入、内覧会の立会い、既存住宅状況調査、お住まいの悩み、リフォーム工事、マンションの大規模修繕や管理費削減など、お住まいに関するご相談をお待ちしています。お問い合わせは、お電話:090-7811-4865、もしくはメール:tykyb@agate.plala.or.jpでお願い致します。