マンション・一戸建ての内覧会同行 既存住宅状況調査 株)みらい環境設計へ 品質向上と安心を。

内覧会には丸一日同行して、徹底的に検査し、売主と直接交渉致します。既存住宅状況調査もお引き受け致します。

手すりがグラツクようでは・・・

2020年02月27日 22時59分55秒 | 一戸建て限定 屋内編
写真は、一戸建ての内覧会で、階段の壁部分に設置されている手すりの固定具合をチェックしているところです。階段の手すりは大事です。上がるときも、下がるときも、手すりが身体を支えてくれます。ですので、手すりはしっかりと壁に固定されていなければなりません。手すりは、外れては困るので、壁に下地材を入れ、長いビスを使って、下地材に固定されます。
一戸建の内覧会に行きましたら、手すりの固定具合もチェックしてみて下さい。結構、頼りない手すりもあるものです。チェックの方法は、手すりを写真のように握って、体重を支えるぐらいの力を掛けて、押したり引いたりしてみます。これぐらいの力でグラツクようでは駄目です。体重を掛けても、ビクともしない、こんな感じであればOKです。
このようにチェックしてみて、頼りない感じであれば、売主に指摘して、しっかりと金具を固定させるように補修を依頼して下さい。手すりは、階段以外にも、玄関、お風呂、トイレなどにも設置されることが多いです。このような手すりも、同じような方法でチェックしてみて下さい。身体を支えてくれる手すりが抜けてしまったら大怪我をすることもあります。(91)

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隙間があっては効果は半減!

2020年02月25日 20時52分26秒 | 一戸建て限定 屋内編

写真は戸建ての内覧会で撮りました。写した場所は、2階の天井にある屋根裏点検口を開けて、屋根裏の部分です。ご覧になって頂きたいのは、白い矢印で示した断熱材です。ここには、換気のダクトが天井裏を這ってます。ダクトの周りの断熱材を加工するのが面倒だったのでしょう。ダクトの上に、断熱材を載せただけになっています。
断熱材は、家の内側の温度を外側から守るために設置されます。ですので、家を包むように巻かなければなりません。隙間があっては効果は半減します。ですので、ダクトの周りに隙間が出来ないように、断熱材を敷き並べなくてはなりません。戸建ての内覧会では、天井に付いている点検口から屋根裏も見て、断熱材が隙間なく並べられているかも確認して下さい。(151)


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これでは穴のあいたフトンです!

2020年02月21日 21時28分18秒 | 一戸建て限定 屋内編

写真は戸建ての内覧会で撮りました。写したところは、2階の上にあるグルニエの壁にある点検口のカバーを開けて、屋根裏の部分です。本来であれば、下に断熱材と書いてあるものが、点検口のカバーの裏側に垂直に設置されていなければなりません。点検口のカバーは薄いので、その裏に断熱材を置き、室内を断熱する必要があります。
点検口のカバーを開けて、屋根裏の断熱材の状態を確認しようと思ったら、写真のように倒れていたのです。これでは、断熱材の意味がありません。工事中に、作業員が屋根裏に入って、出る時に、ちゃんと断熱材を点検口の裏に戻さずに、点検口をふさいでしまったわけです。断熱材と言うのは、フトンのように家の中全体をすっぽりと包み込むようになっていなければなりません。これでは、穴のあいたフトンになってしまいます。(712)


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屋根裏を見てみると・・・

2020年02月13日 22時29分54秒 | 一戸建て限定 屋内編

写真は注文戸建ての内覧会で撮りました。写したところは、2階の天井裏、つまり屋根の下になります。ここの屋根の下の断熱は、ブローイング(吹き込み)工法となっています。ブローイングとは、グラスウールやロックウールをチップ化したものを、空気で吹き込んで、雪のように堆積させて断熱させるものです。隙間なく一様に断熱材が施工されるのが特徴です。
ここのブローイング断熱の仕様は、グラスウールで厚さは300㎜となっています。2階の天井の点検口を開けて、中を見ましたら、写真の状態になっていたわけです。真ん中に見える2本の木材は、天井を吊っている野縁受けと言われるものです。ですので、野縁受けの下は、すぐに天井になっています。この状況では、断熱材がほとんどなくなっているわけです。
こうなってしまった理由は、ブローイング工事を実施した後に、工事関係者が屋根裏を歩く必要が生じて、雪かきのように部分的にかき分けてしまったからです。かき分けてしまったなら、本来は、元通りに直しておかなければなりませんが、うっかりしてしまったのでしょう。屋根裏ですから、点検口をふさいでしまえば、まず見るところではないので、分からなくなってしまいます。内覧会では、点検口も開けて、屋根裏の断熱材の状態を確認すべきです。(7123)


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カバーをはずしてみると・・・

2020年02月06日 22時13分24秒 | 一戸建て限定 屋内編

写真は、戸建の内覧会でレンジフード上部のカバー(幕板:まくいた)を外した状態です。レンジフードの排気ダクトの断熱材の状況を確認するために、幕板を外させました。中を確認しますと、断熱材は隅から隅まで巻かれているし、壁との取り合いも気密テープが貼られていますので、これでOKとなりました。
通常、レンジフードのダクトは、亜鉛鉄板製で直径15㎝のスパイラルの丸ダクトが使われます。アルミのダクトは高温になるため使用されません。消防法では、熱源がガスであれば、排気ダクトを周りから10㎝以上離すか、金属以外の特定不燃材料(例えばロックウール)で50㎜(認定工法の場合は50㎜以下でも可)以上で巻くことと定めています。
戸建の内覧会では、レンジフードの上部の幕板も外して、中の排気ダクトの断熱材の状況も確認した方が良いでしょう。写真のように、しっかりと断熱材そして気密テープが貼られていれば良いです。そして、売主に、断熱材の仕様と厚さも聞いてみて下さい。断熱材の巻き方が不十分だったり、気密テープが貼られていない場合には、その旨指示すれば良いです。また、熱源がIHの場合には、消防法では規定はありませんが、将来ガスに変える可能性もあることなどから同じように断熱しておいた方が安全と言えます。(29)


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マンション内覧会、何をどうすれば・・・

2020年02月04日 21時17分20秒 | 内覧会への準備

マンションの内覧会は、何をして、どれぐらい時間がかかるものなのでしょうか? 内覧会の進め方は、不動産会社によって多少異なりますが、内覧会の目的が、買主にとって、引渡し前の最終確認であることは同じです。従い、大事なことは、自分の部屋に関係するところは全て細かく確認するということになります。
内覧会では、受付で、売主から、予定の説明を受け、内覧シートをもらいます。この予定というのは、1.専有部(自分の家の中)のチェック 2.共用部(駐車場など)の説明、の2項目です。受付の人は、専有部のチェックは30分ぐらいでお願いします、なんて言う事もあります。1の専有部のチェックが30分で終われば、2は説明を受けるだけですので、全部で1時間もあれば終わってしまいます。
専有部のチェックにどのくらいの時間をかければいいのか?これには部屋の大きさもあるし、気構えあるし、定まったものがあるわけではありませんが、30分では短すぎると思います。最低でも1時間、出来れば2時間ぐらいは見てもらいたいです。そんな長時間何をしてるの?と思う人がいるかもしれません。でも、長いローンで返却していく高額な資産です。その資産の最初で最後のチェックと思えば、時間もかかることになります。
業者が横に付いている場合には、自分のペースで観察することが出来ないので、少し自分達だけで見せて下さい、とお願いするのが良いでしょう。自分のペースで、ゆっくりと観察していくと、それまでに気が付かなかった不具合が見えてきます。そして、気になるところがあれば、何でも遠慮なく、何でも指摘することです。世界に一つのあなたのマイホームですから。(981)


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100%買主の味方です。今までに2000戸以上のマンションや一戸建ての内覧会の全てに、私自身が立ち会ってきました。この経験に基づいて、内覧会では、あなたのマイホームを丸一日掛けて、隅から隅まで、低料金で丁寧に検査します。買主側の建築士として、損をしない、悔いを残さない、買主に安心を!これが私の信条です。お住まいになってからでも、不具合や不明な点が出ましたら、いつまでも無料でご相談に応じます。 新築・中古のマンションや一戸建ての購入、内覧会の立会い、既存住宅状況調査、お住まいの悩み、リフォーム工事、マンションの大規模修繕や管理費削減など、お住まいに関するご相談をお待ちしています。お問い合わせは、お電話:090-7811-4865、もしくはメール:tykyb@agate.plala.or.jpでお願い致します。