マンション・一戸建ての内覧会同行 既存住宅状況調査 株)みらい環境設計へ 品質向上と安心を。

内覧会には丸一日同行して、徹底的に検査し、売主と直接交渉致します。既存住宅状況調査もお引き受け致します。

ウッカリ、忘れてました!

2021年08月31日 15時27分48秒 | ベランダ・テラス

写真はマンションのバルコニーから部屋の外壁側を撮ったものです。壁の内側には洋室1と洋室2があります。洋室1にも洋室2にもエアコンは設置するようになっているのですが、エアコンのスリーブ(エアコンのパイプ類を室外機と結ぶ壁の貫通孔)が1箇所(赤い矢印部分)しかありません。
なんで、1箇所しかないのでしょう?これは、単純に売主が設置するのを忘れたのです。ここでは、外壁に、洋室1用及び洋室2用と、スリーブが2箇所設置されなければなりません。
これらの部屋のエアコンの室外機はマルチタイプとして写真の壁際に設置されるように計画されています。マルチタイプとは1台の室外機に対して複数の室内機が接続できるエアコンです。写真の部屋の場合には、1台のマルチタイプの室外機に対して、洋室1及び2用として、2台の室内機が接続されます。マルチタイプであっても、スリーブは2箇所必要となります。
マンションの内覧会に行きましたら、エアコンのパイプが壁を貫通して室外機に接続されているようになっているかも確認して下さい。特に、写真のような部屋、また、中和室のように、他の部屋を通って、パイプが室外機に接続されている場合には、注意が必要となります。(89)


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上も下も、同時に触れないと・・・

2021年08月30日 14時40分39秒 | 建 具

写真はマンションの内覧会で撮りました。写している部分は、リビングの窓のサッシです。ご覧頂きたいのは、矢印の部分です。これは指詰め防止ストッパーと言いまして、引違のサッシに指を挟まないようにするためのものです。最近の窓のサッシはペアガラスで窓が重いので、サッシを開けた際に、指を挟んでしまうと大けがになってしまうことがあるからです。
この指詰め防止ストッパーは、一般に、サッシの上下2ヶ所に付いています。窓のサッシが重いため、開けた際には、相当の力がかかるので、上下2ヶ所のストッパーで止めることになります。窓を開けた際には、それぞれが同時にサッシに触れなければなりません。どちらか一方だけしか接しないのであれば、2ヶ所付ける意味がありません。
ここで写真に戻って頂きますが、これは上下にあるうちの上の方のストッパーです。このストッパーとサッシとの間には3㎜ほどの隙間が出来てしまっています。下のストッパーはこの状態で接していますので、これ以上は開けることができません。これでは、この上のストッパーの意味がないことになります。窓を開けた際に、大きな力がストッパーにかかりますので、下のストッパーが割れてしまうこともあります。内覧会では、窓のサッシも開けてみて、指詰めストッパーが適切に上下サッシに接しているかもチェックして下さい。もし、それぞれがちゃんと接していない場合には、隙間の調整は出来ますので指摘して下さい。(382)


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100%買主の味方です。今までに2000戸以上のマンションや一戸建ての内覧会の全てに、私自身が立ち会ってきました。この経験に基づいて、内覧会では、あなたのマイホームを丸一日掛けて、隅から隅まで、低料金で丁寧に検査します。買主側の建築士として、損をしない、悔いを残さない、買主に安心を!これが私の信条です。お住まいになってからでも、不具合や不明な点が出ましたら、いつまでも無料でご相談に応じます。 新築・中古のマンションや一戸建ての購入、内覧会の立会い、既存住宅状況調査、お住まいの悩み、リフォーム工事、マンションの大規模修繕や管理費削減など、お住まいに関するご相談をお待ちしています。お問い合わせは、お電話:090-7811-4865、もしくはメール:tykyb@agate.plala.or.jpでお願い致します。