マンション・一戸建ての内覧会同行 既存住宅状況調査 株)みらい環境設計へ 品質向上と安心を。

内覧会には丸一日同行して、徹底的に検査し、売主と直接交渉致します。既存住宅状況調査もお引き受け致します。

ドアと壁とがぶつかる!

2023年01月31日 11時06分05秒 | 一戸建て限定 屋外編

写真は、一戸建ての内覧会で、2階の洋室からバルコニーへ出るドアを撮ったものです。ご覧頂きたいのは、赤い矢印の部分です。
2階の洋室からバルコニーに出る際に、このドアを開きます。このドアをいっぱいに開けようとすると、ドアの取っ手が壁にぶつかってしまいます。取っ手が壁にぶつかれば、取っ手も壁も傷付いてしまいます。これでは問題です。それでは、こういう場合はどうしたら良いのでしょう?
解決方法は、ドアが壁にぶつかる前に止めてしまうか、壁にぶつかった時の為に緩衝材(例えばゴムの受け等)を壁に付けるか、この2通りです。壁にぶつかる前にドアを止めようとすると、床や壁にストッパーを付けることになります。ただ、この方法は条件が難しくなります。写真の場合には、壁とドアの取っ手、両方にゴムの緩衝材を付けることにしました。(911)


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電球が入っていない!

2023年01月25日 21時45分02秒 | 内覧会チェック項目 共通

写真はマンションの内覧会で撮ったものです。写した場所は、廊下のダウンライトです。青い付箋を貼っていますが、照明器具の中に電球が入っていないので、不具合をして指摘したものです。こういうウッカリミスは稀ですが、電球が入るべき位置にあるかどうかはチェックする必要があります。
マンションでも戸建でも、玄関前、玄関内、廊下、トイレ、洗面所、浴室、キッチン、ウォークインクローゼット、こういうところには、通常、電球は付いています。つまり、電球も売値の中に含まれているということになります。一方、洋室、和室、リビング、ダイニング、こういうところは、天井に引掛けシーリングだけが付いています。引掛けシーリングの設置までが、売値に入っているということです。引掛けシーリングとは、ペンダント照明やシャンデリアなどを吊るすことができる天井付きコンセントで、右にねじると引っ掛かり固定されます。
ですので、写真の廊下の電球は在るべきものですので指摘したわけです。内覧会に行きましたら、ちゃんと電球の有無もチェックして下さい。そして、不明な点がありましたら、売主に確認することです。(28)


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下のパイプは取り外せます!

2023年01月13日 20時21分28秒 | モデルルームではココ見て!

写真はマンションの内覧会で撮ったものです。撮ったところは、洋室内のクローゼットです。ご覧頂きたいのは、クローゼット内の上下のハンガーパイプです。床から天井近くまでのクローゼットになっていますので、高さが2.1m程あります。2mを越しますと、男性のスーツでも、上下に掛けることが出来ます。そうすると、倍の量の洋服が掛けられるようになるので便利です。
この上下に2箇所のハンガーパイプも気に入ったのですが、更に良い点があります。それは、下のハンガーパイプは取り外しが出来るようになっています。わかり難いのですが、ハンガーパイプの端(矢印部分)です。上のハンガーパイプは差し込むソケットで、下のパイプはパイプを載せるタイプのソケットになっています。つまり、下のパイプは取り外しが出来るようになっているわけです。こうなっていると、上には洋服を掛けて、下にはパイプを外して収納箱を置くことも出来ます。
間取り図だけからは、こういうものは確認できません。モデルルームに行きましたら、平面的なことだけでなく、立体的な作り、そして、このような細かい点もチェックして下さい。(11)


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これではストッパーになりません!

2023年01月12日 22時40分47秒 | 建 具

写真はマンションの内覧会で撮りました。写している部分は、リビングの窓のサッシです。ご覧頂きたいのは、矢印の部分です。これは指詰め防止ストッパーと言いまして、引違のサッシに指を挟まないようにするためのものです。最近の窓のサッシはペアガラスで重量も増え、サッシを開けた際に、指を挟んでしまうと大けがになってしまうことがあるからです。
この指詰め防止ストッパーは、一般に、サッシの上下に2ヶ所付いています。窓のサッシが重いため、開けた際には、相当の力がかかるので、上下2ヶ所のストッパーで止めることになります。上下2か所に付いていますので、窓を開けた際には、この指詰め防止のストッパーはサッシに触れなければなりません。どちらか一方だけしか接しないのであれば、2ヶ所付ける意味がありません。
ここで写真に戻って頂きますが、これは上下にあるうちの上の方のストッパーです。このストッパーとサッシとの間には3㎜ほどの隙間が出来てしまっています。下のストッパーはこの状態で接していますので、これ以上は開けることができません。これでは、この上のストッパーの意味がないことになります。窓を開けた際に、大きな力がストッパーにかかりますので、下のストッパーが割れてしまうこともあります。
内覧会では、窓のサッシも開けてみて、指詰めストッパーが適切に上下サッシに接しているかもチェックして下さい。もし、それぞれがちゃんと接していない場合には、隙間の調整は出来ますので指摘して下さい。(382)


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天井が下がってきます!

2023年01月11日 21時16分53秒 | マンションの購入時に

写真はマンションの内覧会で撮りました。リビングから窓の方を写しています。ここでご覧頂きたいのは、上の大梁と書いてある部分です。柱は上部をつなぐ梁がないと倒れてしまうので、必ず梁でつなぎます。柱と柱の上部をつなぐ梁を大梁(おおばり)と呼び、大梁と大梁とをつなぐ梁を小梁(こばり)と呼びます。これは、大梁ですので、向こうに柱があります。
一般には、柱と大梁とは、建物の外側に出る場合が多いのですが、このように、大梁が部屋の中に入って来る場合もあります。このような構造をカーテンウォール、外から見ると、柱や壁がなく、カーテンのように見えるので、そのように呼びます。
カーテンウォールの場合、大梁が部屋の中で下がってきますので、眺望にも使い勝手にも影響します。間取り図を見て、柱が部屋の隅ではなく、内側に入って来ている場合には、大梁も部屋の中に入ってきますので、注意が必要となります。天井が、その部分だけ、相当に下がってくるという点です。
一般に、天井高は2.4~2.5mですが、その部分だけ2m前後の、下り(さがり)天井になってしまいます。このような部屋を購入する場合には、ここの部分の天井高がどのくらいになるのか、確認した方が良いでしょう。特に、背が高い人が家族にいる場合には、注意が必要となります。梁は建物の構造上なくてはならないものですので、欠いたり、削ることはできません。(12)


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フローリングを横から見ると・・・

2023年01月10日 22時05分07秒 | マイホームの購入時に
写真は、内覧会で直床用のフローリングを横から撮ったものです。直床とは、コンクリートのスラブの上に直接床材を敷き並べる方法です。フローリングの全体の厚さは12㎜、底面には4㎜ほどのクッション材があり、その上にも4㎜ほどのクッション系の下地材があり、その上に3㎜ほどの薄板の合板、その上に1㎜ほどの木材が仕上げ材として貼られています。
直床用のフローリングは、床スラブの上に直接張られます。従い、上からの衝撃は受けやすくなってしまうので、その衝撃を吸収するために、このようにフローリングの下の層にはクッションが貼られているわけです。フローリングと言うと、木材の固い感じ、というイメージがあります。でも、直床用のフローリングの場合、底に付いているクッションで音を吸収するので、上を歩くと、見た目とは別に、どうしてもフワフワ感は出てしまいます。また、直床の場合、床鳴り、と言うのは出ませんが、重いものを長く置くと、この底面のクッション材が圧縮され、フローリングが凹んだ感じになることもあります。

通常、このタイプのフローリングが張られますと、床の遮音等級は、LL(軽量衝撃音:スリッパなどの音)は45、また、LH(重量衝撃音:子供が跳ねる音)は55程度になります。マンションの遮音性能の表示は、90%はこのLL45となっています。この等級は、上階の音が小さく聞こえるが、気にならない程度、というレベルです。但し、この等級も実際に測定したものではありません。このような床の仕様であれば、LL45と表示して宜しい、ということになっています。直床の場合には、コンクリートスラブの上はフローリング1枚ですから、重量衝撃音に対する遮音性能は二重床に比べて低くなる可能性が高いかもしれません。(611)

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これでカーペットが敷き込める!

2023年01月09日 22時11分36秒 | マイホームの購入時に

写真は、マンションの内覧会の後に開かれる確認会で撮りました。写した場所は、洋室のクローゼットの扉の下部です。ここの部屋の買主は、フローリングの上にカーペットを敷こうと思っていました。そこで、気になっていたのが、部屋の扉やクローゼットの扉のフローリングとの隙間です。
部屋の扉は、換気のために、扉とフローリングとの間には、アンダーカットと言いまして、15㎜ほどの隙間が設けられます。部屋の扉を閉めても、空気が流れるようにしてあるわけです。でも、クローゼットの扉にはそういう処置はする必要がないので、アンダーカットはありません。アンダーカットがありませんので、扉とフローリングとの隙間がほとんどない場合があります。隙間がないと、クローゼットの扉の開きの部分には、カーペットを敷きこめなくなります。これでは、段差が出来てしまいますし、見た目も悪いです。
内覧会の時点で、そのような指摘をしたところ、それでは、扉の寸法を短くしてあげましょう、と売主が言ってくれました。そして、写真のようになったわけです。写真では、フローリングとの隙間が約15㎜です。こうなったら、カーペットも、部屋の隅から隅まで敷き込むことが出来ます。今回のケースではこうなりましたが、一般的には有料になると思います。ですので、出来れば購入時にこのような点も確認しておいた方が良いでしょう。(23)


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エアコンの排水が、隣戸に!

2023年01月06日 21時29分21秒 | ベランダ・テラス

写真は、マンションの内覧会の時のものです。この部屋のリビングには、エアコンが標準装備されています。ですので、エアコンも稼動させてみました。稼動させて暫くしましたら、エアコンの下部から水がこのように流れ出してきて、隣の部屋のバルコニーまで行ってしまいました。
この水は、ドレーンから流れてくるものです。ドレーン用の排水レールはあるのですが、排水溝への水勾配が不十分なので、レールの途中で床に流れ出してしまうのです。これでは、隣の人からも苦情が来るでしょう。エアコンが標準装備されている場合には、エアコンのスイッチも入れてみて、ドレーン水がちゃんとレールに沿って、排水溝まで流れていくかも確認して下さい。(710)


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ピクチャーレール、なぜここに?

2023年01月05日 22時00分00秒 | オプションを決める前に!

写真は戸建の内覧会で撮りました。ご覧頂きたいのは天井に取り付けた白いピクチャーレールです。このピクチャーレールは、壁から約10cm離して付けてあります。ピクチャーレールですから、何かを吊るすわけです。これでは、吊るすものが壁から離れてしまうので、ブラブラして安定しないし、邪魔でもあります。なんで、こういうことになるのか、どう考えても不思議です。
そこで、付けた業者に聞いてみました。「イヤー、これは間違いました。作業員が訳が分からず、こうなってしまったのでしょう。誠に申し訳ありません」とのこと。この家の買主も、ここの部屋の壁に沿って、ピクチャーレールを依頼しましたが、これではね・・・と苦笑いでした。
オプションでピクチャーレールを付ける人も結構います。写真の例は極めて稀なケースですが、ピクチャーレールを付ける際に、確認すべき点をいくつか書き出してみます。
・どこの部屋に何mのピクチャーレールを付けるのか。
・天井に付けるのか、壁に付けるのか、またどちらにしても、真ん中、左側など、どの位置に付けるのか。
・後付なのか、先付けなのか。先付けとは、天井を少し欠いてレールを天井内入れ込んでしまうものです。先付けの方がきれいに仕上がりますが、天井のクロスを貼ってからではできません。
通常、ピクチャーレールを取り付きる専門業者が付けるので、写真のようなことは起こりにくいですが、やはり、付ける際には、上記の点などを確認した方が安全と言えます。(32)


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2023年 謹賀新年

2023年01月01日 11時26分38秒 | 世の中、こんな話、あんな話

旧年中はブログに訪問して頂きましてありがとうございました。今年も頑張って、一戸建てやマンションの内覧会、並びに住まいに関する記事を書いて行こうと思います。青空の下、新しく明けた希望の年、何卒よろしくお願い申し上げます。


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100%買主の味方です。今までに2000戸以上のマンションや一戸建ての内覧会の全てに、私自身が立ち会ってきました。この経験に基づいて、内覧会では、あなたのマイホームを丸一日掛けて、隅から隅まで、低料金で丁寧に検査します。買主側の建築士として、損をしない、悔いを残さない、買主に安心を!これが私の信条です。お住まいになってからでも、不具合や不明な点が出ましたら、いつまでも無料でご相談に応じます。 新築・中古のマンションや一戸建ての購入、内覧会の立会い、既存住宅状況調査、お住まいの悩み、リフォーム工事、マンションの大規模修繕や管理費削減など、お住まいに関するご相談をお待ちしています。お問い合わせは、お電話:090-7811-4865、もしくはメール:tykyb@agate.plala.or.jpでお願い致します。