写真は、リビングにズラリと並んだダウンライトです。ダウンライトの光は独特のムードがあるので、オプションで注文する人が増えています。ダウンライトは、スポット的な灯りなので、付ける場合には、位置決めが重要となります。
位置決めが重要なのですが、決める際に、結構、中途半端である場合が多いです。パンフレットを見せられ、こんな感じです、と言われ、そんなもんかな、と契約にサインをしてしまう。そして、内覧会の時に、実際に付けられたダウンライトを見て、これでは変!というケースがあります。ダウンライトの位置の変更は天井を部分的に壊すことになるので、できれば、避けたいところです。
部屋の天井は、全体が床のように平面ではなく、梁、カーテンボックス、下り(さがり)天井などがあります。間取り図には、このような部分は点線で描かれているのですが、これらを立体的にイメージするのは難しいことです。従い、ダウンライトを設置した後、「ウーン、ダウンライトをもっと真ん中に寄せれば良かった・・・」と言う人が多いです。ダウンライトが、梁の部分ばかりを照らしているからです。
ダウンライトを付ける場合には、梁、カーテンボックス、下がり天井がどのように位置してするのか(主に幅と高さです)を売主に確認して、ダウンライトの位置を決めた方が良いです。その際、壁の位置から決めるより、天井のシーリングライトの位置をセンターとして、割り振っていく、この方が良いと思います。ダウンライトを設置する際には、以下の事項を確認下さい。
①ダウンライトを設置する場合、どこを基準点にして、どこに付けるのか、図面を作ること。
②この図面に、日付、売主と買主の確認、これらを記載すること。
ダウンライトの光がどう射すのかを知るのは結構難しいです。位置を決めたら、懐中電灯などを使って、自分の家でその位置に置いて、光の様子を見てみるのも良いでしょう。ダウンライトは、スポット的に照らすので、位置を間違えると、折角のダウンライトの効果が半減してしまうこともあります。(6.12)
玄関周りに素敵な姿見鏡を・・・夢があります。でも、玄関のどこに、どのように置くか、結構悩みます。玄関の鏡の位置に付いては、以下のような考え方もあります。
1.風水:玄関は気の入り口。気を引きつけるためには明るく、綺麗であることがポイント。玄関を入って正面に鏡があると運気が跳ね返されて、玄関から出て行ってしまう。鏡は正面ではなく横に付ける。玄関を入って左は金運がアップ、右は地位・名誉がアップする。
2.家相学:鏡を玄関の正面に置くと運気が逃げるというのは迷信。外出の前に、健康状態や身だしなみを確認出来る。鏡は強い味方。重要なことは縁起をかつぐことではなく、一番綺麗に写る場所に置くこと。
3.インテリア:狭く暗い玄関を明るく広く見せるために鏡を使うことは有効。
1,2,3それぞれなるほど、と思います。でも、玄関の鏡の一番の目的は、出かける前の自分の姿を見ることですから、明るくて、見やすい場所に設置することが第一となるでしょう。加えて、玄関を素敵に広く見せることも出来れば良いですね。
そんなことを考えますと、玄関に鏡を付ける場合には、内覧会で部屋を見た後にした方が良いでしょう。玄関や廊下の様子、照明の位置、これらを全て確認した上で、自分の姿がよく見える、そして、玄関も明るく広く見える、こういう位置を選ぶべきです。鏡は強い接着剤で付けますので、一度付けますと、取り外しは大変です。写真では、玄関から入って廊下の右側、リビングから行くと、廊下に出て、廊下の正面に姿見の鏡を付けています。鏡は幅木から天井まであります。この鏡のお陰で廊下が広く明るく見えます。(8.11)
写真は、内覧会で収納の扉を開けて中を写したものです。ここでは、収納が二つに分かれています。写真の右側は棚板が1枚置かれていて、その下にハンガーパイプが取り付けられています。左側は棚板の下に、壁にレールが取り付けられていて、そのレールに棚板が数枚置かれています。ここでの用途は右側は洋服掛け、左側は棚に物を置く、となります。
私は、この収納を見て、左側の収納の棚板の下にも、右側と同じように、ハンガーパイプが取り付けられていれば、更に、右側の収納にも、左側と同じようにレールが付いていれば、便利だろうな、と思います。そうすれば、それぞれの収納が、棚板を外せば洋服掛けに、棚板を付ければ棚にも使えるからです。
ハンガーパイプは、棚板の下に取り付けられるので、棚を使う際にも、それほど邪魔にはなりません。また、レールだって、棚板を置かなければ邪魔にはなりません。状況に合わせて使えるようになっている方が便利です。
マイホームの購入を決める際に、間取り図を見たら、細かいことですが、収納の状態、棚やハンガーパイプがどこに、どのように付いているのかもご確認下さい。間取り図では、棚板は実線で、ハンガーパイプは点線で表記されます。(711)