私が一戸建ての内覧会に同行する場合、次のように進めます。内覧会当日は、午前10時に、買主と現地で待ち合わせし、10時から午後1時まで、3時間で検査を行います。検査をして不具合箇所は付箋を貼って行きます。午後1時に売主側(現場監督)に来てもらって、2時間程度、付箋を貼った不具合の指摘と補修の方法の確認をしていきます。
午前10時から始める検査は、買主には検査の方法を伝え、2階→1階→敷地、と見てもらいます。私は、逆の方向で、敷地→1階→2階と進めて行きます。見て回って、気になる箇所には、付箋を貼って行きます。全て、見るまでに3時間程掛けますが、目安としては、敷地や家の外観に30分、1階で1時間30分、そして2階で1時間、こんな感じとなります。そして、午後1時に、売主側の監督が来たら、買主と私、3者で不具合を一つずつ確認し、内覧シートに書き込んで行きます。これが約2時間かかります。
以上は、私が内覧会に同行させて頂く場合の進め方です。同行者がいない場合でも、上記の時間配分を目安にして、同じようにゆっくりと時間を掛けて、部屋の隅々まで確認することが必要と思います。大事なことは、明るい時間帯に、敷地及び部屋の中全体を、隅から隅まで、ゆっくり、しっかり、見てみることです。屋根、外壁、庭を見て、玄関、廊下と入ってきて、今度は、ただ見るだけでなく、住んだ気持ちになって、照明のスイッチ、水道の蛇口、建具の開閉、使ってみる、動かしてみる、こういうことも確認して下さい。屋根裏や床下も点検口がありますので、カバーを開けて、中を懐中電灯でのぞいてみて下さい。(011)
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