写真はマンションの内覧会で、キッチンの壁のパネル部分を撮りました。上はレンジフードで、下はシステムキッチンのガス台となっています。ここは火を使いますので、燃えない材質で壁の部分を覆わねばなりません。以前は、タイルが多かったのですが、タイルの目地部の汚れなどから、最近はパネルが利用されるようになって来ています。
壁パネルにもいくつかの種類があります。一般的には、油や汚れが付きにくく手入れが簡単な、ステンレス、アルミ、メラミン不燃化粧板、ホーローなどが使われています。勿論、全て不燃材料でなければなりません。
写真の壁のパネルにはステンレスが使われています。ここで、指の先の部分をご覧になって下さい。指の先の部分は壁の角で、パネルの継ぎ目となっています。この継ぎ目の部分は僅かですが隙間となります。この隙間は、上から下まで、コーキングで埋めるべきです。なぜなら、調理の湯気や油、そしてホコリも継ぎ目の隙間に入ってしまうからです。火を使うところですので、耐熱性のコーキングとなります。
写真のパネルの隙間はコーキングで埋まられていませんので、埋めるように指示しました。マンションや戸建の内覧会に行きましたら、この部分も見て下さい。通常、ここの部分には、コーキングが入っていますが、入っていない場合には、指摘して、耐熱性のコーキング入れてもらうように言って下さい。(937)
写真は私の家の中にある胡蝶ランです。昨年、知り合いから花が終わったものを頂いて、今年の春から咲き出し、7月も中旬ですが、まだ咲いています。 以前は、ランには興味がなかったのですが、たまたま、知り合いが、花が終わったから捨てようと思っていると聞いて、もったいないから育ててみようとしたのがきっかけでした。
まったくの素人だったので、ネットで育て方を調べました。 先ず、行ったことは、葉っぱだけになったランを鉢から出し、古い根を切り取り、ランにあった用土やミズゴケを混ぜ、肥料を少し加え、水をやりました。そのうちに新しい葉っぱが出てきて、1月末頃から花芽が出てきて、3月には咲き始めました。胡蝶ランを頂いて、花が終わってしまって、次の年も咲かせたいと思っている方がいましたら、ご連絡下さい。まったくの素人の私でも出来たのですから、誰でも出来ます。
写真は、戸建の内覧会で撮りました。撮ったところは、リビングからキッチンの方向です。このキッチンは、上部に吊り戸棚があり、カウンター部はオープンとなっています。ご覧頂きたいのは、白い矢印でコーナーカバーと書いた箇所です。このカバーを設置した目的は、切り口を隠すためと、万が一、頭をぶつけた際にはクッションにするためです。
このようにキッチンが部分的にオープンになっていますと、つい急いだ場合など、ここに頭をぶつけてしまう可能性があります。ここは角になりますので、危険です。怪我をしないためにも、同じようなキッチンの場合には、この部分に「ぶつかり防止クッション」を設置すると良いでしょう。(14)
内覧会で、キッチンの高さや引き出しの具合など基本的な事項を確認しましたら、次にキッチンシンクの扉を開いて、シンクの下を覗いてみましょう。写真は、シンクの裏側を撮ったものです。
キッチンシンクの裏側には、写真のようなカバーが張られています。このカバーの目的は、ステンレスシンクの騒音、結露等を防ぐためです。そして、シンクの下の収納にもいろんなものを出し入れするでしょうから、その際のシンク本体の保護の役目もあります。単なるカバーではありますが、そのような大事な役目もあります。
写真のカバーにはいくつかのキズがあります。本来、全くキズがなくてきれいなカバーが理想ですが、ここは業者がもぐって仕事もするのでキズがつきやすいところではあります。内覧会では、不具合として指摘する規準が難しいですが、カバーが切れていたら交換してもらうべきです。細かな線状のコスリ程度はそのままで良いでしょう。写真のケースでは交換してもらいました。(71114)