マンション・一戸建ての内覧会同行 既存住宅状況調査 株)みらい環境設計へ 品質向上と安心を。

内覧会には丸一日同行して、徹底的に検査し、売主と直接交渉致します。既存住宅状況調査もお引き受け致します。

バスルームの天井裏を見ると・・・

2023年02月22日 21時39分38秒 | バスルーム

写真はマンションの内覧会で撮りました。写したところはバスルームの天井の点検口を開けて、換気乾燥機から出ているダクト(排気用のパイプ)の部分です。このダクトは結露を防ぐために、周りに断熱材が巻かれています。
ここでご覧になって頂きたいのは赤い矢印部分です。
LGS(エルジーエス:軽量鉄骨)の端部の切断箇所が断熱材を切ってしまっています。部屋の内部には、内装材を張りつけるために、LGSで骨組みが作られています。LGSで天井に取り付けられるものをランナーと呼び、ランナーに取り付けられる柱をスタッドと呼びます。
この部分では、ダクトが通るため、ランナーを部分的に切断したわけです。その切断の後処理が悪かったため、このように断熱材を切ってしまうことになったわけです。このままの状態では、地震が来れば揺れますので、もっと切られていくことになります。断熱材ですから、穴が開けば効果は半減します。従いまして、切断箇所をダクトに触れないように、また、断熱材の表面を補修しておくように指示しました。(39)


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直接触れないように・・・

2021年02月05日 22時23分23秒 | バスルーム

写真はマンションの内覧会で撮りました。写したところは、バスルームの天井の点検口を開けて、天井裏です。LGSランナーとは、壁を取り付けるための軽量鉄骨の骨組みです。
ここでご覧になって頂きたいのは、矢印で示した黒色の電気ケーブルカバーです。ここにケーブルカバーを取り付けた理由は、ケーブルとLGSランナーとが直接、接してしまうからです。それぞれが接していると、建物は地震などで揺れますから、長い間には、こすれて支障が出る可能がありま
す。それを防ぐために、カバーをしています。気をつかっているな、と思いました。(11)


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バスタブの内側を見てみると・・・

2020年12月21日 21時36分04秒 | バスルーム

写真は一戸建ての内覧会で撮りました。写したところはバスタブの壁と底の湾曲している部分です。ご覧頂きたいのは、青い付箋でキズと書いてある箇所です。よく見て頂くと、黒い糸のようなキズが入っているのが分かると思います。ここにキズが出来てしまった理由は、工事中に、シャワーヘッド等、何か落してしまったからです。キズの状況をよく見ると、何かが落下してぶつかった跡があり、そこからひび割れが線状に入っています。
内覧会で、バスタブに、このようなキズを見つけた場合、新しいものに交換すべきです。バスタブの素材は、FRP、ホーロー、人工大理石、ステンレスが主なものですが、特にホーローの場合には、キズが出来るとそこから錆びてきますので注意が必要となります。素材が不明な場合には、売主に確認すべきです。(4511)


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お風呂の照明が・・・

2020年09月03日 21時46分50秒 | バスルーム
写真は、マンションの内覧会で、バスルームの照明を撮ったものです。赤い矢印の部分をご覧頂きますと照明カバーにヒビが入っているのが分かります。このようなキズモノは、当然、内覧会で指摘して新しいものに交換してもらわなくてはなりません。
内覧会では、その時点で電球が付いているのは、バスルーム、洗面所、キッチンなどです。照明が点灯するかどうかの確認も必要ですが、このように照明のカバーにキズが入っていることもありますので、照明器具の確認も必要となります。
このようなキズはお住まいになってから指摘しても、誰の責任なのか分かりにくくなります。ですので、売主の責任下である内覧会で指摘すべきです。照明のカバーは、このようなキズだけでなく、内部に虫などが入ってしまっていることもあります。その場合は、クリーニングしてもらえば良いです。
部屋内の照明の確認が終わりましたら、玄関外の廊下の天井に付いている照明、戸建の場合には門灯など
も見て下さい。この照明のカバーが汚れていることもあります。

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しっかり握って、力をかけて・・・

2020年08月13日 22時14分19秒 | バスルーム

写真は、マンションの内覧会で浴室を撮ったものです。このお風呂には、バスタブに沿って、横手すりが取り付けられています。床に対し、平行に付けるのを横手すり、垂直に付けるのを縦手すりと呼びます。お風呂場内は滑りやすいので、目的によって横手すりが付いたり、縦手すりが付いたりしています。
確認しているのは、横手すりの固定具合です。手すりは身体を支えるものですから、グラついては困ります。内覧会では、この手すりの固定具合も確認して下さい。確認の仕方は、写真のように、手でしっかりと握って、身体を支える程度の力を掛けてみることです。それでビクともしなければ良いでしょう。力を掛けるたびにカチカチ音がしたり、グラツクようであれば、不具合として指摘しましょう。写真では、固定具合が悪かったので、しっかりと固定するように、紅い付箋を貼り、不具合としました。(11.3)


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バスルームの天井裏を覗いてみると・・・

2020年06月30日 09時59分27秒 | バスルーム

写真は、一戸建ての内覧会で撮ったものです。写した場所は、バスルームの天井に付いている点検口のカバーを開けて、浴室換気暖房乾燥機の上部です。左側の黒い器具が乾燥機で、銀色のパイプは排気ダクトです。このダクトを通して、中の空気を外に排出します。内覧会で、点検口のカバーを開けて天井裏を覗いてみたら、排気ダクトが外れているのでびっくりしました。このままの状態で使っていたら、屋外に排気できず、排気は浴室の天井裏に溜まるだけです。
排気ダクトが外れた原因は、乾燥機とダクトをつなぐ気密テープが十分でなかったことです。乾燥機とダクトとはアルミの気密テープで接着し、つなぎます。気密テープの巻きが、不十分であったため、抜けて外れたわけです。内覧会に行きましたら、浴室の天井に付いている点検口のカバーを開けて、中を覗いてみて下さい。その際には、乾燥機も運転させて、異音が無いかも確認して下さい。バスルームの天井裏、お住まいになったら、まず見る所ではありません。(412)


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バスルームの天井裏を見てみると・・・

2019年12月18日 22時18分08秒 | バスルーム

写真はマンションの内覧会で撮りました。写したところは、バスルームの天井にある点検口を開けて、天井裏です。バスルームの天井裏には、換気乾燥機が設置され、ここで部屋内の空気が集められ、外に排出されていきます。ですので、空気を集め、排出するダクト(パイプ)が天井裏に伸びて行きます。
天井裏には、骨組みであるLGSがアチコチに付けられています。LGS(エルジーエス、Light Gauge Steelの略)とは、厚さ1㎜ほどの軽量鉄骨です。部屋内の間仕切壁は、天井にLGSのランナーを水平に取り付け、そこにLGSの柱(スタッドと呼ぶ)を立て付け、両側から石膏ボードを張り付けます。
ここでご覧頂きたいのは、LGSとダクトが接している部分です。上部は、ランナーの端の部分を切ってあります。LGSはメッキしてある金属ですから、切り端は鋭角になります。地震でダクトが揺れれば、この切り端に当たり、ダクトが傷つきます。また、下の方は、ダクトとLGSが接しています。ここもこすれますので、ゴムのシートを挟み込むのが良いでしょう。(11.11)


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こすれたら、穴が開いてしまう!

2019年11月13日 22時56分03秒 | バスルーム

写真は、マンションの内覧会で、浴室の天井に付いている点検口のフタをずらして、中を撮影したものです。手前の板に付いているのは、LANの端子板です。端子盤が浴室の上に置かれるのは珍しいです。浴室の天井裏には換気乾燥機が取り付けされていますので、吸排気のダクトが通っています。
ここで、気になるのは、LANの端子板の左上隅がダクトに接してしまっていることです(赤い矢印部分です)。ダクトは上から吊られているだけですから、地震が来れば揺れます。揺れる際に、端子板の角とこすれます。こすれば、長い間には、ダクトが損傷して、最後には穴が開いてしまう可能性があります。穴が開いたら、排気すべき空気がまた部屋の中へ入ってきてしまいます。
ですので、間を空けるとか、接している部分にクッション材を入れ込むとか、ダクトの保護対策が必要となります。
内覧会時に、面倒ですが、脚立を使って、ここも覗いてみて下さい。ダクトが何かと接していたりしたら、業者に対策を施すように指摘して下さい。普段は見ないところなので、業者の姿勢が良く分かります。配線がちゃんと束ねられていなかったり、ゴミが散乱していたり、裏を見ると、エッ!とびっくりすることもあります。(61125)


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揺れれば、こすれます・・・

2019年11月11日 21時06分33秒 | バスルーム

写真はマンションの内覧会で撮りました。写したところは、バスルームの天井にある点検口を開けて、天井裏の内部です。バスルームの天井裏には、電気の配線や給湯・給水のパイプ等が来ています。ご覧頂きたいのは、赤い矢印で示したところです。黒いカバーの中には、電気の配線がまとめられて入っています。配線を通すため、天井に付けたランナーと呼ばれる金属を切り欠いています。ランナーとは、壁を取りつけるために天井に付ける軽量鉄骨(LGSと言う)です。
ここでの問題点は、この切った部分が配線のカバーに接していることです。軽量鉄骨と言えども金属なので、切った部分は鋭利になります。建物は地震などで揺れますので、この部分も揺れれば擦られることになります。擦られても簡単には配線が切れることはないでしょうが、安全のため、ランナーの切った部分を曲げて置くように指示しました。簡単なことですが、心配がなくなります。バスルームの天井裏は、住んでしまえば、余程のことがない限り、見ることはないでしょう。内覧会では、ちょっと面倒でも、脚立を使って天井裏もチェックすることをお勧めします。(411.5)


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締めるところは締めないと・・・

2019年10月17日 23時05分00秒 | バスルーム

写真はマンションの内覧会で撮りました。写したところは、バスルームの天井の点検口を開けて、天井裏の部分です。ここには、バスルームの換気をするために、ダクトが天井裏に設置されています。このダクト内を通って給気や排気が行われています。
このダクトは、天井の鉄筋コンクリートから吊らされて支持されています。赤の矢印部分を見て頂くと、ダクトを吊っているバンドがあるのが分かります。

ここでの不具合は、バンドがしっかりと緊結されていないことです。締めるナット部分に余りがあって、遊びがあるのがわかります。遊びがあれば、地震が来た時に揺れます。また、ナットからバンドが外れれば、ダクトはたわんでしまいます。このような状態を防ぐ必要があるので、このナットを更に締めるように指示しました。(4712)


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100%買主の味方です。今までに2000戸以上のマンションや一戸建ての内覧会の全てに、私自身が立ち会ってきました。この経験に基づいて、内覧会では、あなたのマイホームを丸一日掛けて、隅から隅まで、低料金で丁寧に検査します。買主側の建築士として、損をしない、悔いを残さない、買主に安心を!これが私の信条です。お住まいになってからでも、不具合や不明な点が出ましたら、いつまでも無料でご相談に応じます。 新築・中古のマンションや一戸建ての購入、内覧会の立会い、既存住宅状況調査、お住まいの悩み、リフォーム工事、マンションの大規模修繕や管理費削減など、お住まいに関するご相談をお待ちしています。お問い合わせは、お電話:090-7811-4865、もしくはメール:tykyb@agate.plala.or.jpでお願い致します。