写真は、マンションの内覧会時に、洗面所に貼られたソフト幅木の接着不良の箇所を撮ったものです。ソフト幅木の取り付けは、接着剤を塗りつけてから幅木をあてて、ローラーで押しつけて接着させます。一般に、真ん中部分はしっかり付いていることが多いのですが、端部がこのように接着が充分でない場合もあります。
チェックの仕方は、ソフト幅木の上端部を、指の先で触れて、軽く浮かせてみます。そして、固く接着していて浮いてこなければ良いでしょう。浮いてくるようであれば、しっかりと接着させるように指摘して下さい。幅木は壁の最下部に付けられます。その目的は、壁と床との境目のラインを引き締めること、そして、掃除機や足からの衝撃から壁を守ることです。幅木の材質には、木材や石、タイル、塩化ビニールなどです。
幅木は床の一部とも考えられるので、使われる材質は床に合わせます。石幅木は床に石が貼られる玄関、木幅木はフローリング床仕上げのリビングや洋室、そして洗面所やトイレなどには、写真のような塩化ビニール製の幅木(ソフト幅木と言います)が使われることが多いです。値段は、ソフト幅木→木幅木→石幅木と上がっていきます。(766)
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