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玄関ドア、開く向きが反対!

2024年04月17日 20時09分32秒 | 一戸建ての購入時に

写真は、注文戸建の内覧会で撮りました。家がある程度出来上がって、買主の方は、これでは玄関ドアの開く向きが逆では?と疑問に思い始めました。確かに、写真のような状態では、玄関への階段が右側(矢印部分)ですから、外へ出る時にもドアが邪魔して通路が狭くなるし、引越しの際も不便です。写真のような反時計回りではなく、時計回りにすべきだったです。
これでは、という事で、売主に何でこういう設計にしたのか?と尋ねたところ、「時計回りだとお客さんが来た時に階段部分で待つことになる」と返事をしてきました。これを聞いて、呆れてしまいました。ここにお住まいになる買主の使い勝手が最優先で、いつ来るか分からないお客の都合なんか二の次と思います。こういう売主では困ります。売主は家の設計及び建設のプロですから、家としての常識は最低限確保しなければならないと思います。
結局、写真のケースでは、これから長く使う上で不便なので、ドアの開く向きを逆にする工事を行いました。この場合、結構なお金と時間がかかります。注文住宅の場合、設計の段階で特に注意が必要となります。売主は設計のプロですから、買主が満足するような家を建てなくてはなりません。家について、設計、構造、法律、設備、品質等について、買主はよく分からない場合が多いです。売主は誠実さと良識を持って対応せねばなりません。でも、後々、住んで困るのは買主ですので、部屋の位置と広さだけでなく、全体的な設計についても隅々までチェックすること、なるべく売主任せにしないことも大事となります。(103)


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