『あざみの歌』は まだ歌えますか

泣いて、笑って、歌って介護!!そんな日常の過去の記録と
新たに今一度自らを見つめてぼちぼちと戯言なりを綴ります。

年のはじめに

2006年01月02日 03時39分14秒 | 日々の出来事
元旦の朝、晴れて車なし!
朝、いつもと同じ時刻にかぁちゃんの家に向って自転車をこぐ。
いつにも増して寝不足で、ぼっけ~としながら信号待ちでふと気付いた。
車が走っていない・・・。わ~い、お正月だ~い!
絶対信号無視しても大丈夫なのに、小心者の私には出来なかった。残念・・・え?

何はともあれ、あけましておめでとうございます。

年明け早々尾篭な話でどうにも申し訳ない気がするのだが、2006年の幕開けに向ってそろそろカウントダウンが始まる頃になっても、有ろう事か、かぁちゃんはトイレから出て来なかった。
「早く出てくださ~い。年が明けてしまいますよ~。」の願いも空しく、年が切り替わったその瞬間、私はかなり焦りながら、かぁちゃんのリハパンにパットをはさんで・・・・。
うぁ~ん、上げる途中だったのだ・・・しくしくしく。
だって、どきどきしながらその瞬間を待って「あけましておめでとう!」と叫ぶのが例年の習慣だったのに、パンツ上げながらなんて嫌だよ~。
嫌、待てよ・・・今年は案外運が向いてくるのかしらん?
うん、そういう事にしておこう。わははは!

昼頃、背の君と愚息二人がかぁちゃんの家にやって来た。
ぺこちゃんにはお弁当を作っておいて、悪いなぁと思いながらも留守番を頼んだ。
かぁちゃんは彼らを見て最初は涙ぐんで「うふふっ。」と笑っていたけど、感情も長続きしなくなっているらしく、いつもの表情にすぐに戻ってしまう。
昨年はまだ孫達のお年玉の心配をしてたのに、もうそれも忘れてしまったようだ。
一年間で随分衰えたなぁ、と現実を再認識するも、かぁちゃんのほっぺをつつきながら、「ほれほれ、み~んな来たよ~。」と一人はしゃいでみせると、ようやく孫達の名前をぽつりと言って「うふふっ。」と笑った。

一人黙々と遊び食べを始めたかぁちゃんのテーブルの目の前にコタツを持ってきて、家族四人でおせちをつつく。
家族が揃ってテーブルを囲むなんて、いったいどのくらいぶりだろう。
私は完全に下戸なのだが、我が家の男共も三人でお銚子一本が空けられない。
一口飲んだら三人三様目がとろ~り。そのうちコロリと横になる。
仲間はずれは嫌なので、私もついでに転がってみる
四人がコタツを囲んでそれぞれにコロリと寝っころがると、しみじみとやって来たのが何とも言えない幸福感だった。

なんだかとっても幸せな2時間余り。今年はきっと良い年になるに違いない。
2006年が始まった。今年もどうぞよろしくお願いします。

コメント
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