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アンサンブル・ド・ミューズ バレエ

レッスンの事、日々の出来事などいろいろと…。

『女院の密命』…♪

2025-05-03 10:17:09 | Weblog
文庫本のエンド台を一通り眺めたあと時代小説の棚のところに移動…何かがアタマに引っかかってる感じがしてたから…。
まずはカバーを正面に向けて棚に置かれている新刊やお薦めを見渡してみるけどピン とくるものはない…、つぎに棚挿しのこれまでに読んだことがあったり好ましく思っている作家の作品の表題を見ていく……。
なぁるほどぉ、コレかぁ…、ネットで文庫本の新刊予定をチェックしたとき
あれ…<2>ってことは<1>は既刊てことだけど気づかなかった…
と思って、それで引っかかってたんだ。

     

『女院の密命 <緋桜左膳よろず屋草紙 一>』 篠綾子著 光文社文庫
楽しんで読んだ『木挽町芝居茶屋事件帖』シリーズや『小烏神社奇譚』シリーズの作者の新シリーズ(出版社は違いますが)です。
舞台は江戸、9代将軍家重の時代、八丁堀近くで荒物屋を営む浪人者高槻左膳とその妹おちか、荒物屋の使用人で浪人の柏木右京、彼らはある密命を帯びて京から下って来た〖窺見<ウカミ>〗=間諜で、表面上は荒物屋と町方の困りごとを解決することで日銭を稼いではいますが通底する難題が…。
高槻左膳の秘めたる想いは切ないですが、それを語るのに『伊勢物語』や業平などの和歌を引用するあたり、さすがは『小烏神社奇譚』の作者ってところです
高槻左膳:本名は高階左膳、仮の姿はよろず屋玄武主人、特技?は剣術;五行星辰剣
柏木右近:本名は桂木右近、よろず屋の使用人、特技は祈祷や占い
おちか:本名は蔭山周子(チカコ)、特技は情報収集?
ほかに彼らと親しくしている山村数馬という武士が毎度登場しますが、北町奉行を義父にもつというこの男、どうもちょいと…裏があるのは分かってんのよっていうか…。
今月シリーズ2作目が出るのよね
またまた楽しみな作品に出合いましたぁ
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