アンサンブル・ド・ミューズ ニュースレター

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水曜日のアンシャンテ ― 移動の方向と身体の向き…♪

2024-07-11 11:06:48 | Weblog
「…の移動のところの確認をお願いします」
ん、いいよ、どうぞ

あ~待て待て、トルソーの向きが違う。
「まず下手奥に向かうところはポジシオンとしてはエカルテ、それから下手前に向かってエファセ、そして上手前に向かってクロワゼ、最後がアン・ファスでアン・ナヴァン
ディレクションを曖昧にしないことです。
はい、どうぞ

いや待て待て、マジで待て
「エカルテの方向に進むけどトルソーの向きはエファセってどういうことだよ、それじゃ単なるエファセじゃん……、基本の基の《基》、センターでやるバットマン・タンジュのアンシェヌマンでエカルテってどういうポジシオンだったか思い出してごらんなさいよ」
対角線が左右の肩を通るようにトルソーを向けて対角線上に脚を出すのがエカルテ、対角線がトルソーの中心軸を突き抜ける方向を向いて脚を置くのがエファセかクロワゼ。
今回のヒメさんのパートを理屈で説明するなら、
トルソーを正面から45度下手前に向けて下手奥に1歩移動;エカルテ➡トルソーの向きを全く変えないまま下手前に1歩移動;エファセ➡90度方向転換して上手前に1歩移動;クロワゼ➡正面に向きを変えて;アン・ファス
ってことです。
自分のトルソーがどこを向いているのか自覚がなければ話になりません…、エカルテとエファセの中間なんてポジシオンはクラシック・バレエにはない
それでは音楽で1回通してみましょうかね

ま、まぁね、以前よりはずっと良くなってきてはいるんだけど……、“粋にオシャレにカッコ良く”はドコいった
コメント
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