アンサンブル・ド・ミューズ ニュースレター

レッスンの事、日々の出来事などいろいろと…。

金曜日のアンシャンテ ― 今度は引き算も…♪

2024-07-27 11:34:07 | Weblog
ポワントで踊るとなると、ポワントそのものにも気を遣います…、ソールやボックスの硬さとかね。
おろしたてのポワントだとソールもボックスも硬いからドゥミが十分に使えなかったり、ボックスが硬いと足先に馴染まなかったり、まぁ何かしらの違和感があったりしますから、普段のレッスンやリハーサルで何度も履いて自分好みの状態にもっていくわけです。
それに足の状態も日によって違ったりしますから1足あれば ってわけにはいかない、まぁ2~3足用意しておくのが無難かな…、私もかつて本番前の足の感覚によっては右足にAのポワント、左足にはBのポワントを履いて踊るなんてこともありました
ヒメさんがちょうど今、3足目を慣らしているところで、それだけあればゲネプロと本番で足の調子が変わっても心配ないでしょう。
と、それはさておき…。
ヴァリエーションを1回通してみました。
テンポとしてはアダージョ風の曲ですが間がもたないなんてことはなくなった、というより無駄な間や死に間がなくなったから見ていて気分が途切れることがない。
となると、やっぱりアームスの動きよね…。
去年のお披露目会のために振り付けをした当時と比べるとはるかに遥かによくなっている、腕がアームスとなりそのアームスがポール・ドゥ・ブラの曲線を描けるようになり…
となると、です…、
「これまではいかに動かすか、動かし方を覚える=身につけるために高さを少し大げさにしたり回数を多くしたりしてたけど、これからは抑えることが大事になってくる…、まぁ引き算をするというかね」
ふわぁ~ん→ふわぁ~ん→ふぁ~っ→……
と動かしていたところを
ふわぁ~ん→ふ~~ん→ふ~ん→ふふん→……
と抑えたりね
「わかりました
今回1つだけ残念だったのは、5番ドゥミ・プリエからルルヴェするときにアームスをアン・オーに引き上げるところ、手先が前に向いてるから“アタマの上で恨めしや~”みたいに見えるわよ。
自分では雰囲気を出してるつもりかも知れないけど、実際にはどう見えてるのか客観的にならないと
このままいけば美しいプレリュードが仕上がると思いますよ
コメント
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