WIND AND SOUND

日々雑感 季節の風と音… by TAKAMI

納骨式

2012-03-10 | キリスト教のこと





昨年12月に天に召されたスズキカズヤさんの納骨式でした。


牧師先生ご夫妻と、カズヤさんの同窓生のMさん(♂)、それにSYOさんと私が立ち会いました。
(「キリスト式」の納骨式というのも、これまた初めての私)
仏式の「納骨」といえば、故人に近い親族が集まって、お墓に骨壷を入れたら、お坊さんがお経をあげて、順番に合掌する…というものですが、
キリスト式では、故人のお墓に向かって合掌はしません。
みんなで賛美歌を歌って、お祈りをし、牧師先生が聖書から遺された人へ「みことば」を引用しながら説教をされます。








詩篇23篇1~6節

主は私の羊飼い。
私は乏しいことがありません。
主は私を緑の牧場に伏させ、
いこいの水のほとりに伴われます。
主は私のたましいを生き返らせ、
御名のために、私を義の道に導かれます。
たとい、死の陰の谷を歩くことがあっても、
私はわざわいを恐れません。
あなたが私とともにおられますから。
あなたのむちと杖、
それが私の慰めです。
私の敵の前で、あなたは私のために食事をととのえ、
私の頭に油を注いでくださいます。
私の杯は、あふれています。
まことに、私のいのちの日の限り、
いつくしみと恵みとが、私を追ってくるでしょう。
私は、いつまでも、主の家に住まいましょう。





教会のお墓には、黄色のポピーや、なんだか春野菜のようなみずみずしいお花が飾られ、
寒い朝でしたが、高台にある平和公園の空気も清清しく、短い時間でしたが、カズヤさんのことをおもいながら、深い時を過ごしました。

生涯でたったの1日、クリスチャンとして生きただけで、こんなにその後の展開が変わるのか~~(^_^;)
(故人もだけど、私自身もってこと)


ホンネとしては、やっぱさ~、葬儀とかお墓とかでは、お線香の香りがないと、なんか物足りないのよね(^_^;)
それから、墓前で合掌して、こんなこと、あんなこと、いろいろ報告したい、、
今もこれからも、ずっと見守っててね…って、お話がしたい。
キリスト式では、お墓に向かって手を合わせて故人に話しかけたりはしないのだそうだ。
死後のことはすべて神さまが責任を持ってくださる、故人は仏様になる訳でもなければ、遺族に供養される立場でもない。



実は、今だから書けること。

カズヤさんが天に召されたのは、SYOさんのお誕生日なのでした。

朝からカズヤさんを見舞って、もう「時」は間近に迫っていることがわかり、大顰蹙覚悟で仕事を休む決心をしてから、ものすごく長い長い1日でした。
SYOさんも、これまでカズヤさんのことは、レッスンの伴奏、お見舞い、送迎、いろいろかかわってくださり、
最後の日を付き添う私に、肉まんを差し入れてくれたのでした、、、

カズヤさんのこの世でのことがすべて終わり、夜の10時ごろだったかなあ、、
SYOさんちにお弁当やお惣菜を持って、お誕生日のお祝いに行ったんだ。
カズヤさんは、この世で息を引き取った瞬間に神様の懐に抱かれたので、悲しむことじゃないんだよね…という、お見送りの充足感みたいなのだった気がする。
気持ちを切り替えて、SYOさんちでピアノで「ハッピーバースデー」を弾いて歌って、ささやかだけれど楽しくお祝いをしました。
それももちろんTakも一緒だったんだけど、TakがどんなタイミングでいつのまにSYOさんちに護送されたのか、、さっぱり記憶にありません。私が連れていく以外にないんだけど(^_^;)



…と、まあ、
久々に、去年の壮絶?な日々を振り返りました。

SYOさんのお誕生日にカズヤさんが召されたことは、これからも、大切な音楽パートナーとしてずっとSYOさんとお付き合いが続く限り、忘れようもありません。
そのために、彼はこの日を選んだのか、それとも神さまの計画なのか、、、








私と同じ立場でカズヤさんに付き添っていらした、小中時代の先輩の、ビーズ・アーティストSさん(♀)
この日は、高松三越で催されている「ビーズ・フェスティバル」出展のため、納骨式には立ち会えませんでした。
納骨が終わったあと、三越へ、報告ががてら彼女を尋ねました。
そして、今回の作品展で、Sさんがいちばんお気に入りの作品というチョーカーをSYOさんが買って下さいました♪♪
うっっっれし~~~♪♪♪
「プロ」に見立てていただいた作品は、自分では見過ごしてスルーしてしまうものでした。
お洋服もそうだけど、お店にいって、自分の好きなものを試着してたら絶対「お似合いですよ、素敵ですよ~」と言われる。
でも、「コレなんかいかが?」といってプロがお薦めしてくださるのは、「えぇぇ~~!?」っていう意外なヤツで(しかも高い!)
でもでも、似合うんだ。ただ似合うんじゃなくて、人と作品が「生かされあう」みたいな。
以前、お帽子やさん「KUSAKA」で、達人のおかあさまにお見立てしたいただいたときもそうだった。

靴も帽子もアクセも、同じなんだろうな~~



4月のLIVEにはコレを基調に衣装を選ぶぞ~~~(*^_^*)





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