「おかげさま」選挙

いんやぁ～～～！！！
楽しかった！
ホントにホントに、楽しくて、充実した５日間でした。

投票率は７０％を越え、候補者は上位当選を果たし、昨日は、万歳にもいってきました♪


何から書こうかしら、あまりにもたくさんありすぎて…(^_^;)


５日連続１２時間、相当キツイと覚悟で臨みましたが、
精神的ストレスもなく、毎晩心地よい疲れを、お風呂とハイボールで癒して、ぐっすり眠り、爽やかな朝を迎える…という日々の連続でした。

のどかな讃岐の野山を駆け巡り、ホントの鶯の鳴き声を聴きながら、
マイクを持って、手を振って「お願いします」と訴える。
声を聞いて、家から出てきて下さる人々、農作業の手を止めて、手を振って下さる人々。

事務所では、支援者の方々がものすごく美味しいお昼と夕飯を作ってくれて、
奉仕の方々、支援者、事務所を挙げて、毎回大きな拍手で、遊説隊の見送り、出迎えをしてくれる。
候補者の奥様を中心とした、裏部隊、ほんとに暖かないい人たちばかりでした。

これが日本を支える農業地帯の選挙なのか。







東京の選挙で、自民党のウグイスマニュアルを読んだとき、「こんなのでは戦えない、この色を一切排除しなくてはいけない」と思った。

ただでさえうるさがられる「選挙カー」から、「無党派層」の感心を最大限に集め、良い印象を持っていただき、投票へと繋げていくのが選挙戦最前線の「ウグイス」の役割。
神経を研ぎ澄まし、街を歩くひとりひとりの反応をみながら、明日は何を訴えるかを組み立てる。
これが、「ウグイス隊長」の任務なのだ。コピーライターだ。

しかし…

都会の選挙とは全然違う、１８０度違う。

「利益誘導型」は、言葉を変えれば、「おかげさま」「おたがいさま」。

のどかな讃岐平野や、山間を縫って、耳に心地よい言葉を散りばめて走れば、
人々は「ああ、選挙だなあ」…と感じ
「日ごろお世話になっているあの人に入れよう」…と思うのだ。
なんだか町をあげてのイベントなのだ。

「明日は真っ白な投票用紙に○○○○とボッコン（墨痕）鮮やかにお記しください！」

ひぇ～～っっ(@_@;)
町議選の投票は墨で書くんかい！？！？…ってなもんよ(^_^;)

一緒に乗ったウグイスさんは、自民党選挙マニュアルのお手本のような方でした。（ちなみに候補者は無所属なのですが）
こんな人、きっと日本全国でも両手両足の指に入る！？くらいの弁舌鮮やかな、「自民党ウグイスの権化！！」みたいな方。
（私は自民党街宣車、後部デッキ付きリムジンのような「あさかぜ」に乗せてもらってマイクを持ったたことがあるので、ウグイスの最高峰…ってのを間近で聞いた経験があるのだ。「あさかぜ」でマイクを持つのは、自民系ウグイスの憧れなのだそうです。）
まあとにかく、今回達人の方と一緒に戦ったおかげて、東京ではその対極といえるような位置でやっていた私も、ものすごく良い経験になりました。


まあそんな理屈はおいといて…


☆雨の選挙戦

5日間のうち、3日も雨、しかも気温は３月上旬並みの低さ…という日が続き、奉仕の人たちからは、「寒かったでしょう」と労いの言葉をいただいていましたが、
ウグイスは、万全の防寒、防水対策で臨んでいるのです！

雨ニモマケズ、街宣車の窓全開で走り回る私たちは、車の中でカッパを着て、足の指と膝にはホッカイロを貼り、膝には毛布。さらに上からレジャーシート。手袋は2重。その中にもカイロ。さらに上から、透明のビニール手袋（髪の毛のカラーのときに使うヤツ）をはめて輪ゴムで縛る。
コレで万全。窓全開でも、ぽかぽかなのであります！

でもやっぱり、雨の日は、腰が痛かった。
ずっと同じ姿勢で座ってるからだと思ってたけど、暖かい日は平気。
冷えは万病のモト、ぜひみなさん、身体を冷やさないよう、気をつけましょう。






☆「楽しかった遊説のひとコマ」コーナー


ウグイス3人、マイク訴える言葉はもちろん標準語ですが、街宣車の中での会話はめっちゃ讃岐弁(^_^;)

「○○って、ホンマええとこやのぉ～」
「のどかやの～～」
「うわ～ホンマのウグイスが鳴っきょるで」
「ほなもー、○○の家売って、引っ越してきたらどーな」
候補者（または代理）と運転手さんとみんなで盛り上がりまくる(^_^;)
だって、民家が一軒もない山道数分続くところがいぱいあるもんね。

山間の道端には、この季節、山菜がいっぱい採れるとかで、山菜やお野菜の話満載。狸や猪もフツーに出るとか。

四国八十八箇所お遍路の話も。
ウグイスさんお2人とも霊場巡りをされているそうで、お寺や、仏像の水墨画、屋根瓦…

「私、瓦が好きなんや」
「私は、ありがた～い仏さんの水墨画が好きなんや～」

遊説途中で車を停めて、運転手さんに山菜の説明をしてもらったり、屋根瓦をコレクションされているというドライバーのお父さまのお宅（めっちゃ山奥）に立ち寄って、博物館のようなお家を拝見し、瓦をいただいたり…
あり得ん！！という世界が繰り広げられたのである(@_@;)

「うわ～～豪邸やの～。門から玄関が見えんで～」
「この門、自動かいの」
「そりゃそ～やわアンタ、人がきていちいちここで車停めて手で開けよったら豪邸の意味がないでないんな」
「車が来たら、自動ですぅ～っと開くんじゃわ」

「ここのうどんは喉ごしがえんやと」
「のとごしといえば、一番えんは○○のうどんや。」
「ほんまな、しゃーけど私、うどんより蕎麦が好きなんや」
「蕎麦は○○や。あしこは、セスナで○○（芸能人）が食べにくるんやと」

こんな会話もすべてマイクがフツ～～～に拾って、ぼそぼそとスピーカーから流れていく…
「あり得ん！」とウケまくってツボにハマって笑いがとまらない私に、
「ほんだってアンタ、わたしら、なんちゃ悪いこと言いよらんので。ええとこやの～ゆうて、ええことばっかり言うて、うどん屋の宣伝もしてあげよんじゃわ。」



…ってことで、イッキに書きました。
長々とお付き合いいただき、ありがとうございます。


退職してから、だらだらとした日々を送っていたせいで、いつのまにやら3kgも体重が増えてしまっていた私。
今回もウグイスダイエット！と決心して臨みましたが、あまりにも美味しいご飯とおやつが次々と出てくるので、こちらはかなり苦戦しました。

でも、とりあえず2kg減は達成。

今日は溜まりにたまった家事をやって、引き続きカロリー消費に励もう！