WIND AND SOUND

日々雑感 季節の風と音… by TAKAMI

押立保育園の給食 (風はピアニシモ)

2006-02-25 | 美味礼讃
風はピアニシモ

恋人というよりは弟みたいなあなた
ずっとずっと昔から一緒に過ごしてたみたい
近づいては喧嘩したり 離れては寂しくなったり

いつもあなたを傍に感じながら
小さな部屋をあたためたいの
情熱よりも静かな時間がわたしには大切に思える

ふたりを包む風はピアニシモ


夕暮れの公園で 子犬を遊ばせながら
黙ったままふたりで 並んで腰かけてると
伝わるのあなたのハートが 明日の歌をうたってる

いつもわたしを傍に感じながら
明日をみてる 涼しいあなた
愛の言葉より手を繋ぐほうがわたしには幸せに思える

ふたりを包む風はピアニシモ





本日のお題は美味礼讃のカテゴリーに属していますが、間違いじゃありません。

今日はTakの6年間の保育園生活最後の保育参観でした。
モンテッソーリの作業、子供達の日本太鼓演奏、ドッヂボール大会、給食の準備、試食、懇親会…など、盛り沢山の内容で、毎度のことですが私は子供達の成長ぶりに感動したのでした。
いつもなにもかもに感動するので、まとまりない日記になってしまいますので、今日はコレひとつ! 保育園の給食について書きます。



以前から、Takの通っている「押立保育園」は、食育に大変熱心だと書いてきました。「またか」…とお思いでしょうが、おつきあい下さい。

本日の献立は、かやくご飯/厚揚げ・玉葱、わかめのお味噌汁/かじきまぐろの唐揚げりんごソース和え/里芋の胡麻味噌だれ/白菜のお浸し/いちご

教室に運ばれてきた料理を、その日のお当番さんが、4人で、それぞれ鍋やおひつなどから、子供用の小皿に取り分けて、配膳するのです。子供達は、先生から献立の内容を詳しく説明を受けているようです。それぞれの食材について、お料理の仕方について、などなど、子供達が興味を持って楽しく食べられるように。
テーブルには、それぞれ一輪挿しにお花が飾られ、ランチョンマットを敷いた上に食器が並べられて、とても楽しそうです。
「お当番さん、ありがとう」「どういたしまして」などとご挨拶をしたあと、「いただきます」といって食べ始めます。
参観では、父兄もそれぞれの料理を一口ずつ試食させてもらえるのです。

毎度のことですが、お味噌汁を一口飲んだとたん
「うわっ!」と、そのだしの濃さ、香りにびっくり。昆布とかつおのしっかりとした旨味がどーんときます。そして、具は苦手な子供でも食べられるように、小さく刻んであって、とっても口当たりがいいのです。冷めているのに、なんて美味しいお味噌汁!! TAKAMI家もいちお~和食は天然だしですが、こんな贅沢に出汁をとるなんて、TAKAMI家ではもったいなくて、なかなか勇気がありません。

唐揚げになんだか大根おろしがかかってるぞ…と思って食べたら、それは、かじきマグロの唐揚げにすりおろしりんごの甘煮ソースがかかっているのでありました。これもおいし~~い!! 
みりん 大1 
酒 小2 
砂糖 大1/2 
醤油 大1
すりおろしりんご 1/4個
これがりんごソースです。子供には人気絶大だそうですが、子供騙しじゃなく、ホントに白身魚にぴったりのソースで感動。

そして「かやくごはん」とひとことで言っても、細かく刻んだにんじん、ごぼう、しいたけ、しめじ、こんにゃく、油揚げ… そして、昆布だしのきいた薄味でとってもまろやかなかやくごはん。ここでも目から鱗。私は、かやくごはんというと、結構、具がごろごろしている感じが好きなので、何でも1cmぐらいの大きめに刻んで入れるのですが、細かい具がたっぷり入ったかやくごはん、「なるほどな~~」口の中でごろごろしないので、子供たちには食べやすいし、いろんな食材の旨味が混ざりあって美味しい!

里芋は皮ごと茹でて剥いたものを胡麻味噌だれで和えます。
 みりん2 酒1 →煮切る 
 砂糖3 味噌2 を加えてよく混ぜ、すり胡麻を加える
柔らかくて、ほんのり甘くてとっても食べやすい。

白菜のお浸しは、茹でた後だし汁に浸して、糸かつおをまぶしただけですが、この、刻みかたと、柔らかさが、野菜嫌いの子供にも食べやすいように工夫されているんだな。



私は、押立保育園の献立は、料理の本として出版してほしいとさえ思っています。
こんなランチを毎日食べられる保育士さんが羨ましいです…
こんな贅沢なランチを毎日食べている子供たちはグルメです!?
…ってゆーか、Takは、素材の味を味わえる子に育っていて、ケチャップやソースをかけることが嫌い。キャベツは芯が甘くて生で食べるのがいちばん好きと言ったり、水炊きをした翌日の卵雑炊をものすご~~く楽しみにしたりするのです。
野菜は生きている、土も生きている、自然の恵みを感謝していただく心も育っています。
押立保育園に通って、いちばんよかったのは、このことだと思っています。

Takの人生の最初の6年を押立保育園で過ごせたことは、偶然だった。でも、今思えばこれも神様の配慮かも。私自身も、ここで、いろんな人に出会い、自分のこれからの生き方を考える指針をいただきました。
特に、園長先生、リトミックの永倉栄子先生、日本太鼓指導の今野先生、Takの在園中に栄養士から保育士に転身された現担任の篠田先生からは、書き尽くせないほどの贈り物をいただきました。

あと1ヵ月。
大切に過ごしたいです。


☆ 本文に書いたソースの分量は、保育園の「参観のしおり」を参照しました

☆「押立保育園」で検索していらしてくださった方へ。
当ブログには、押立保育園の記事が他にもたくさんあります。ブログ内で検索してみてくださいね。
Comments (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする