ぱそらぼ (ぱぁと1)

パソコン講座を、まじめに愛するブログです

ICT

2014年07月14日 | 社会派らぼ
この頃、ICTという言葉が普通に使われます。Information and Communication Technology。これまでは、ITと言われていました。Information Technology。情報を取得し、加工して、保存・送信するための技術…でしょうか。中でもコンピュータやその内部で動作するソフトを扱う技術のことを指すことが多かったわけですが、そこに「C」が入りました。が、言葉を調べてみようとする限り、ITの説明として「ICTもほぼ同義として用いられ」とあったり、ICTとは「ITのほぼ同義語」と説明されていたりします。Communicationを意味する「C」が言葉中に入ってはいますが、ただの情報ではなく通信・伝達・交流といった意味を加え「情報通信技術」などと訳されています。(ちなみにITは情報技術)

「Communication」の要素をより強く意識し、情報が「人から人へそれが伝えられる」ことに重きを置こうとしている解釈もありますが、技術進歩のスピードの中にあって、多くが実体をとらえかねている感があります。それはともすれば、ビジュアルコミュニケーションを追求するといった方向に走りがちで、動画投稿システムやテレビ会議、ウェブ会議、テレビ電話などの技術の充実の形に活かされていっている感があります。

報道や通信、交通といった訳語ではなく、本来心すべきものは、意志疎通、相互理解などと訳すべきものではないでしょうか。もっと「human」とか「heart」といった言葉をはさむ方が良いのではないだろうかと思ったりもします。「IHT(笑)」

教育現場のICT化は、インフラが先行しています。電子黒板が導入され、教科書がデジタル化され、タブレット端末が一人一人に与えられ、それが如何にも「夢の教育」に繋がると、私たちは勘違いしてはいませんでしょうか。言葉をなぞるとすぐにその意味が調べられたり、英語のネイティブな発音が聞こえたり、本物の写真がすぐに見られたり、実験の様子が見られたり…は、確かに教師の伝える負担を減らすことは間違いないのでしょう。が、自らの言葉で、理路整然と説明する力を持たない教師では、教育は務まりません(おそらく)。もしかして、ICTの行く先は、教育サーバーが据えられて、全国どこでも同じ内容の授業が繰り広げられる…とかではないでしょうね。



パソコン起動時、スリープ後、パスワードの設定を解除したい

パソコンのご質問を(ぱぁと2)にまとめています。ご連絡の際は、メール(chiko_419@yahoo.co.jp)をお送りください。なお、メールアドレス変更しております。

↓ 尚、下の広告は、gooブログに自動で掲載されるもので、
  当ブログとは一切関係はありません。