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その蜩の塒

徒然なるままに日暮し、されど物欲は捨てられず、そのホコタテと闘う遊行日記。ある意味めんどくさいブログ。

パノラマ銀座逆縦走(6)

2011年09月17日 | 北ア・南ア縦走記

 常念小屋に着くやいなや、生ビール+焼き鳥3本の千円セットを注文。宿泊料金は1泊2食9,500円。小屋では、薄手のダウンを着てました。モンベルの色違いを着た人が多く辟易。寝具は敷布団に寝袋でした。ダウンを着たまま寝ましたので、寒くはなかったです。


 夕食は入れ替え制で、遅く着いたため18:50からでした。ちょうど、なでしこジャパンと北朝鮮の対戦でしたので、テレビに釘付け。さながらパブリックビューイング状態でした。1:1の大いに盛り上がった試合でしたね。液晶テレビは、食堂にもありました。山小屋でのテレビは珍しいです。他にはアイスクリームや自販機もあるんですよ。携帯の充電は100円でした。


 朝食も先着順でしたので、5:45頃から並びました。


 3日目は、悪天候。出発は6:30。立派なアンテナのおかげで、テレビが観れるようです。ちょうど虹がでてました。


 横通岳へは、ガレ場の急登になります。


 左からイワオトギリの花後、ヤマハハコ、タデ科ムカゴトラノオ。


 ガスがかかっているため、景観も不気味でした。横通岳は、広すぎて道を見失ないかねませんが、よく見たら急斜面を登らない巻道がありました。斜面が崩落したりしているため、時折廃道になっているところも。

 東天井岳を過ぎると、石積みの旧二ノ俣小屋跡。ここで行動食を取りながら小休憩。


 左からウラシマツツジの草紅葉、トウヤクリンドウ、ナデシコ科タカネツメクサ。


 大天荘着10:00。出発から3時間半でした。山荘内はきれいでトイレもありましたが、尋ねると「外にトイレありますよ。」と。外トイレは最悪でした。

パノラマ銀座逆縦走(5)

2011年09月16日 | 北ア・南ア縦走記

 左上;もうすぐ2512ピークです。右上;ピークからは富士山や南アルプスも見えました。


 2512ピークから俯瞰。常念岳は2,857m。


 2512ピークから少し下ったところ。結構な高度感でした。



 鎖場やハシゴこそないものの、岩(花崗岩)の連続でした。単独行のおじさん達は元気でしたね。ただ岩場では、ストックを収納した方がいいでしょう。


 蝶ヶ岳方面の来た道を振り返ってみました。


 こんなところにもトウヤクリンドウが。なかなか開かない花です。山頂付近は、一部両側が切れ落ちてるところがありビビリました。


 山頂着15:40。山頂の方位盤のところで、オサーンがどかないので聞いてみたら、怖くて掴まっているのだとか。それでいて、「被写体はオレでいいのか?」なんて軽口をたたいていました。


 明日の縦走路、横通岳・大天井方面。


 少し下ると常念小屋とテン場が見えてきました。野生のサルが7~8匹。向かってきやしないかと、気が気でなかったです。


 振り返ってみますと、急斜面でした。○印のところを歩かないと、浮き石で思わぬ怪我をすることがあります。そしてこちら側でも強風で木が斜めに。


 常念小屋着17:00。アップダウンが激しくきつかったです。徳沢を出てから11時間かかりました。

すき家北秋田店オープン

2011年09月15日 | その他
 昨日、いとく鷹巣ショッピングセンターの一角に、すき家北秋田店がオープンしました。カミサンが、オープン記念の湯のみを2個ゲット。鷹巣は、シャッター商店街を尻目にどこまで拡大していくのでしょうか? 冬にはケーズデンキのオープンを控え、TSUTAYAとマックの進出もウワサされております。

パノラマ銀座逆縦走(4)

2011年09月14日 | 北ア・南ア縦走記

 GPSで確認すると、蝶ヶ岳はそう遠くないみたいでしたので、戻ることに。しかしその山頂は旧(右上)だったようで、ケルンに棒を刺してるだけでした。これ以上タイムロスすると常念小屋への到着時間に差支えるので、やむなく常念岳へ進むことに。


 ハイマツ越しに槍。


 コケモモの赤い実とクロマメノキの実。どちらも食べられますが、口にするのは憚られました。


 手前が蝶槍で2,677m。山頂に人がいるのがお分かりでしょうか? 奥が常念岳。


 蝶槍の山頂。黄色いペイントだけでした。眼下には安曇野。


 イワツメクサとヤマハハコ。


 蝶槍を過ぎると長い下りになります。登ってくる人たちは、皆一様にゼーゼーいってました。


 蝶槍を振り返ってみました。


 ここからも槍を一枚。


 左上は、2592のニセピークをコルから見上げたところ。その蝶槍と2592ピークのコルで昼食にしました。おかずは、朝食の弁当とは少し替えてくれてました。


 コルには、渡り蝶のアサギマダラが沢山いて、アザミの蜜を吸ってました。なんでも台湾とかから飛んでくるらしいですよ。


 ハクサンフウロウとベニバナイチゴ。食べてみましたら、完熟してないようでちょっと苦味がありました。


 これから向かう、2512ピークとその奥が常念岳。その岩陵の取り付きのところで、風で斜めになってるダケカンバを見ました。

パノラマ銀座逆縦走(3)

2011年09月13日 | 北ア・南ア縦走記

 ここで青森のおじさんと再会。奥穂へ向かうそうです。蝶ヶ岳へは、横尾山荘を過ぎてすぐの標柱を右折。


 徳沢・横尾まで平坦で広い道を歩いてきたために、狭くて急でゴロゴロした石に戸惑いを隠せず。槍見台には登り始めて30分ほどで到着。


 槍ヶ岳は小さくしか見えませんが、さすがに存在感はあります(右上画像はズーム)。


 歩き始めにアミノ酸ゼリーとソイジョイしか食べてなかったので、ここで朝食の弁当。おにぎりは、梅とシャケ。段々道が広くなってきて、木に○印がついた所を通るようにとのマーキングが出てきます。


 さすがに、秋は実の季節。ゴゼンタチバナの実とシラタマノキ。シラタマノキは徐々に白く丸くなっていきます。


 左からユキザサの実、カニコウモリ、ミヤマアキノキリンソウ(咲き終わってるのが多い)。明神や徳沢で見られたヤマトリカブトやサラシナショウマは、ここでは見当たらず。


 木々は標高が上がるにつれ細くなり、やがて森林限界を越えて稜線付近ではハイマツだけに。





 稜線の分岐からは、前穂高岳、奥穂高岳、涸沢岳、北穂高岳、大キレット、南岳、槍ヶ岳とパノラマビュー。さすがにデジカメには納まりきらず。大キレットなぞをズームしてみました。ナイフリッジという難関箇所があります。剱の蟹の横ばい・縦ばいもそうですが、私には無縁の世界です。