

iPad 2(64GB) がきました。取説も何にもついてないので、最初から戸惑い。充電しても一向に画面が切り替わらないので「iPad 2 最初にすること」で検索すると、どうやらiTunes がインストされたPCと付属のUSBで繋ぐらしいことを発見。ほどなくアイコンが表示されました。ジャイロセンサーによって面白いように動きますね。PCと違って立ち上がりでイライラすることがないのが一番かな。それと保護シート貼りは、案の定気泡が入ってしまい失敗。どうせ貼らなきゃなんないものでしたら、最初から貼ってくれた方が親切というもの。携帯や車のスモークシートで失敗してる方は多いはず。次に無線LAN設定でIDやパスを入力することになりますが、アルファベットを大文字にするのは一文字ずつ↑を入れることになり面倒です。操作はiPod やiPhone と同じなので、使ってる方は違和感はないでしょう。
奇しくもWalter Isaacsonの書いた“Steve Jobs Ⅰ”を読みました。カルフォルニアの奇人、自己愛性人格障害という表現もあるように、その性格の激しさゆえに離れていった人間も多かったようです。禅へ傾倒したり、菜食主義を追及し、LSDをやり、自分がルールと言わんばかりで超完璧主義者。女性の服装はチェックするのに、自分は無頓着。物欲には走らないと言いながらベンツに乗るという矛盾。ビル・ゲイツとは性格も考え方も両極端で、それは製品にも現れています。理系と文系の交差点、カウンターカルチャーとテクノロジーの交わるところに立ちたいという願望が、製品のブラックボックス化、非互換性に繫がったんでしょう。それはiPodやiPadという最後の製品にも通じるものがあります。とはいえ、順風満帆だったわけではなくNeXT やピクサーでは倒産寸前まで追い込まれているわけで、失敗が成功を生むという格言は生きていると思います。亡くなって益々神格化されてますが、偉大なデザイナーでありプロデューサーであったことは間違いありません。