
色んな事件が起こるんですが、その中で播磨屋別家が襲われたのがありました。御用船に50両しかなかったというのも腑に落ちませんし、播磨屋別家にしたって本家とはいえ、早朝から3千両もの大金を予告もなしに借りていくことがあろうかと訝しみました。そのため50両しかないのに、両替商が店を開けてるのもおかしい訳ですよ。
敵(仇)討ちの逸話も面白かったですが、身分によっては「斬り捨てご免」とはいきませんでした。また江戸時代は、眼病者が多く、目の不自由な人には手厚かったようです。火事も多く、振袖火事(明暦3年1657年)と称される明暦の大火と、天和(てんな)2年1683年に起こった八百屋お七の火事(天和の大火)は有名です。
【漢字】
腎虚(じんきょ)・・・漢方で、虚弱体質・精力減退に類する症状。
東雲(しののめ)
鵺(ぬえ)・・・日本で伝承される妖怪あるいは物の怪。トラツグミの説も。
糊口(ここう)を凌(しの)ぐ・・・貧しい暮らしをする。
眦(まなじり)を決する・・・目を大きく見開く。怒ったり、決意したりするさま。
霞を食う・・・《仙人は霞を食って生きているといわれるところから》浮世離れして、収入もなしに暮らすことのたとえ。
袖搦(そでがらみ)・・・江戸時代に使用された長柄の捕り物道具。
鳩首(きゅうしゅ)・・・人々が寄り集まって、額をつきあわせて相談すること。
お為ごかし・・・表面は人のためにするように見せかけて、実は自分の利益を図ること。