上小阿仁村の大林からコブ杉を目指して歩きました。ほとんどが耕作放棄地でしたが、あと十年もすると田んぼであった形跡もなくなってしまうでしょう。川はナメ床の一枚岩を流れてました。
ホップを長くした葉巻のような花は、カバノキ科クマシデ属クマシデ(熊四手)の雌花の果穂(かすい)。大くくりではブナ目(モク)ですから、素人目には花でもつけてないと(葉だけみた場合)コナラなんかと見紛うでしょう。
こちらはケシ科タケニグサ属タケニグサ。別名チャンパギク。毒があるので要注意です。真ん中の黄色い花はニガナですが、周りの花数が多いのは同じ黄色でもジシバリ。
トイレも立派なのが設置されてました。
ニガナとジシバリの黄色の群落。これほど咲いているのは見たことがないですね。
一輪だけヤグルマソウが白い花をつけてました。ジメジメとした暗い森の中をなお進んでいきます。
樹齢100年以上と思われる天然杉林を抜けると、間もなく目的地到着。
このコブ杉、樹齢230年だそうです。ガン細胞を纏ってるようにもみえなくもないですね。
その下には、国立科学博物館に展示されたという樹齢255年の天然秋田杉の切株。切株なのに屋根付きで保護されていました。