goo blog サービス終了のお知らせ 

その蜩の塒

徒然なるままに日暮し、されど物欲は捨てられず、そのホコタテと闘う遊行日記。ある意味めんどくさいブログ。

北陸一人旅(12)

2012年09月16日 | 
 京福バスで永平寺にも行くことができますが、6年前に「ひがし茶屋街」と共に見学しておりましたので、今回はパス。氷見フィッシャーマンズワーフで船に乗り、海から立山連峰を撮るのもいいかな、とも思いましたが電車がうまく繫がらないので、1日ではムリがありました。余裕をもった旅程にしないと疲れますから、あれこれと盛り込まないことも大切かもしれません。


 そんなわけで3日目は金沢泊。百万石通りは、なんら東京と遜色ありませんね。金沢来ると感心することは、道がキレイでゴミが落ちてないことです。住民の美意識が高いんでしょう。


 尾山神社は、前田利家公と正室のお松の方を祀ってます。神門は、和漢洋の三様式を混用した異色の門で、国重文に指定されています。暗くなると明かりがつきます。


 通りを歩いてると、こんなオブジェも散見されます。


 食べログで見つけた居酒屋で、高ポイントのお店らしく予約電話がひっきりなしでした。予約して17:30の開店と同時に入店したため、名物大将との会話も楽しめました。カウンターに座るほど酒呑みではないのですけど。。

【酒と人情料理いたる本店】
金沢市柿木畠3-8
076-221-4194
(営)17:30~23:30(23:00L.O.)
日曜定休



 ビールはヱビス。2杯飲んで冷酒石川の鹿野酒造「常きげん」を。山廃仕込純米酒です。白山水系の伏流水と、加賀平野の山田錦が織成す、豊かな自然の恵みですよ。上機嫌になること間違いなし。



 お造りは1人前のを特注で作ってもらいました。さすがに刺身は新鮮。ドイガミさんの厚揚げ焼き、出し巻き玉子どれも美味しかったです。これで200円まけてくれて5千円でした。コース料理にする手もあったなと反省。


 「黒髪を アップで束ね 夏野行く」今は亡き酔生虫こと奥井進氏の句。「香林坊21世紀ロード柿木畠」に相応しい句です。


 グッチやルイ・ヴィトンなどさすが繁華街香林坊だよね。


 横断歩道がなく、自転車専用のを恐る恐る渡りました。ほろ酔い気分で、40分かかって金沢駅前のホテルへ帰りました。行きも同じ道を歩いたので合計6kmになりますね。歩くと色んなものが見えてくるのでお勧めです。

北陸一人旅(11)

2012年09月15日 | 


 バスで「「えちぜん鉄道 三国港駅」へ行って三国漁港も見ました。以前は東尋坊口駅が終点だったみたいですが、今は三国港駅が終着駅です。



 折り返しのバスで越前松島水族館へ。京福バスの割引券のおかげで、水族館へは1,800円のところ1,440円で入場できました。イルカショーは時間が合わなかったものの、フンボルトペンギンの餌付けを見ることができました。フンボルトペンギンだけは、暑さに耐久力があるので外にいることができるそうです。餌の魚の口に抗生剤みたいなのを入れてました。たぶん。ペンギンの歩く姿はかわいいもんですね。


 皇帝ペンギンは、涼しい室内にいました。


 イルカは、頭の上に鼻孔(噴気孔)があるんですが、水面に出て息をはき出す時潮吹きが上がります。その後すぐ息を吸って鼻孔を閉じます。


 水族館に面してる海岸です。


 珊瑚礁がある水槽ですが、ガラス張りになっていて歩けました。水中に落ちそうで不思議な感覚でした。(汚い足ですみません)


 ドクターフィッシュも面白かったですね。左上は、見知らぬ女性ですが貞子かと思いましたよ。一方私の手はどんだけ汚れてるんですか!? いい年したオヤジがドクターフィッシュ相手にはしゃいでる絵は想像しないで下さい。

北陸一人旅(10)

2012年09月14日 | 


 東尋坊までは、土産物屋や海鮮丼のお店が沢山ありますが、ある意味うっとうしいぐらいです。中でもソフトとTシャツが注目。「火事です」「鯵です」「午後の加ト茶」等々。


 これらのメタルクラフトには見覚えがございませんか? 過去に一度アップしたことがあります。



 撮影スポットが所々に。





 先日、ニノが主演した24時間TVドラマ『車イスで僕は空を飛ぶ』の撮影現場はどこだったかなー、と探しましたが見当たりませんでした。ギリギリまで行ってみましたが、それほど怖くはなかったですよ。


 左から、雪国の深き庇や寝待月 (森田)愛子  野菊むら東尋坊に咲き乱れ (高浜)虚子  日本海秋潮となる頃淋し (伊藤)柏翠。愛子と柏翠は虚子の弟子。




 昼食はわりと人が入ってた「すえひろ」で。何人かの芸能人のサインが貼ってありました。ウニとカニの海鮮丼をいただきましたが、カニがしょっぱかったです。会計の際、「海鮮丼2,100円」と言ってお金を渡しましたが、ここのオカミサン「海鮮丼じゃなくてウニとカニです」と怒り口調。そこで私、そんなオカミサンへ虚子の「白牡丹といふといへども紅(こう)ほのか」という句を贈りたいと思います。意味深でしょww 土産は名物の「へしこ」とワサビ塩を。「へしこ」は好みが分かれそうですが、私は好きです。でもお茶漬けは生臭さが助長されて不味かったです。小瓶で892円でしたから意外と高いです。陣笠も人気ですよ。

※「白牡丹といふといへども紅(こう)ほのか」・・・白牡丹の中に紅が見えたと直接的な解釈をしている人が多いですが、白牡丹の花びらが幾重にも重なるとほのかに紅が差したように見える、と極端な言い方をすれば白を黒と言いくるめるような示唆が含まれてるのではなかろうか。一元的なモノの見方じゃなくて多方面から観察すれば、白と思い込んでいたのに紅色が含まれているのを見落としているのに気づくはず、とね。すなわち先入観の戒めですよ。ところで同じ虚子の句で「好き嫌ひなくて豆飯豆腐汁」はどう解釈しますか?まさか哲学的命題は含まれてないでしょ。

北陸一人旅(9)

2012年09月13日 | 


 ワイドベッドなので多少高くなったかもしれませんが、1泊朝食付きで5,580円でした。サイドテーブルや目覚まし時計など、普段ウチで使ってるような感じで心安らぐんじゃないでしょうか? 枕の厚みと硬さを数ある中から選べるサービスもいいですね。でも「朝食無料」って表現はどうですかねー。宿泊料金に含まれてることは明らかですから。その朝食なんですが、鶏唐だけ1皿に6~7個も取ってた人には呆れ返りましたね。おこちゃまか、って言いたくなりますよ。数に限りがあるって書いてあるじゃないですか。


 ホテル向かいの「いちおしや伝五郎」は店構えから敬遠してココスに入りましたが、あとで調べたら伝五郎の方が焼き鳥とか居酒屋風メニューがあり、値段も安いんとちゃいますか。


 ほうれん草としめじとベーコンのソテー399円、ロースとんかつ膳1,134円、生ビール中525円。ソテーを先に持ってきて、とんかつとビールが後で一緒に出てきました。なめとんのかワレ。ソテーとビールを先に一緒に持ってこんかい!? それととんかつは醤油で食べたいんだけど。 


 夕食後は、「おわら風の盆」に行く予定でしたが、昨夜に引き続き空には黒い雲、そして時折雷光。テレビでは大雨注意報まで発令。雨には滅法弱い祭りですし、見てないわけではないのであの混雑を想像して即断念しました。でホテルの鳳凰の湯(観音滝温泉)~弱アルカリナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉に入ってまったりしてから、部屋飲みとなりました。ファミマのおつまみは安いよねー。


 高岡駅には風鈴が吊るしてありました。トワイライトエクスプレスも撮りましたが、残念ながら後ろ姿。EF81という電気機関車が牽引してます。


 これが高岡~芦原(あわら)温泉まで乗ったサンダーバード。やはりコンセントが付いてました。


 芦原温泉駅のホーム。


 駅を出てすぐのところに京福バス乗り場があります。東尋坊へは2日間有効の千円券があります。ただし9時~17時の乗車時間指定あり。

北陸一人旅(8)

2012年09月12日 | 

 五箇山の菅沼集落と相倉集落の間にある、国重文の村上家。




 村上家の向かいにある流刑(るけい)小屋は、昭和38年の豪雪で倒壊し昭和40年に復元されたものです。明治維新までの約200年間で、150余人の罪人が加賀藩によって五箇山へ送られてきたそうです。小窓から中を覗いたら、座ってる人形と目が合ってびっくりしましたよ。庄川には橋はかけられず「篭の渡し」を使ったそうで、ぜひその篭を見たいものだと思っておりましたが、見当たりませんでした。


 その後、相倉(あいのくら)集落へ。飛越峡合掌ラインから2kmほど奥まっていますので、うっかりしてると見過ごしてしまいます。こちらも駐車料金は500円。左上;民宿勇助。見学可(有料)。右上;撮影スポット。


 田んぼまで石垣でした。



 今回お世話になったヴィッツ。6時間5,250円でガソリンが7.3ℓで1,059円の計6,309円。「もしもの時の300万より、目先の千円」ってことで、この値段で済んだわけです。