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その蜩の塒

徒然なるままに日暮し、されど物欲は捨てられず、そのホコタテと闘う遊行日記。ある意味めんどくさいブログ。

乗鞍岳肩の小屋口から位ヶ原山荘まで散策

2016年07月05日 | 北ア・南ア縦走記


 バス停で1時間半も待ってられないので、散策がてら位ヶ原山荘まで約4kmを歩くことに。


 ミヤマハタザオとヨツバシオガマのツボミ。アスファルトの割れ目から出てきてました。


 雪の回廊は少しはそれっぽいのが残ってますが、6月ではほとんど見れません。


 ミヤマガラシ。アブラナに似てますよね。アブラナ科なので当然ですけど。


 時々こういう登山道が出てきます。利用する人はほとんどいないみたいですが。


 雪形にはネガ型とポジ型があり、上の画像のように雪が残って出来る雪形をポジ型と言います。太めのゴジラとかインベーダーに似てそうです。


 コバイケイソウとミヤマキンバイ。


 乗鞍高原方面。


 左上;ハクサンボウフウ。ミヤマゼンコ、シラネニンジンなど似たような花がありますが、決め手は葉です。大きさ、形、質感、切れ込みの深さ、鋸葉など観察する要素は沢山あります。右上;ウサギギク。



 肩の小屋口から約1時間かかって位ヶ原山荘へ到着。念願の山バッヂを500円で購入。10種類ほどありました。実際は登ってないのですけど。山バッヂというのはどこにでもあるものではなく貴重なのですよ。観光センターにも休暇村にもなかったですから。バス時間まで30分ほど支配人の六辻氏と話してました。同じぐらいかと思ったら、まだ50歳になってないんですね。笑うと目がなくなる人でした。


 すぐ近くに乗鞍高原への登山道がありました。そこでノビネチドリを発見。

位ヶ原山荘HP
位ヶ原山荘ブログ

乗鞍岳(撤退)

2016年07月04日 | 北ア・南ア縦走記


 【最初にお断りしておきますが、6/25の記事です】右上写真は三本滝レストハウス。4/23~6/30までは春山バス運行期間で、山頂の畳平は7/1からの開通となります。観光センターから山岳路線となり、一律2,500円で往復乗車券しか販売されてません。行きは休暇村→肩の小屋口、帰りは位ヶ原山荘→観光センター間の乗車でしたから、損した気分になりました。ましてや三本滝からの往復だと、どう考えたって半額が妥当でしょ。また新島々へ行くには路線が違いますから、観光センターで乗り換えとなり別料金です。ちなみに歩きだと、ヤマレコでは三本滝レストハウスから山頂までピストンで10時間かかってました。時給換算すると400円ってとこでしょうか。折りたたみ自転車を使ってる人もいますね。



 この日は大型バス2台でした。多い日には5台にもなるそうです。沢水も増水してるようで、岐阜県側は雨量規制により全面通行止めでした。ほとんどモーグラーとボーダーで登山者は皆無。肩の小屋口から畳平間は歩行も禁止。



 風が強くガスも濃かったですが、GPSを見ながら登りました。GPSは一応防水になってますが、以前壊したことがあるので念のため透明の防水の袋に入れて使用。すぐに雪渓となりましたが、雪の状態と斜度をみてアイゼンは持ってたものの装着せず。ただしストックはキャップを外して、雪に刺さりやすいようにしました。レインウェアのフードとザックカバーが風を孕まないようにしっかり留めることも大事です。


 ツガザクラとアオノツガザクラ。葉だけを見るとガンコウランと見紛いますが、ツガザクラは互生でガンコウランは輪生という違いがあります。


 ミネズオウ。南アルプスと比べると花がだいぶ小さいですね。


 ミヤマアシボソスゲとコイワカガミ。


 ハクサンイチゲ。こちらも風でブレブレ。


 40分ほどかかって肩の小屋に着きましたが、稜線はハイマツなど遮るものがなく風の強さが一段と増してました。これ以上進むのは危険だと判断し、山頂を断念しました。何と言っても3千メートル級の山ですからね。 


 キバナシャクナゲはピンク色したのも。肉眼ではもっと赤みがかってみえたんですが。。



 モーグラーは、スコップでコブを作ってました。毎週来る人もいるらしくポールなどは置きっぱなしにしてるようです。右下画像はバス停留所。

乗鞍情報はここが一番 のりくら〜女将のとれたて情報

焼岳縦走(中の湯~上高地)その2

2016年07月01日 | 北ア・南ア縦走記

 山頂でおやつタイム。女性はお菓子が大好きですね。


 上高地方面へ下山ですが、急斜面でザレてました。


 ツガザクラ。


 こちらは葉が編んだヒモ状のイワヒゲ。ツガザクラとの混生も見られました。花は釣鐘型でツガザクラとよく似ています。


 右上;笠ヶ岳と抜戸岳が奥に見えてます。


 西穂へと続く稜線。


 コケモモ。


 上高地から登ってくる外人が多かったですね。右上;「マッサン」に出てたCharlotte Kate Foxに似てました。



 11時と昼食には早かったですが、焼岳小屋のベンチに誘われて食べてしまいました。朝食とはおにぎりの具、おかずとも変えてくれてました。トイレは有料で100円。


 斜めに崩落したんでしょうか? ありえない形です。


 出った~~!有名な超ロング梯子。上から見下ろすとほとんど垂直でしたが、下から見上げると大したことなく見えるんですよね。それにしても外人の単独女性は降りるの早かったです。


 オオバミゾホオズキと先っちょが赤いウラジロヨウラク。この辺りにはズダヤクシュが群生してました。



【タデ科イヌタデ属ミヤマタニソバ】V字斑が入ってます。葉はミゾソバと似てはいますが(ミゾソバは)カメムシ状なのに比べて、ミヤマタニソバはより広めで三角状になっています。


 上高地登山口着が13:20でしたから、中の湯から8時間40分かかりました。バスに間に合えばいいだけなので、それでも余裕でした。


 西穂高岳登山口やウエストンレリーフ、高そうなホテル群を見ながらの歩きは結構楽しいですよ。


 トイレは河童橋まで1kmのを使うといいです。バスターミナルに行くと有料になりますので。


 ニッコウキスゲや湿原もあり。ピストンよりは断然縦走でしょ。

焼岳縦走(中の湯~上高地)その1

2016年06月30日 | 北ア・南ア縦走記


 パーティはK夫妻、M女史、私の4人。女性陣は3時に起きて支度してましたが、私らはやることがないので朝風呂へ。旅館の従業員の方に、上高地に抜けるには道が悪く思いのほか時間がかかる、と言われたこともあり4:40出発(予定より10分遅れ)となりました。宿の裏手から10分ほどで登山口に出ます。大きく標識は出てませんが、まず間違えることはないでしょう。



 上から転落してきたと思われる車も発見。前日の雨で道が少々悪くなっており、全員スパッツを装着。特にMさんは色んな山に登ってる人ですけど、スパッツはかっこ悪いと付けるのは2度目らしいです。樹林帯を歩いてると、ちょうど6時に4人が座れる広めのスペースがあり、旅館のおにぎり弁当をいただきました。



 出発から2時間ほどで樹林帯を抜けましたが、今度は群がる虫に悩まされることに。2度ほど口に入り、ゲホゲホとなりました。写真にも虫が写り込んでいますね。ちなみに後方を歩いてるのは、久々登場の私。


 たまらず蚊取り線香がキライだと言うMさんに耳を貸さず、宿から借りてきたのに付けましたよ。


 花は、終わりかけのアオノツガザクラとピンクが濃いめのイワカガミ。ゴゼンタチバナとツマトリソウも多かったです。


 2,300m地点に到着しましたが、私のプロトレックでは2,226mの表示。







 噴煙の上がる南峰(2,455.4m)を左手に、火口湖(正賀池)を眼下にガスを吸い込まないよう足早に通過。ものすごい硫化水素臭です。


 左上;槍ヶ岳 右上;乗鞍岳



 山頂からは上高地と梓川、大正池もくっきりと見えました。北峰の標高は2,393m。



 パノラマで撮ってみました。常念岳方面からとは配列が逆になるので、見慣れてないと違和感がありますね。焼岳から西穂へと伸びる稜線とか笠ヶ岳から槍にかけての長い稜線が美しいです。

白根三山縦走路

2015年08月17日 | 北ア・南ア縦走記

 Kさんから白根三山縦走路の写真がメール添付で届きました。8月上旬に4日間かけて縦走したとのこと。実はお誘いを受けてたんですが、仕事の都合で断ってました。差しさわりのない写真だけ紹介しますね。おそらく間ノ岳を過ぎた辺りではないでしょうか。トレッカーのシルエットが何気に絵になってるではないですか!? やはり日本屈指の縦走路です。言葉が出ません。


 晴れてるのに雷鳥とも出会ったそうです。持ってる人は違います。