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その蜩の塒

徒然なるままに日暮し、されど物欲は捨てられず、そのホコタテと闘う遊行日記。ある意味めんどくさいブログ。

岩木山百沢コース(1)

2016年08月09日 | 登山・トレッキング

 百沢スキー場から岩木山へ登りました。こちらから見る岩木山はツインピークスって感じで津軽富士っぽくないです。


 スキー場にはマメ科ソラマメ属ツルフジバカマが群生。登山口にはキンミズヒキも多かったです。


 左上;キク科ノブキ属ノブキ。登山道のあちこちに咲いてました。右上;チャホウキタケモドキ。


 タマゴタケ。傘が開いてないのは可愛らしいです。食用で美味しいと分かっていても取る気になれません。


 まずは登り始めの七曲りの急登で息を切らすことになります。樹林帯は風が通り抜けず、玉の汗をかきました。その割には虫がいなかったですね。


 左上;トチバニンジン。右上;リョウブの花。花はトウネズミモチに似てますが、葉が鋸歯という違いがあります。


 中盤以降、土壌流出の防止を兼ねた階段も多くなります。


 左上;榎(えのき)の実 右上;盛りを過ぎたギンリョウソウ。



 姥石にはちょうど1時間かかりました。ハイドレーションを使わなかったので、立ち止まっての水飲みが多すぎました。山ぶどうは実が大きかったです。

早池峰山(3)

2016年07月27日 | 登山・トレッキング

 左上;靴底で磨かれて、益々滑りやすくなった蛇紋岩。右上;ナンブトラノオ。



 鉄梯子を過ぎると間もなく剣ヶ峰との分岐。山頂まで木道が続いてます。


 色が濃いヨツバシオガマ。ど真ん中です。


 お花畑には目だってないですけど、タカネアオヤギソウを結構見かけました。


 キバナノコマノツメとコバイケイソウ。コバイケイソウは今年はお休みの年でほとんど咲いてません。


 岩に囲まれた山頂の避難小屋。 


 ハクサンチドリとまだ咲いてたチングルマ。


 ミヤマアキノキリンソウは、ツボミや咲き始めだと違う花かと思っちゃいます。



 携帯トイレは1個400円で、山頂避難小屋でも販売してます。水分補給は1リットルほどでしたが、今回も携帯トイレを使わずに済みました。繰返すと膀胱炎になりそうです。


 ミヤマガラシが種をつけてました。


 この時期花好きの中高年で溢れかえってました。




 岩も写真素材としていいと思います。


 左上;河原の坊方面。 右上;登山口から見た山頂方向。CTはほぼ標準タイムで、登り2時間半、下山は1時間半でした。

早池峰山(2)

2016年07月26日 | 登山・トレッキング

 ハヤチネウスユキソウとタカネナデシコ。ミネウスユキソウとの違いは品格でしょうね。熱心に写真を撮っていたおじいさんに「レオントポディウム(ライオンの足)」の講釈をしたら、大きく頷かれるという意外な反応を得ました。


 ナガバキタアザミはまだツボミ。








 これが今回目的のリンドウ科センブリ属ミヤマアケボノソウ。天気がよすぎて液晶画面が見えなかったというと言い訳になりますが、一応それがボケた原因ではあります。昨年大深湿原で見つけられなかったのですが、とても小さく地味なのでやっと見つけた感じです。3ヶ所で見ましたが、いずれも単体でした。おそらく一度実物を見ないと認識できないでしょうね。


 チシマフウロ。右上はシロバナチシマフウロのつもりです。


 イブキジャコウソウとサマニヨモギ。


 オヤマソバとタカネサギソウ。


 イワウメとシラタマノキ。


 ネバリノギランとタカネナデシコ。


 蛇紋岩だけじゃなく花崗岩のガレやザレ場も出てきます。


 左上;ホソバヒナウスユキソウ 右上;ハヤチネウスユキソウ


 ミヤマアズマギク。キバナノコマノツメも沢山咲いてました。以前来た時にはタカネスミレもあったんですが、今回は見かけませんでした。よく似てますが、葉の質感に違いがあります。 


 有名な長鉄梯子。団体で渋滞してました。

早池峰山(1)

2016年07月25日 | 登山・トレッキング


 土日は車両規制で、岳の駐車場から片道700円(河原の坊も同)でした。8:30発のは団体もいたせいか2台出ました。30分刻みで運行されています。ところが、河原の坊で下車してみると、千丈ヶ岩~打石付近で登山道が崩落し通行止めになってました。小田越の係り員の話では、岩が少しずつ動いてるため解除になるまで数年を要するのではないかとの話でした。しかし、バスの運転手は一言もそんなこと言ってないし、バス料金でさえ曖昧でした。仕方なく小田越までの約2kmを歩きましたよ。道沿いにはカニコウモリ、ミヤマオダマキ、ゲンノショウコ、ウツボグサが生えてました。


 ウツボグサを渡り飛んでるオナガアゲハも見ました。(画像はトリミングしてます)


 早池峰山は3回目ですが、過去2回は携帯トイレを使わずに済みました。小田越には上のような簡易トイレが設置してあります。今回は河原の坊のトイレを使ってきたため、小田越はスルー。というかバスのことで頭にきてましたので、トイレのことは考えてませんでした。出発から「お小水5時間耐久トレッキング」が危うくなってきました。


 登山口のプレートは新しくなってました。出発は9時半。


 熊除けの一斗缶と携帯トイレブース。


 5年前に危ういと思っていた椅子は埋め込まれてました。右上;タケシマランの実。この辺りに咲いてたのはタカネニガナ、ミヤマトウバナ、カラマツソウなど。


 
 早池峰山は森林限界が低く、登って30分もすると開けてきます。


 マルバシモツケとコメツツジ。マルバシモツケは山頂ではまだ咲いてました。


 ミネウスユキソウとキンロバイ。


 蛇紋岩の登山道。両側に立ち入り禁止のロープが張られてます。


 ホソバツメクサとナンブトウチソウ。


 結構な急登です。

岩手山網張温泉口(2)

2016年06月21日 | 登山・トレッキング



 ゴンドラの第3リフトを降りると、木道が現れ面白い形の展望台が出てきます。進行方向先には岩手山がちょっと頭を出してますが、この時点では気付かない人が多いかも。眼下は盛岡市街地。


 乳頭山、秋田駒ヶ岳方面。左手奥には廃止になった小高倉山のリフトも見えました。


 ムシトリスミレ。


 イワウメ。


 コミヤマカタバミ。清楚な感じの花です。縦縞に気品があります。


 ミネズオウとコメバツガザクラ。どちらもまだ早いのかツボミが多かったです。花が小さいので興味がないとスルーしてしまうでしょうね。


 鬼ヶ城の山頂へ向かうルート。峻険な岩峰が続いてます。


 イソツツジとアカモノ。


 アサノハカエデの花。



 鬼ヶ城コースは1,600m付近から引き返しお花畑へ。お花畑は、人の手を加えないと再生できない感じですね。今の状態ではお花畑とは呼べません。当初計画では、鬼ヶ城から不動平避難小屋経由でお花畑へ周回するつもりでした。今回は花が目的でしたので途中から引き返しましたが、時間的にムリしてると思われる人が散見されました。特に若いカップル。岩手山はどのコースも時間がかかりますので、最悪山小屋で1泊する装備で臨んだ方がいいでしょう。日帰りだと相当ムリすることになりますので、帰着時間(理想は15時)から逆算すべきでしょう。あれだけ晴れてて気温も高かったのに、ガスがかかってきて黒倉山を過ぎたところの地熱地帯は風が強くなってました。様相が一変すると気持ちにも余裕がなくなってきます。標高が下がると再び暑さが戻りましたけど。ちなみにこれでもリフトを使わなかったため、(6:40~15:15)29,500歩21km弱の歩きでした。

PS;何のために山に登るのか!? 全ては美味しいビールのために。先ごろキリンから47都道府県の一番搾りが発売されました。秋田、青森、宮城と飲みましたが、アルコール度数が5%だったり6%のもあったり味にも変化が。秋田の場合には、当然県産ホップとあきたこまちを使用してます。それと一言添えられた文言がまた面白いですね。「練習で、乾杯で、締めで。とことんもてなすのが秋田です」とあるように、秋田県人は乾杯する前に『練習』と称して飲んでしまうのです。その地元の慣習をよく盛り込んだものだと感心しきり。