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その蜩の塒

徒然なるままに日暮し、されど物欲は捨てられず、そのホコタテと闘う遊行日記。ある意味めんどくさいブログ。

裏岩手滝ノ上温泉周回縦走(2)

2016年09月20日 | 秋田駒・乳頭


 三ツ石山をちょっと下ったところの岩に、人だかりが出来ていました。岩というとヒカリゴケかオコジョだろうと思ったら、やはりオコジョの撮影でした。ちょこまか素早く動くので、難しいのですよ。どうにか撮りましたが、画像は切り抜いてます。可愛い顔してますが、雷鳥の卵を食べたりして悪いヤツなんですよ。


 オオカメノキは色づくのが早く、実も赤から黒へと変化してました。


 左上;ガンコウランの実 右上;コメバツガザクラは花が咲いてました。


 見頃は今週末かな。


 ミヤマホツツジの実。実の方はあまり取り上げられないですが、上に向かって実をつけ3つに割れてるところなどキレイです。


 イワキンバイとミヤマダイコンソウも色づき始め。


 イワベンケイとヒカゲノカズラ。胞子のう穂がこのように伸びるのは分かるんですが、先日の直立は珍しいかもしれません。



 大深方面へは向かわず、八瀬森へ左折。背丈以上の笹薮を漕いで進みました。こんな道を進むなんて正気の沙汰じゃないかもしれませんね。途中で会った爺さんの話によると、行ってすぐ諦めて戻ってきた若者がいたと言っていました。


 足元が見えないものだから、岩に躓いたり泥で足を取られたりもしました。


 得体のしれない動物の足跡とか、樹木は千手観音のようなダケカンバ。


 でもたまに草紅葉の湿原に出ることがあり、苦労が報われた瞬間でした。



 ニッコウキスゲとタチギボウシの実がはじけてるところ。

PS;先日職場で疥癬って性病だっけという話から、ヘルペスって響きが性病っぽいようよね、ってなったんです。でフェルプスが口内炎になったらマイケル・ヘルペスだよね、とつっこんだらこれが全然うけないばかりかダメだし。ウチの女子らは厳しいですな。ヘルペスの方が断然発音しやすいと思うんですが。。

裏岩手滝ノ上温泉周回縦走(1)

2016年09月19日 | 秋田駒・乳頭
 ルートは、滝ノ上温泉~三ツ石山~小畚山~八瀬森山荘(1泊)~曲崎山~大森沢~大白森~小白森山~乳頭山~白沼という40kmほどのロングコース。結果的に分岐を間違え蟹場温泉へ下りてしまい、縦走失敗。それでも歩行距離は初日17.5km、2日目25kmでした。



 滝ノ上温泉には5時着でしたが、まさかのゲート出現。しかも8:30にしか開かないんですと。まるっきりお役所仕事で勤務時間に合わせた開門じゃないですか!? 8:30など山に入る時間じゃないですよ。ということで仕方なく車で仮眠したあと、どさくさに紛れて1時間早く入れてもらいました。


 左上;みやま荘の乳頭方面入山口。滝観荘前にも入山口はありました。周回縦走する場合には、大駐車場へ停めた方がいいと思います。



 登山口駐車場には3、4台しかおけません。



 温泉のパイプらしきものがあり。すぐに崩落箇所がありまして、崩れながらのトラバースを余儀なくされました。付近に硫化水素ガスが出てるところもありましたので、風向きによっては要注意です。


 ウコギ科タカノツメ(別名イモノキ)の実を発見。唐辛子のタカノツメとは別物です。果実は枝先に集中しており、3出複葉なので分かりやすいです。


 まもなくブナ林になり雨量観測設備が出現。昭和46年設立ですから稼働してないと思います。


 左上;通称アオミズのイラクサ科ウワバミソウ属ヤマトキホコリ。右上;ヤマハギは2mにもなります。



 網張林道に出くわしました。林道を右に行かないで、ヤブへ直進してください。



 奥山道との分岐には2時間もかかってしまいました。手前には水場もあり。倒木に生えたキノコはまるで貝のよう。



 ダケカンバはだいたい曲がっているので、頭をぶつける恐れあり。三ツ石の水場は今日も健在でした。そして連休初日なので山荘は大変な混みよう。

秋田駒国見ルート(2)

2012年07月03日 | 秋田駒・乳頭

 ムーミン谷チングルマの花畑。木道の向かって右側の土が剥き出しなのは、すれ違う際木道から下りてしまうからなのでは。ゆえに一方通行にするべきだと思います。


 ミヤマキンバイは、イチゴの葉のような3小葉。ミヤマキンポウゲよりは背丈が低いです。そしてミヤマキンポウゲの葉は細く裂けてます。ムーミン谷から急登でしたので、男岳には行かず阿弥陀池へ下り。




 木道の下に水があったり、阿弥陀池がキラキラしてるのが癒しになりました。


 男女岳途中のミヤマダイコンソウの群落。右上;男女岳山頂から見た田沢湖。


 左上;男女岳から阿弥陀池を望む。右上;焼け焦げた女岳。帰りは横岳経由で大焼砂へ。


 渦巻き状のが小岳で、その右隣が女岳。


 白鳥が羽を広げたような残雪。コマクサは1/3程度しか花をつけてなかったです。山行は19,109歩13.42kmでした。

秋田駒国見ルート(1)

2012年07月02日 | 秋田駒・乳頭


 3年ぶりに秋田駒ケ岳へ国見温泉から登ってきました。7時10分頃着きましたが、駐車場はもう満車で仕方なく道路脇に縦列駐車。鳥海山が見え、田沢湖は山々が映り込む鏡面状態。素晴らしい眺望でした。ちょうど1時間かかって横長根に到着。


 花がいい時期でしたが、特にハクサンチドリがよかったです。よく見るとそれぞれに花紋が違っててキレイでした。



 ベニバナイチヤクソウも群生してて、中に白いイチヤクソウが混じってました。


 ベニサラサドウダンツツジが鈴生りだったり、エゾツツジが大焼砂の強風地帯に所々見られました。エゾツツジは元々背丈があるわけではないのですが、ここでは強風から身を守るかのようにさらに小型に進化しているように思われました。


 大焼砂の風景。


 ムーミン谷こと馬場の小径。


 駒池で、水中の氷が溶けてないような不思議な光景を目にしました。

秋田駒(2)

2011年10月30日 | 秋田駒・乳頭

 男女岳(おなめだけ)1,637m着11:04。男女岳は女目岳とも書きます。1時間19分かかりました。山頂奥に見えてるのは鳥海山。


 鳥海山とは真反対に位置する岩手山。


 見下ろした阿弥陀池と田沢湖。


 今度は男岳へ。雲海にちょこんと見えるのが岩手山ですが、20分ほどで雲海はだいぶ崩れてました。


 田沢湖は男岳からの方がよく見えます。


 こちらが今話題になってる小岳。下から見える山容とはだいぶ違います。馬場の小道や駒池、大焼砂もはっきり確認できました。肉眼でも噴煙が上がってるのが見えましたが、噴煙は女岳の方が多かったです。


 男岳山頂1,623m。山頂では昼食をとり景色がよかったので、かなり長居してしまいました。それと墓場じゃないんですから、なんでもかんでも建てないでほしいものです。


 下山途中、行きにガスで覆われていた烏帽子岳が全容を現してました。


 8合目13:15着。ちょうど3時間半かかりました。10,919歩7.7kmの山行でした。下山口には靴洗い場があり助かりました。帰宅途中では、御座の石で遊覧船と遭遇。