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その蜩の塒

徒然なるままに日暮し、されど物欲は捨てられず、そのホコタテと闘う遊行日記。ある意味めんどくさいブログ。

百沢温泉

2013年09月01日 | 県外温泉

 岩木山登山後に立ち寄りました。正式名称は「株式会社百沢温泉」です。「ももさわ」と勝手に思ってたら「ひゃくざわ」なんですと。温泉通の間では、ここは避けては通れない有名温泉だそうですよ。建物は年期が入っていて、湯治棟もありました。入湯料は300円と安いですが、シャンプーやボディソープはありません。カネゴンのような出湯口から、454ℓ/分というものすごい勢いで掛け流されてました。出てくるお湯は透明ですが、空気に触れると鶯色に変わります。源泉は46℃で使用温度も43~44℃ぐらいだと思われ、熱めでした。3、4人入れる小浴槽が隣にあり、そちらは1℃ぐらいは低そうでした。もうひとつ1人しか入れない温い浴槽があるので、熱いのが苦手な方にはオススメです。打たせ湯もありましたが、独占してる方がいて使用できませんでした。カランはバネ式の古いタイプなので、湯量の調整が難しかったですね。

 泉質は、昭和35年の分析ではPH6.9の中性、含重炭酸土類-弱食塩泉となってますが、平成19年に改正された温泉法では、10年ごとに分析を受け掲示の内容を変更しなければならない規定があるわけですよ。まぁそれ以上は言及しませんけど。新泉質名は、ナトリウム・マグネシウム・カルシウム-炭酸水素塩・塩化物泉となります。浴室の床は析出物により、まるでシュカブラ状態でした。効能では五十肩にも効くそうですが、四十肩は?というツッコミがありそうですね。四十肩も五十肩も症状としては同じなのでOKですよ。

【百沢温泉】
青森県弘前市大字百沢字寺沢290-9
0172-83-2226
8:00~22:00

嶽温泉 高原の宿山楽

2013年08月12日 | 県外温泉

 最初、小島旅館の門を叩いたものの、16時近くだったため「これから団体客が大勢来ますので、日帰り入浴はできません」とけんもほろろの応対。そこで近くの店で聞いたところ、「ねぷた期間中なのでね、でも山楽さんならいいかも」という情報を得おじゃましました。右上;内湯


 ご主人のヘビやスズメバチが出るだの草ボウボウだとかの、ひと通りの説明を話半分に聞きながら先ずは露天へ。「おどごの湯っこ」はそちらみたいな←に従いましたが、入口こそ分かれているものの、実は中は混浴なのですよ!脱衣場の小屋が少々くたびれているものの、中々どうして素晴らしい露天じゃないですか。青みがかった乳白色の温泉らしい温泉で、硫黄の匂いがハンパなく泉温も温めでよろし。掛け流しかどうかを聞く方がヤボってもんですよ。所々にある仕切りが程よい目隠しとなって、誰か入ってたとしてもジロジロ見られることはありません。当日は、私1人の貸切状態でしたが。内湯には、シャンプー&ボディソープが備え付けなので、先に露天に入るといいでしょう。嶽温泉の開湯は、実に330年前の延宝2年(1674年)。泉質はPH2.05の酸性、硫化水素性・含ミョウバン・緑バン・酸性塩化土類泉(緊張低張性高温泉)。源泉温度46.9℃。効能がまたスゴイのです。真菌症(水虫)・慢性膿皮症・慢性湿疹および苔瘍・糖尿病・リウマチ性疾患・トリコモナス膣炎・難治性漬瘍に効くとのこと。トリコモナス膣炎に効く湯なんて聞いたことがないですぞww

【高原の宿 山楽】2013年10月27日閉館
青森県弘前市常盤野湯の沢9-1(バス停真ん前)
0172-83-2136
10:00~19:00(宿泊の客多数の場合、15時で外来入浴を終了)
外来入浴:400円

大菩薩の湯

2013年07月28日 | 県外温泉

 大菩薩嶺から下りてきて最初に目にしたが、「大菩薩温泉民宿 松葉荘」。「入浴できますか?」と尋ねたところ、「ウチは客が少ないので、やってません」とのこと。そして「1kmほど下ったところに、大菩薩の湯という大きな温泉があります」と。そこへ冷えた缶ビールが目についたので、1缶いただきました。300円を払うと、「空ビールじゃ飲めないでしょう」とサキイカを出してくれました。オヤジさんと小一時間話し込み。私が富士山の現状を滔々(とうとう)と話すと、「議員は地元のことばかりで、観光客のことなんか考えてない。山梨はどうもそういう傾向が強い。私も訴えておるんだが」と話ておられました。そこへオカミサンが、「冷蔵庫へ入れても腐りやすいので食べて下さい」と冷えた桃を持ってきてくれました。桃って、確かに腐りやすくちょっとでも腐っていようものなら、その苦味が口全体に広がってしまうものです。ところがこの桃、冷えてる上に、糖度計で計ってみたくなるほどの甘さ。そこに「手を拭いて下さい」と差し出されたティッシュボックスで、かみたかった鼻はグッと堪えましたよ。


 教えてもらった甲州市交流保養センター「大菩薩の湯」へ。まだ新しい建物でした。大型ザックを置ける荷物置き場や、鍵付きの貴重品ボックスなど登山者に配慮したものでした。その他、食事処、大広間、売店、直売所、マッサージコーナーと充実したラインナップ。下山後ここで汗を流しバスに乗込む人が多いのでしょう。汗臭いまま交通機関を利用するわけにはいきませんのでね。麓によい温泉があると、山の魅力もアップするというもの。入浴料はここも市外者は倍の600円でした。田野の湯にもあった、大月短大地球科学研究室田中教授の温泉特性が掲げられてました。


 サウナ、ジャグジー、寝湯、露天、源泉風呂と一通り揃っていて、特に源泉風呂はこの日22℃でしたが、柔らかなめらかで非常に気持ちのいいものでした。泉質はPH10.05の高アルカリ性単純温泉。湧出口温度が30.3℃と低いため加温ありで、掛け流しではありません(源泉風呂だけは掛け流しのようです)。田中教授の言うように湧出量が日量1,220トン(915ℓ/分)もあるなら、循環させなくてもよさそうなものですが、分析表では121ℓ/分となっていました。そのギャップはどうしたものでしょう?湯上りに売店で缶ビールを買いましたが、一番搾りがなく残念。

【甲州市交流保養センター大菩薩の湯】
山梨県甲州市塩山大字小田原字蛇石730-1
0553-32-4186
4月~10月無休
11月~3月毎週火曜日及び祝日の翌日(土日は除く)
12月28日~1月1日
(営)4月~10月 10時~20時
   11月~ 3月 10時~19時

田野の湯

2013年07月27日 | 県外温泉

 JR甲斐大和駅から炎天下8km弱歩いて、やっとたどり着きました。木陰を見つけては休んでましたので、結構時間がかかりましたね。温泉に入ってからバスで上日川峠へ行く予定が、全くの勘違い(平日のバス運行なし)によりタクシーを使うことに。携帯が通じないので、(バス停の)日川渓谷レジャーセンターからまた戻り、ここからタクシーを呼んでもらいました。タクシー代が7千円かかったことは既述済みですが、出発時点からメーターを倒したみたいで既に1,790円となってました。よって私の“歩き”は水の泡と化しました。“呼ぶタクシー”はこういうシステムなんでしょう。道路巾が狭く、曲がりくねっていますので、タクシーでさえ向うのを嫌がってたぐらいです。塩山からの道とは大違いでした。


 温泉は、自然湧出(湧出量は53ℓ/分)の22.1℃、PH10.3の高アルカリ性単純硫黄鉱泉。肌に優しいまろやかな温泉でした。ただ入浴料が市内在住者が300円に対し、市外者は600円と高かったです。大和福祉センター&デイサービスセンターという特養が併設された温泉で、浴槽の造りもどことなくそれっぽかったですが、掃除が行き届いており気持ちよかったです。そして数名の職員には、利用者さんと歌を歌ったりお忙しくしてる中、私にも丁寧な対応をして下さり感謝に堪えません。タクシーを待ってる間、暑かろうと玄関の冷房まで入れてくれました。

 何より「飲用水」には助けられました。気をつけて水分補給をしてたので、脱水症状まではいってないと思いますが、もう蛇口に口をつけんばかりにガブ飲みでした。脱衣場では誰もこないとふんで、ザックを開けカメラやらGPS、スタッフバッグなどを散らかしていたため、1人で入ってきたおじいさんに一喝されてしまいました。そしてボソっと「どこ登ってきたんだ?」「富士山です」と私。「若い頃はオレも登ったもんだ」・・・中略・・・「じゃ気をつけてな」と送り出されました。ある意味あったか温泉じゃないですか!! 単独行ってのは、意外と色んな人と話ができるので楽しいですよ。グループだと逆に身内ばかりで話してるので、つまらないものです。

【甲州市大和福祉センター 田野の湯】
山梨県甲州市大和町田野77番地
0553-48-2747
休館日;毎週月曜日年末年始

しゃくなげの湯っこ五葉温泉

2013年06月04日 | 県外温泉

 五葉山登山後、麓の五葉温泉に入ってきました。平成12年開業だそうですが、まだ新しく平日にも関わらず客が多かったです。72畳もある大広間、食堂、売店と充実した設備。100万人達成記念として今月有効の100円引きの券をもらいました。行けるわけないですけどね。売りは、三陸海岸初の天然温泉で美肌の湯。正確に言いますと、泉温が22.4℃と低いので温泉ではなく冷鉱泉で加温あり。泉質は、PH10.3のアルカリ性単純冷鉱泉でラドンの含有あり。美肌の理由は、そのアルカリ性とメタホウ酸の含有はないものの、メタケイ酸は51.1mg。残念ながら循環で塩素系薬剤使用。内湯もサウナも余裕の広さでした。露天っぽい作りで外に出る人が多かったのでつられて出てみましたが、ダムが見えるだけでした。露天のスペースは十分なので、将来的には作るのかも。

【しゃくなげの湯っこ五葉温泉】
岩手県大船渡市日頃市町赤坂西風山1-5
0192-22-5400
10:00~21:00
入浴料:600円
休業日 第2火曜