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その蜩の塒

徒然なるままに日暮し、されど物欲は捨てられず、そのホコタテと闘う遊行日記。ある意味めんどくさいブログ。

小谷温泉奥の湯

2014年09月03日 | 県外温泉

 雨飾荘から少し下ったところにある有名な小谷温泉山田旅館。開湯は室町後期の1555年で、母屋は江戸時代に造られたもの。ちなみに1555年は、第二次川中島の戦いがあった年です。


 雨飾山から下山して入ったのがこちら。小谷温泉奥の湯露天風呂。通称雨飾高原露天風呂。夜中雨飾高原キャンプ場へ向かう際右手に階段があり、駐車場も近くにあるのをしっかりと確認していたのですよ。なので雨飾荘は後ろめたさもあり、完全スルーww 20時を回った時間でも露天に明かりがついてて話声が聞こえましたから、入ってた人がいたんですね。


 坂を上っていきますと、男女に分かれてまして、脱衣場と露天が出てきます。脱衣場に寸志を入れるでかい箱が置いてありました。ブナ林の中に、ヘンに遮るものがなくて開放感抜群です。


 桶と落ちた虫や木の葉を掬う網がおいてありました。まれに、シャンプーとかボディーソープを持参したブログをみますが、眉を顰めたくなりますね。こういうところは、素洗いが基本なのです。頭や体を洗いたい場合には、雨飾荘や山田旅館で入浴料を払ってやってくださいな。


 ちょうどいい湯加減でしたが、長く浸かってるわけにもいかず中途半端に足湯的な入り方をしてると、たちまちアブの餌食にされてしまいました。そのアブは、小さいんですが黄色のと黒っぽいのの2種類でした。まぁ野湯でアブにさされて騒ぐほどヤワではありませんけど。


 先客が1人いましたが、岩影に隠れてましたので入浴目線でもう1枚。静かに入らないと、底に溜まってる色んなものを巻き上げてしまいます。泉質は、ph7.0のナトリウム-炭酸水素塩泉(中性低張性高温泉) 泉温が56.3度と高いので加水はされてますが、掛け流し。成分総量が3.895g/kgと多めでした。

【小谷温泉奥の湯森の露天風呂】
長野県北安曇郡小谷村大字中土18926-1
0261-85-1607(雨飾荘)
(営)10:00~21:00

道の駅小谷~深山の湯

2014年09月01日 | 県外温泉


 源泉は、北小谷温泉と風吹荘源泉の混合泉。褐色の濁り湯で見るからに効きそうな感じがしました。泉温は46℃、ph6.6のナトリウム-炭酸水素塩泉(中性低張性高温泉)。熱湯、ぬる湯、露天、サウナ、水風呂があり、特に寝湯が気持ちよかったです。


 食事と温泉をセットでオーダーすると、620円の温泉が半額の310円になるサービスがあり利用。ざるそばは800円、食事処鬼の厨(くりや)にて。小谷産そば粉100%使用の手打ちということですが、機械打ちのような感じでコシがなかったです。


 自由に取れる漬物サービスあり。メインはかまど料理らしいです。


 細長いスクナカボチャは1ヶ1,200円。ドリンクサービスが温泉内じゃなくて、売店の片隅にあったのが意味不明。


 豚唐は、ビールのあてに最適でした。

【道の駅小谷深山の湯】
長野県北安曇郡小谷村北小谷1861番地1
0261-71-6000
売店・温泉営業10:00~21:00(最終受付20:30)
水曜定休(年末年始・GW・8月・10月は休まず営業)



 ところで昨夜、第2お嬢の高校の強歩大会があり、朝方まで沿道についてたため若干体調を崩しぎみ。気温は17、8度でしたが、途中小雨混じりもあり山用の雨具を着用してました。夜のしじまに耳を傾けると虫の音が実に心地よかったです。もう9月ですからね。強歩の方は距離は30キロちょいで、24時スタートし6:30着でした。各所でLEDランタンが活躍。省電力で高輝度なのでありがたいです。

やまぶし温泉ゆぽか

2014年07月14日 | 県外温泉

 月山下山後立ち寄りました。平成9年にオープンでまだ新しめの日帰り温泉入浴施設です。地元で人気の温泉らしく、駐車場も広く随分混んでました。町村合併前は羽黒町営だったみたいですが、そのまま鶴岡市営かどうかは不明。源泉が71.1℃と高いので加水あり。循環、塩素消毒あり。泉質はナトリウム・カルシウム塩化物泉、PH7.5の中性。強塩泉といってもいいぐらい塩分濃度が濃かったです。露天が日本庭園っぽくなっていて、内湯からもいい眺めでした。他にサウナ、水風呂、気泡浴、寝湯と一通りのラインナップ。

【やまぶし温泉ゆぽか】
山形県鶴岡市羽黒町後田字谷地田188
0235-62-4855
営業 : 6:00~22:00 立ち寄り湯 ※最終受付21:20
休業日 : 毎月第3木曜日
入浴料:430円

奈良田の里温泉女帝の湯

2014年07月12日 | 県外温泉

 早川町の北端に位置する奈良田には白根館(右上)という温泉旅館もあるんですが、こちらは日帰り入浴は午後からの受け入れで、しかも登山客はお断りだそうです。入浴料金も千円と高いですしね。



 町営の奈良田の里温泉女帝の湯に行くには、公営の無料駐車場に停めそこから上っても行けますが、バス停からも遊歩道がありますので、バス待ちの方はこちらがいいでしょう。


 上がりきると眺めのよさに驚かされます。水場があり飲んでみましたが、冷たくてまさに南アルプス天然水って感じでした。


 建物は瓦ぶきで土間がある大きな旧家のようですが、座敷で休憩すると入浴料込で1,500円もとられます。でもまる一日いると考えると安いんでしょうけど。


 浴場は、屋根付きの渡り廊下を登って行った先の離れになっています。縁側も何気にいい感じですね。


 外観とは裏腹に、2005年3月にリニューアルされて、脱衣場、洗い場ともまだ新しかったです。3年ほど前までは木々が邪魔して奈良田湖は見えなかったそうですが、全て伐採されて抜群の眺望でした。湯船に浸かるとちょうど目線が奈良田湖と面一になるんですが、欲をいえばもう少しダム湖に水量がほしいところですね。泉質は、PH8.6のナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉(アルカリ性低張性高温泉)。その源泉は、奈良時代の第46代孝謙天皇が病を癒されたという霊泉。まるで片栗粉でとろみをつけたかのようなトロトロ加減が実に気持ちよかったです。若干の硫黄臭もあり飲泉可。泉温は42.2℃で使用温度が41℃と温めのため、長湯できました。



 入浴後は、奈良田方言で食いしん坊という意味の食事処「こんぼうす」へ。先ずは、ご主人お勧めの「もつ煮込(馬)650円」を食べてみることに。よく煮込まれてて柔らかでした。ちなみに馬刺し(千円)は売り切れ。そしてKさんが田舎蕎麦のざるそば600円。Mさんと私が天ぷらそば700円。山で粗食でしたので、美味しかったですね。値段は普通でしたが、生ビール(中)750円はちと高いと思いますよ。

【奈良田の里温泉女帝の湯】
山梨県南巨摩郡早川町奈良田486
0556-48-2552 
(営)9時-19時(冬季18時まで)
定休日: 水曜日(祝日の場合は翌日、木曜日)
入浴料: 一回入浴 550円

神室温泉ホットハウスカムロ

2014年06月26日 | 県外温泉

 左上;ホテルシェーネスハイム金山。森の中に違和感さえある立派なホテルが出現。日帰り温泉施設(右上)は、回廊で隣接してあり、その上にありました。入口に何か掲示されてありましたが、バス時刻かなんかだろうと、さして気にもとめず入館。ところがこれが前代未聞の悲劇を招くことに。


 入浴料300円を払って入ろうとすると、「ちょうど男の時間です」などと訳の分からないことを受付の女の人がつぶやいてました。それに暖簾が赤いので何かヘンだな、とは思いました。そして脱衣場に入ると2人いて「あと2分しかない」と騒いでるのです。それだったら受付で止められるはずだからと、その声をほとんど無視して入浴。すると間もなく受付の女の人が入ってきて、「女性の時間だからすぐに上がってほしい」と言ってるじゃないですか!? こっちは登山でドロドロだったんですが、洗髪・洗体しサウナも1分ほど利用し、しかも浴槽には2回入って3分で出ました。我ながら神業でした。ゆっくり浸(つ)かれなかったのに、ヘンな優越感に浸(ひた)ったというわけです。出るとたしかに女性が4、5人並んでました。私は混浴でも差支えなかったんですがねーw

 上がってから文句のひとつも言ってやろうと思ったのですが、受付を見たらさっきの女の人が交代してるじゃないですか。でもよく考えてみると、貴重な体験をさせてもらってるのに、300円ごときでごちゃごちゃ抜かしてる自分が恥ずかしくなってきますなぁ。ものは考えようです。

※新源泉導入工事のため、8月まで1時間交代で男女交互利用だそうです。

泉質;ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉 PH7.8の低張性弱アルカリ性低温泉
加温、循環、塩素アリ

【神室温泉ホットハウスカムロ】
山形県最上郡金山町有屋1400
0233-52-3400
6:30~22:00(4月~10月は 6:00~)
年中無休(水曜のみ10時~15時は休)