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その蜩の塒

徒然なるままに日暮し、されど物欲は捨てられず、そのホコタテと闘う遊行日記。ある意味めんどくさいブログ。

裏岩手縦走(1)

2010年10月16日 | 八幡平

 今年2回も悪天候にやられていたので、3度目の正直ということで裏岩手を縦走してきました。松川温泉に1台おいてきましたので、樹海ラインを往復しましたが紅葉はまだ暗くてよく見えませんでした。コースは、畚岳登山口→畚(もっこ)岳→諸桧(もろび)岳→石沼→前諸檜(まえもろび)→嶮岨森(けんそもり)→大深山荘(⇔源太ヶ岳)→大深岳→小畚(こもっこ)山→三ツ石山→三ツ石山荘→松川温泉。源太ヶ岳の往復を入れると20km以上あるロングコースです。八幡平を完全になめてましたね。このコースを日帰りというのは、年を考えると無謀だったかもしれません。最後は、完膚なきまでに叩きのめされました。


 畚岳登山口は3台ほど駐車できそうですが、なにしろ段差がスゴイのでSUV以外は無理かもしれません。案の定私も帰りにガリガリっと擦ってしまいました。 


 左上;登山口をひいて撮りました。出発する前に車中で腹ごしらえ。おにぎりは私が握りました。おにぎり用のおぼろ昆布を使い、具は冷蔵庫にあった市販のにんにく味噌と練り梅。握ってからふりかけのサケとタラコをまぶして昆布を巻いたものです。Sさんからお褒めの言葉を頂戴しました。



 軽くストレッチしてから、出発は6:40。この時期ガスが濃いのはやむを得ません。出発時は風もありかなり寒かったのですが、樹林帯のおかげでほとんど風を感じることはありませんでした。標柱が細かく設置してあるので安心できますね。


 山頂付近はややザレており、歩きにくかったです。
 

 登山口から山頂まで0.9km しかないのに25分もかかってしまい、畚岳(1,578m)到着は7:05。残念ながら眺望はナシ。とあるブログを見てましたら祠の人形が横を向いていたんですが、誰かが直したようです。

八幡平縦走(2)

2010年09月27日 | 八幡平

 すでに草紅葉が始まってました。右上の赤いのはチングルマの草紅葉。


 池塘のある風景は癒されます。


 左上;イワイチョウの葉も色づき始めていました。右上;分かりづらいですがシラタマノキ。


 左上;おこじょのフン。犬を入山禁止にしてから、おこじょが増えてるそうです。右上;草の湯分岐着は9:43。この辺りでますますガスが濃くなってきました。台風の影響で風速も増しているようでしたが、ほとんど樹林帯を歩いているのでさほど感じませんでした。オススメは致しませんが、たまには悪天候登山も経験上必要かもしれません。


 ブシ谷地に着くまでは、ロープを伝って下りる難所がありましたが、何ヶ所か写真のような癒されポイントがあります。水は飲めるそうです。


 ブシ谷地は、大谷地よりタチギボウシが群生していて、8月の時期には圧巻だそうです。
右上;ツバメオモトの実。藍色したのもありましたが、これが本来の色です。



 長沼には11:50着。ここで昼食をとりました。実にいい感じの沼で、眺めていて厭きません。


 河骨(こうほね)は尾瀬が有名ですが、ここにも黄色い花をつける河骨が浮かんでいるんだそうです。


 左上;熊がかじった(爪では!?)木道。雨の木道は滑りやすいので要注意です。コケが生えてるとさらに滑ります。中・右上;長沼と大谷地の中間にあった小さな沼。サワグルミがあり、モリアオガエルが産卵する沼だそうです。この後大谷地経由でふけの湯へ。ふけの湯着は13時でした。

八幡平縦走(1)

2010年09月26日 | 八幡平
 楽しみにしていた八幡平裏岩手ルートトレッキング(畚岳~諸桧岳~嶮岨森~大深山荘~源太ヶ岳~松川温泉)に参加するも、折りしもの台風12号の接近により、山頂付近は風速10m以上の強風とガス。やむなく風が弱い秋田県側へ下る、草の湯分岐経由ふけの湯への縦走に変更。先月計画して不発に終わったコースの半分を歩くことになるので、中止になるよりはまだましでした。


 山頂駐車場には7:20には到着しておりましたが、しばしの様子見。1時間ほどしてようやく視界が開け、入念にストレッチをして8:40に出発となりました。右上;駐車場からは藤七温泉方面に畚岳がくっきり見えておりました。


 ガイド付きツアーには参加したことがないので、どっかもどかしい感じ。説明するとすぐ出発するので、写真を撮るタイミングが計れません。左上;ニシキギ科ヒロハツリバナ。右上;出だしはこんな感じの石段。


 左上;火口との説もあるもののよく分からない凹地。右上;鏡沼。


 左上;黄色くなっているのはミネカエデ。右上;キク科キオン属ハンゴンソウ。帰化植物のオオハンゴンソウ(キク科オオハンゴンソウ属)は駆除対象になっているが、コチラは別属の在来種、との説明。私はオオアキノキリンソウかと思ってましたので、人の話は聞くものですね。


 八幡平頂上には9:07着。左上;三角点の+は東西南北を指している、との説明。そんなことも知らなかったのかと愕然。


 右上;頂上には雪の深さを計る3mの棒が立っていました。ガスにより眺望がないので上がるのはやめました。ここまでは何度も来てますが、晴れてると結構見渡せますよ。


 左上;紅花苺。葉はほとんど枯れ落ちている状態。右上;エゾオヤマリンドウは枯れかかっているのがほどんどでした。

山ごはん

2010年08月07日 | 八幡平



 昼食は、御生掛自然研究路入口駐車場にて。試行錯誤の末ここを選びました。蒸ノ湯バス駐車場とアスピーテに面した駐車場は、アブが多くて退散。八幡平ビジターセンターは火気厳禁。


 蒸ノ湯を出てから、ずっとこの巨大なアブに悩まされました。黒いのに来るらしく、帽子を取らないで防御しました。


 私は私で、お湯を沸かしてカップ麺とおにぎり2個を食べておりましたが、そこへお蕎麦をすすめられゴチに。冷水でしめなくともイケましたよ。そばツユまで持参とは恐れ入りました。色が似てますので、危うくコーヒーにつけるとこでしたよ。


 最後にステック状のカレーをソバに投入。カレーソバの出来上がりでした。味は濃かったですが、山では何を食べても美味しいものです。今度はパスタを作ろうということで意気投合しました。乞うご期待!!

大谷地

2010年08月06日 | 八幡平

 蒸ノ湯露天から大谷地まで往復で1kmだったので、足を運んでみました。これはまた八幡平山頂へと続く登山道の入り口でもありました(登山口はアスピーテ沿いにもう一ヶ所あります)。歩道脇には白樺も。


 降り続いた雨のため、土砂崩れが起きていたり、木道以外はほとんどぬかるんでいる状態。


 倒木に生えたコケがいい感じだったり、ミズバショウの葉が巨大化してたり。


 大谷地に出るとタチギボウシ(コバギボウシ)の花畑でした。


 タチギボウシはすでに実を結んでいるものも。カヤツリグサ科アブラガヤは、まるでお米のようでしょ。


 谷地は木道を挟んで左右に広がっていましたが、八幡平方面を見るとガスで覆われていました。