goo blog サービス終了のお知らせ 

その蜩の塒

徒然なるままに日暮し、されど物欲は捨てられず、そのホコタテと闘う遊行日記。ある意味めんどくさいブログ。

大場谷地探訪

2011年07月08日 | 八幡平


 尾瀬を彷彿とさせる光景でした。ニッコウキスゲの黄とレンゲツツジの赤、そしてワタスゲの白。


 ワタスゲは盛りを過ぎていましたが、まだフワフワが残っていました。


 ハクサンチドリとニッコウキスゲのアップ。


 ミツガシワとコバイケイソウもそろそろ終わりです。


 こちらは、イワイチョウの実でしょうか?定かではありません。


 「美の国あきた」では、マルバシモツケとしてましたが、主に岩礫地帯に咲く30cmにも満たない花が、2m以上になるわけがありません。おそらくサワフタギでしょう。


 ミネヤナギとミズバショウ。

三ツ石馬蹄コース縦走(3)

2011年06月24日 | 八幡平

 小畚山から残雪の多い大深岳を撮りました。ムラサキヤシオツツジが満開でした。


 今回目的の花“コメバツガザクラ”。葉はイワウメと似てますが、イワウメよりは大きく3葉です。残念ながら咲き始めで、ほとんどツボミでした。三ツ石山ではひとつも花を見れませんでしたが、見れただけでもよかったです。イワカガミ(三ツ石山荘で)チングルマ、イワナシ(三ツ石山で)も咲いてましたが、数としては少ない山です。


 フデリンドウ(だと思います)とムシトリスミレ。ムシトリスミレは、食虫植物で小さな虫を捕食します。


 ハクサンチドリ。右上はテガタチドリ。大深岳へ向かう途中では、コバイケイソウやハクサンシャクナゲがツボミで歩道脇にわんさかありました。


 ベニバナイチゴとシラネアオイ。群生している中に一輪ピンクっぽいのがありました。


 大深山荘手前の水飲み場分岐。この辺はまだまだ残雪が多かったです。昼食は大深山荘にて。右上;源太ヶ岳手前から大深岳を。


 源太ヶ岳手前で見た満開のミネザクラと岩手山。岩手山は稜線が長くて美しかったです。


 源太ヶ岳から少し下ると難儀な雪渓があります。急な斜面なのでアイゼンは必須です。午前中に出会った人の踏み跡が暑さで消えていたため、標柱を確認しに戻ったところで、Sさんと出会い同行を請うことに。ところが、そのSさんが雪渓を滑り落ちていくではありませんか。ブッシュで止まり幸いケガもありませんでした。雪渓が終わっても右上のように滑るので、油断できませんでした。


 源太ヶ岳登山口はちょっと分かりにくい上に、雪渓が危険なのでこの時期の利用は控えた方が無難です。結局16:06峡雲荘着でした。無事下山できてSさんに感謝です。この日は36,521歩、25.71kmでしたが、距離は登りで歩幅が狭くなるので、実際はそんなに長くはありません。

三ツ石馬蹄コース縦走(2)

2011年06月23日 | 八幡平

 谷には残雪がありました。かなりの部分ブッシュで下刈り作業されて、歩きやすくなってました。3台には刃がなかったことを山荘で出会った人に聞いたら、刃の枚数の多い1枚3千円のを使ってるので、研ぐため外すんだそうです。


 三ツ石山荘が近くなると、カエルの鳴き声が大きくなってきました。それまでは、エゾハルゼミやウグイス、ホトトギス、カッコーが鳴いてて花も多く、この季節の山歩きは最高ですね。湿原にはミズバショウがまだ咲いていました。


 三ツ石山荘は昨年見れませんでしたので、立ち寄ってみました。小綺麗でしたので、汚しちゃわるいとスコップで泥よせしてきました。行動食は、今回イオンの安いゼリーとソイジョイ、塩飴とチョコ。


 キクザキイチリンソウとヒナザクラ。


 三ツ石山へは残雪が溶け出して、グジャグジャ状態。それが終わると階段の登りが少々きつめ。


 左上;乳頭山の特徴ある山容が見えました。中上・右上;ミヤマダイコンソウとイワウメはこんな感じで咲いておりました。


 イワベンケイとイワウメ。イワウメは、葉が小さいのに花が大きいんですよ。咲き始めでした。


 左上;ミヤマキンバイ。右上;ミヤマダイコンソウ。


 ミヤマダイコンソウのツボミ。葉の先っちょが赤くなっています。

三ツ石馬蹄コース縦走(1)

2011年06月22日 | 八幡平

 4:48宝仙湖にて朝日を望む。


 5:45八幡平大深沢展望台(1,560m)より畚(もっこ)岳を撮る。玉川温泉~大場谷地までのタケノコ軍団縦列駐車の誘惑を振り切るのが大変でした。とはいえ登山とタケノコでは装備が違うので、おいそれとは切り替えられないのですけど。 


 6:14松川温泉峡雲荘駐車場着。車中にてコンビニおにぎり2個で朝食。この日の縦走コース。峡雲荘Pを発着とする周回コースです。峡雲荘P~三ツ石山荘~三ツ石山~小畚山~大深岳~源太ヶ岳分岐⇔大深山荘~源太ヶ岳~峡雲荘P。初っ端の登り、三ツ石山荘~三ツ石山の登り、小畚山を下ってコルからの登り返しが長くてきつかったです。そして最大の難所は、源太ヶ岳雪渓の下りでした。


 左上;松川地熱発電所。私これが苦手です。でかくて得体の知れない物体って感じで、第一キモチ悪いでしょ。右上;松川荘横の登山口。6:30登山開始。


 左上;サトイモ科ヒロハテンナンショウ。テンナンショウ属は種類が多いですが、見分けは仏炎苞が葉より上か下かによります。コウライテンナンショウやミミガタテンナンショウは葉より上につきます。右上;きつい階段。


 ツルシキミとツバメオモト。ツバメオモトは花が密集しているのが多いですが、たまにこんなのもあります。ここのは全体的に花が開ききっていました。


 左上;萼片(ガクヘン)がガシッとしててミツバオウレンらしくなかったです。右上;アオキの実。


 “山火事注意”なのに山火事が起きたような標示板。分岐着は7:37。


 いつも大体同じような花を載せてますが、ここのはモノが違いますから、バンバンいきますよ。ノウゴウイチゴとオオバキスミレ。


 コヨウラクツツジ。


 シラネアオイの三様態。

裏岩手縦走(7)

2010年10月22日 | 八幡平

 これが三ツ石山のボタンのように出っ張っている巨岩です。山頂着15:08。ここでやっと本日1人目と会いました。トレイルランナーでした。


 中上が偽ピークで、それを過ぎると下りとなります。石段の石が大きく厄介でした。この辺りから足にガタがきていました。右上のは石段が終わってから撮ったので、たいしたことはないですけど。


 左上;三ツ石山荘前の湿原。右上;三ツ石山方面を振りかえると、偽ピークが山頂のように見えてました。


 三ツ石山荘も比較的新しめでした。時間的余裕がないので素通り。50の番号の意味は、松川温泉が1なので、あとどのぐらいかを知る目安となります。


 ぬかるんだりロープがあったりの悪路で2回の大転倒。いつものダブルストックをやめ(山道が狭いので)、おまけに古い登山靴を履いてきたことも原因のひとつです。右上;赤川経由で松川大橋に出る分岐がありました。距離はありますが、こちらの方が道はよさそうです。この分岐着は16:22。



 ようやく岩手山が全貌を現し紅葉もよくなってきましたが、時すでに遅し。山は暗くなるのが早いのでのんびりしてられません。あと少しだというのに、急坂の階段に足が悲鳴を上げていました。


 三ツ石山登山口着17:10。結果的に予想タイム通りでしたが、相当疲れました。


 明かりに誘われるように松川荘を経由し地熱発電所を見て、急坂を上って着いてみると松川キャンプ場じゃありませんか。キャンプ場管理棟の明かりを目指して、放心状態で歩いてきた結果です。車をおいた駐車場は峡雲荘なので、気力を振り絞って戻りました。当然松川温泉に入ることなく帰宅優先。あとで調べたら、日帰り入浴は20時までOKでした。