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その蜩の塒

徒然なるままに日暮し、されど物欲は捨てられず、そのホコタテと闘う遊行日記。ある意味めんどくさいブログ。

金兵衛滝上流部(2)

2009年06月10日 | 森吉山
 今回は写真が小さいと分かりにくいので、大きくしてみました。




 この木はサワフタギ(沢蓋木)って言うんですが、木が硬いことで有名です。花はもじゃもじゃに特徴があります。キレイでしょ。


 他に白いのは、この時期タムシバ。鳥が飛んでるような花をつけます。


 斑入りのフキを発見しました。どうもこれは病気のようです。右上;いきなりカモシカのフンを出してすみません。“ためフン”と言います(笑)


 こちらの黄色い花は、キンポウゲ科のキツネノボタン(狐の牡丹)。葉がセリに似ていまして、同じような湿地に生えますので間違われます。毒性がありますので要注意ですよ。ちなみに、セリの花は白いです。


 おなじみショウジョウバカマも咲いていました。


 下界のタニウツギよりピンクが濃いです。盛りでした。


 山ツツジ。新緑に映えます。


 2つ上のタニウツギは左上をアップしたもの。山ツツジは、こんな場所にも生えてました。


 先日買ったばかりのガスバーナーを使ってみました。といってもお湯を沸かしただけですが。カップ麺とドリップコーヒーを作りました。2ℓの水がなくなったので、帰りはかなり軽く感じましたね。右上;今回山に持って行ったもの。仲間への差し入れも必要なので。甘いものは必需品です。他に 3個も食べてしまいました

金兵衛滝上流部(1)

2009年06月08日 | 森吉山

 山の会のメンバーと、難関といわれる金兵衛滝上流部へ行ってきました。とは言っても茶釜滝ほどではないですけど。林道とかブナ林は特に難儀なことはなかったですが、問題は沢歩きでした。右上の抜け殻と思われるセミが、ガシガシと非常にうるさく鳴いておりました。ハルゼミのたぐいで森吉山固有の名称があったんですが、出てきません。年ですかねー(泣)  追記;エゾハルゼミで正解だと思われます。鳥の鳴き声も様々でした。鶯やカッコーはもちろん、梟まで鳴いてましたから。


 2年ほど前、同じようなマイヅルソウに出会ってますけど、もう一度出会うとは思わなかったですね。枯葉を突き破ったはいいけれど、それが故葉が開けなくなった舞鶴草。


 ユキザサの花は大きさの違いはあれ、ほぼマイヅルソウと同じです。シラネアオイは、下を向いてるのが多いんですが、珍しくシャキっとしたのがありました。チゴユリも沢山咲いてましたが、あれも下を向いたのばかりで写真を撮る気になりませんでした。


 ツクバネソウも結構目にしましたが、中でもこれはなかなかだと思います。お分かりでしょうか?ツル性の植物がツクバネソウの間から伸びてきてるんです。 


 事前情報は全くなかったので、突然この時期ミズバショウが現われると心臓に悪いですよ。大げさですが、そのぐらい衝撃的でした。その前にキクザキイチゲが咲いてたのが付箋だったのかも知れませんが。


 キンポウゲ科リュウキンカ属エゾノリュウキンカ。写真ではうまく撮れてませんが、この辺はお花畑状態でしたよ。

森吉山~一の腰ルート(2)

2009年05月04日 | 森吉山

 一の腰を下ると、間もなく森吉神社と森吉避難小屋に着きます。鳥居は雪に埋もれたままでした。5/3にはここで山開きが行われています。


 阿仁避難小屋方面から森吉避難小屋を撮りました。森吉避難小屋の方が阿仁の倍の収容人数(100人)があります。


 森吉神社を過ぎると右手に石森がありますが、雪によって小高くなっていないので、ちょっと違ってみえました。避難小屋(阿仁)は、冬は2階から入るようになっています。


 阿仁避難小屋から森吉山を撮りました。阿仁小屋から山頂までは40分もかからないで行けますが、今回は足ならし登山のため無理せず山頂は断念しました。


 樹木は、スキー場側はブナやダケカンバ(写真左上)が多く、一の腰付近になってコメツガ(米栂)やオオシラビソ(アオモリトドマツ)に変わります。ダケカンバの樹皮は、昔ガンビとかガビと言って薪ストーブの焚きつけ用に重宝されていました。オオシラビソの緑が鮮やかになってますが、芽が出てくるのはあと2ヶ月後になります。


 中央の尖がっている山が、一の腰です。これも阿仁避難小屋から撮ったもの。一の腰や石森は森吉山の外輪山です。他にはカンバ森、ヒバクラ岳もそうです。下山ではビニールシートで滑り下りてきた人もいましたね。私の小さい頃は、春先の遊びといえば山から肥料袋で滑ってくるヤツでした。


 IさんはEPIガスストーブでお湯を沸かしてカップヌードルを食べていました。コールマンのステンレスケトルもお洒落です。小さいですが火力はあります。でも山では風除けが欠かせません。私も昔はホエーブスを使ってましたが、世の中段々便利になっていくものです。

 そのお湯でコーヒーをいただきました。普段はブラックですが、山ではミルクや砂糖入りの方がいいです。チョコなんかも必需品ですよ。こめつが山荘駐車場13:30着の余裕の登山でした。

森吉山~一の腰ルート(1)

2009年05月03日 | 森吉山
 皆さんはどのようなGWを過ごされてますか? 私は飛び飛びですが、昨日森吉山に登ってきました。天気がよく気持ちよかったですよ。すっかり雪焼けしてしまいました。


 登り口は「こめつが山荘」。8:40スタート。今年からお世話になることになった「山の会」のメンバーと。森吉スキー場は、リフトの撤去が進んでいました。かつて賑わったホテルも取り壊されることになるんですね(写真右上)。


 バッケは盛りでした。登り口には、キクザキイチゲも咲いていました。


 ボンナ(ヨブスマソウ)の若芽も発見。


 ザゼンソウ(座禅草)。湿地に生えるものとばかり思ってましたが、この場所は予想外でした。


 生命力のあるヒカゲノカズラ(日陰蔓)。


 スキー場はやめてから数年経ちますが、今シーズンも営業してたかのようでした。


 これらも全て撤去される運命です。


 スキーコースを抜けてなおも登っていくと、「一の腰」に出ます。視界が急に開け、それまでの苦労が報われる瞬間でした。


 左上は、一の腰を下って撮った森吉山。先日降った時期外れの雪の白さが目立っていました。

森吉山ゴンドラルート(2)

2008年07月13日 | 森吉山

 全山ニッコウキスゲ(日光黄菅)が咲き始めでした。


 イワイチョウ(岩銀杏)とマルバマンサク(丸葉満作)の丸葉競演。


 ガクウラジロヨウラク(萼裏白瓔珞)もあちこちで咲いていました。


 チングルマ(稚児車)の花は終わり風車状態。ハクサンシャクナゲ(白山石楠花)はピンクの濃い花もありましたね。


 オオシラビソ(アオモリトドマツ)の芽。


 左上;アカモノ(赤物)別名イワハゼ(岩黄櫨)。ノウゴウイチゴ (能郷苺)は一粒食べてみましたが、今年のはちょっと酸っぱかったです。


 雨のゴンドラに乗ると、決まって子どもらは落書きをするんですよね。


 おやつの「梅かつお茎わかめ」はオススメの一品です。ビールにも合いますよ。残念ながら、お弁当はウチで食べることになりました。この他に3人分のおにぎりと焼きそば、携帯ポットやペットのお茶など、ほとんど私が背負ったので結構な重量でした。