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SFマガジン600号を読んで思う事

2006-03-06 | 読書【SF】

SFマガジン600号、2400円(高っ!!)を購入。危うく買い忘れるところでした。

しかし、分厚い。でも中身スカスカ…。

コニー・ウィリスの短編と雪風第三部スタートが読めるにしても、

相変わらずのオールタイム・ベストもいい加減にして頂戴。

SFSFSFSFSFといっても昨今その意味するところは何処へ?って感じ。

新刊リストにライトノベルズが上って来る時点ですでにSFマガジンと呼べるのか?

という疑問符を頭から拭うことはできません。そもそもそれはすでにSFの範疇なのか?

それともSFという言葉が浸透してきれいになっただけなのか?

どちらにしろあの表紙たちが平済みにしてあるのを見ると、どうしても購買意欲がそがれます。

それに煽られてかハヤカワ文庫JAも物凄く中途半端なカヴァーで、もう見てられません。

中・高と全くライトノベルは手に取ってこなかったし、現在は売り場に近寄ることすらできません。

結局は、何を書き手に求めるのか。そして書き手は、読者の期待する何を書くのか。

何だかその図式があからさまになればなるほど、悪循環を生み出すのではないでしょうか。

言葉というのはひとつ意味を与えられれば、ひとり歩きして行くものです。

(それは言葉で語られる物語もそうです。)

だからといって、それに対して誰しもが追随する必要など全くないはずです。

本当の【新しさ】や【面白さ】は、こんな流れから生まれて来るとは思えません。