今年の読書目標(努力目標)は、買った本は兎に角読むこと、にしました。
というのも未読本が増えるということと、買い過ぎを防止するために、
読んでない本がある時は新しい本を買ってはいけない、というルールで行こうと思います。
まあ、無理だとは思いますが、できるだけがんばってみます。
あと年間100冊を目指すことも、加えておきます。
で、年はじめの1冊は、本棚からベルクソン「時間と自由」(岩波文庫)。
実は、大学1年生の時に買ったもののリベンジなのです。
あの頃は、背伸びをして、買ったはいいが、読みきれなかった一冊です。
今では、【必殺斜め読み】を駆使して、読まずとも読む、という気持ちで闘いました。
第一節、第二節と非常にまどろっこしい表現ばかりで死にそうになりましたが、
第三節と結論あたりで何とか、面白いと思えました(たぶん)。
【持続】というキーワードが自分の中の今年のテーマになる予感がします。
続いて、また本棚から井上靖「本覚坊遺文」(講談社文芸文庫)。
この本、講談社文庫の再録で、(それ自体は古本100円で売っているのですが…)
年表などの資料が欲しくてつい購入も、読まずじまいだった一冊です。
利休自体は、井上先生お得意の回想シーンでしか出てこないので、
はっきりとしていないのですが、晩年の作品ということで、そこそこ楽しめます。
そして、今年さっそくの購入本は、昨年より買い忘れていたもの、以下の3冊。
バルガス・リョサ「緑の家 上・下」(岩波文庫)
宮本常一「忘れられた日本人」(岩波文庫)
山川菊栄「武家の女性」(岩波文庫)
「武家の女性」は、昨年、BSのブックレビューで桜庭一樹が薦めていた
杉本鉞子「武士の娘」(ちくま文庫)とああ勘違い。
タイトルが似ているのだから仕方ない。
「武士の娘」も上記三冊が読み終わったら買おうと思います。
次の3連休は、石牟礼道子「苦海浄土」(河出書房新社)が待っているので、
仕事の少ない今週中に片付けなければと思うのですが、
そんな簡単にいくわけないか。
ちなみに昨年より止まっている本は、
レヴィ・ストロース「悲しき熱帯Ⅰ」(中公クラシックス)
J・P・ホーガン「ガニメデの優しい巨人」(創元SF文庫)
デフォー「完訳 ロビンソン・クルーソー」(中公文庫)
室生犀星「蜜のあわれ われはうたえどもやぶれかぶれ」(講談社文芸文庫)
山尾悠子「夢の遠近法」(国書刊行会)
の5冊。
山尾悠子は置いといても、上の4冊ははやく片付けたいです。