荒野、読了 2009-03-19 | 読書【読了】 桜庭一樹「荒野」(文芸春秋)を3時間程で読了。 ハードーカヴァーを被ったただのラノベでした。 これといったドラマやストーリーはなく、主人公「荒野」の微妙な成長が描かれている。 (森絵都「永遠の出口」をイメージすればおおよそあっているのでは…。) この本は、話のテンポと細部を楽しむものなのだろうと思う。 直木賞受賞後第一作という触れ込みは置いといても、 この文体でいいのかな、という気がしないでもない。 ただ今のところ「私の男」、「ファミリーポートレイト」の2冊を読む気は全くしない。