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君の手は冷たいさだめ

2008-11-10 | 読書【未カテゴライズ】

今日、中型自動二輪の免許をついにゲットしました。

まだ、何に乗るかは決めていません(と言っても、どうせ250cc以下です)。


読書はというと、井上靖「星と祭」(角川文庫)を先ほど読了。

ラストは圧巻。

テーマそのものが最初から重たいですし、

もちろん、そういう意味では“救い”などなく、

だからこそ、ラストシーンに救われたような気がします。

湖畔に映る月灯りの幽玄さを知って欲しいなと思います。

そして、十一面観音のことも。

今年の発見は「井上靖」かもしれません。

(ただし著作が多過ぎて全体像すら全く見えず)

温故知新。時代に逆行して、読書は続きます。


積ん読の中から久々のSFをということで手が伸びたのが

ニール・スティーブンスンの「クリプトノミコン 1」(ハヤカワ文庫)。

実は昔「ダイヤモンド・エイジ」(早川書房)を単行本で買って、数ページで断念。

「スノウ・クラッシュ」(アスキー)は2回ほど読んでいるだけに、もったいない。

もう一度トライしてみようとは思っているのですが、何だか読む気がしない…。

それにニール・スティーブンスンは、これ以降、翻訳がないので

売れなかったのかな…とか思ったり。

(でも、いつの間にかダイヤモンド・エイジも文庫化されていた…)

文庫4分冊では購買欲も読む気もなくなる。

その当時も古本でいいやと思っていた次第。

よ~く考えるとこの話は別にSFでないかもしれないという記憶があるのですが…。

年内に読めるとはとても思えないです。


あとは


倉橋由美子「暗い旅」(河出文庫)、「アマノン国往還記」(新潮文庫)

レーヴィ「天使の蝶」(光文社古典新訳文庫)

井上靖「孔子」(新潮文庫)

津島佑子「火の山 山猿記 上・下」(講談社文庫)


なども年内に読んでおかなければならない!!

と心の中では思っています(やる気が続かないのだ…)。