むかし、GMTの記事を書いていたのですが、あんまり大した情報ではなかったなので、
現在は非公開。
今回は、ちょっとした演習に使えないものかと地形データを加工していました。
それで、久々にGMTとgnuplotにまともに触ったので、メモ程度に書きます。

何をやっていたかというと、上の図です。
これがどこだか分かるヒトはすごいです。
って、ハワイですが。
10000mの落差が見えるでしょうか?
ホットスポットといえども、3Dで書けば立派な山なのです。
地形データはETOPO2のグリッドデータです。
データの加工はcygwin上のGMTで行い、図化はgnuplotの3D表示です。
作業工程は
①etopo2のグリッドデータをgrd2xyzコマンドでxyzデータに変換。
②blockmeanコマンドでデータを荒めに平均化。
③gnuplotとpm3dで図化。
③の時に、時間がかかるので、②でだいぶデータを間引きます。
間引かないと、たぶんこのPCでは図化できません。
ただ、3Dで書くのであれば、GMTでもできるのですが、
マウスでくるくる回したり、角度を変えたりできるので、gnuplotの方が便利です。
配色に関しては、GMTもgnuplotもめんどくさいことには変わりなく、
海岸線付近の微妙な変化が見えずらいです。
そのため、境界付近は白にしてごまかしています。
参考までにgnuplotのスクリプトを
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set pm3d
set dgrid3d 50,50
set hidden3d
unset key
set view 30,40
set terminal postscript enhanced color landscape
set output "hwi.gnu.ps"
set palette defined (-6000 "blue" , -100 "white" , 3500 "green")
splot "hwi.20min.xyz" u 1:2:3 w l
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loadして使ってください。
で、これは本当にやりたいことの前段階でしかないのです。
これを元に、立体模型を作りたいのですが、
粘土か、ストローを使って、縦方向の落差を表現したいのです。
そのためにデータを500mで区切るか、200mで区切るか、
あるいは、全データをスケールに合わせて切るか、
頭を悩ましているところです。
時間を考えると、500mにして高さを20種類ほどで区切って
スケールに合わして切ったストローを1本ずつ立てていくと
それなりのものができそうですが、
作業量が多いし、材料費もかかりそうで、
う~、実際に手を動かすまでにはいかないです。