ぱおんの小部屋

水郷爆釣隊隊長のひとりごと…

小塚原の首切地蔵

2024-05-21 07:00:00 | Weblog
「うわぁーーーーーー⁈」
ゴッチ先生が叫び声を上げた。地下鉄日比谷線の電車の中、南千住駅に近付いた時のことである。もう20年以上前のことになる。
ゴッチ先生を驚嘆させたのは巨大な地蔵尊の姿だった。それが、この延命寺の首切地蔵だ。

最近、ボクはYouTubeで「小田急タイム」というチャンネルをよく見ている。昔の日本の白黒写真をAIでカラー化し、現代の風景と比較する動画チャンネルだが、これがなかなか面白い。ボクが東京に出てきた頃、生まれた頃、あるいは昭和の初め、大正、明治、幕末と、その頃と大きく変わった景色、ほとんど変わらない史跡など、時の流れを感じられて興味深い。
そこに延命寺が出てきた。

江戸三大刑場。
鈴ヶ森刑場はよく知っている。昔、肝試しに行ったこともある。しかし、他の二つは?
その二つのうちの一つが、この延命寺の場所、小塚原の仕置場だったのだ。動画で紹介されていた。首切地蔵や延命寺は刑死者の供養のために建てられたものなのだ。動画に出てくる写真で見ると、明治期と何も変わっていない。

それで興味を持ち、近くでよく見てみようと、仕事で南千住を訪れた機会に立ち寄ってみたのである。駅から徒歩1分とかからない至近だった。

小塚原の首切地蔵、今も昔と変わらぬ姿だが、2011年の東日本大震災では左腕が落ちるなど、大きな打撃を受けたという。関東大震災も耐え抜いた地蔵だったそうだが・・・
今では修復されているように見えるけど、どこにも修復完了とは書かれていないから、もしかしたら、まだ応急処置をしただけなのかも知れないな。

今度調べて、修復がまだだったら、浄財を納めに行くとしよう。一口500円だから気軽に納められるからね。

コメント
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