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霞ヶ浦のホームページを覗くと、すでに水温が7度前後であることに気付く。しかも、グラフを確認すれば、水温が上昇傾向にあることも見てとれるだろう。
これはおかしい。
霞ヶ浦は例年、一月末に最低水温を記録し、その水温は3.5~4度程度である。そして、二月になると水温上昇が始まり、二月末で7度前後、三月末で12度前後、四月の終わりに16度に達する。
それがもう7度である。というか、7度までしか下がらなかったのだ。
今年は春の訪れが早くなるのだろうか? それならば嬉しいことなのだが、ちょっとした不安もある。
ヒロ内藤が以前に水温について話をしていた時に、14度がマジックナンバーだと言っていた。
春には、14度になるとバスは大挙してシャローに上がってきて、秋には逆にディープに向かう。その目安となる水温だというのである。
なるほど、経験からいっても、ほぼそんな感じである。
だが、14度が絶対値なのかといえば、ヒロはこんなことも言っていた。「その水域の最低水温プラス摂氏10度」と。
水は不思議な物質で0度から4度の間は温めると縮む。つまり4度の水が一番比重が重い。したがって、冬になり水温が下がってくると、底の方には4度の水が溜ってくる。表面が凍っていても、底の方は4度なのである。
これで14度がマジックナンバーなのが分かった。ある程度の水量があれば、氷結する程に冷え込んでいても、底の方は4度であるから最低水温は4度。4度プラス10度だから14度でシャローに挿して来るわけである。
また、野池の春が早いのもこれで分かる。
もともと野池は水量が少なくて温まりやすい傾向にあるのだが、水量が少ないために底の方まで冷え切ってしまい、もしかしたら最低水温が4度よりも低いのではないだろうか。例えば水温が2度まで落ちてしまう池があるとすると、2度プラス10度で12度になるとバスがシャローに挿すのではないか。
そのように考えてくると、今年の霞の最低水温7度が孕んでいる危険性に気が付くだろう。
もしかして17度になるまでバスはシャローに入ってこないのか? 水温17度といえばゴールデンウィークの頃である。それまで本格的なシーズンインにならないとしたら…?
何という恐ろしい話だろうか。
しかしまぁ底の方には4度の水が溜まっているかもしれないしィ~。
その水域の最低水温というのが、バスが今までに経験した最低水温なのかもしれないしィ~。
今まで暖冬のシーズンでも、そんな遅くまでバスが上がって来なかったなんて年もないしィ~。
何とかなるのかな!?