ぱおんの小部屋

水郷爆釣隊隊長のひとりごと…

新宿

2024-05-22 07:00:00 | Weblog
日曜日、嫁が新しい眼鏡を買うというので新宿へ行った。東口の和真である。眼鏡専門店。安物ではない。ちゃんとした眼鏡だ。
これがまた視力の検査などに時間がかかって、1時間ほど待たされた。ただ待っているのは辛かった。

眼鏡購入後は西口へ行ってみる。

小田急百貨店が完全に無くなっていた。その横の京王百貨店は健在。京王は例の本物の駅弁大会が開催される百貨店だが、非常に思い入れのある店である。大学時代に7年間も京王でバイトをしていたからだ。

バイトといってもレジを任されたりしていたのだからタダのバイトではない。出納、精算、仕入発注、接客、包装、発送、棚卸、果ては着ぐるみショーから金魚すくいまで、あらゆる仕事をこなしていた。

特に京王の正面玄関前でやっていた稲村ジェーンとのタイアップイベントは印象深い。毎日毎日エンドレスで「真夏の果実」を流しながら、タカラのミュージ缶(音センサーで動くバドワイザーの缶)を売っていた。翌年の夏は「ネオブラボー」でフラワーロックを売っていた。

小田急のビルが見える京王百貨店の玄関前には、熱い放射で揺れる人影が延々と続いた。今もこの胸にあの夏が巡っている。

小田急百貨店から駅前広場を隔てて向かい合っていたスバルビルなども取り壊されていて、新宿西口の景色は一変している。ボクの青春の新宿は無くなり、これからまた新しく生まれ変わろうとしていた。

コメント
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